自信は吃音をよくするセンターピン!不安が強い吃音のある小学生男子の自信を育ててチャレンジに導く関わり術

お家で吃音をよくする対応
好奇心旺盛でいろんなことに挑戦したい気持ちでいっぱいなのに、いざとなると動けなくなる吃音のある小学生男子に悩まされているお母さんはいませんか?彼らのやる気を自然と引き出しさらに自信までつけてあげられて、吃音もすーっと良くなっていく方法をご紹介します!
 

吃音のある小学生男子が本当はやりたいことなのに動けなくなる原因は「〇〇不安」

「行ってみたい」「やってみたい」ことはたくさんあるのに、いざやろうと思うと「やっぱりやめる」と言いはじめ、やめてしまうというお悩みありませんか?
 
 
やってみたいと言ったらから連れてきたのに、いざやってみようとなると「やめる」と言われ、
 
 
「せっかく連れてきたのに…。」とがっかりしてしまったり、「なんでだろう?」と悩んでしまうこともありますよね。
 
 
実はこれには予期不安が関係しています。
 
 
予期不安とは、先のことに対してまだ起こっていないのに、「失敗するかもしれない」「うまくいかなかったらどうしよう」という不安で頭の中がいっぱいになってしまうことを言います。
 
 
お子さんの好奇心にストップをかけてしまっているのはまさにこの予期不安です。
 
 
 
 
「やってみようかな?」と思っているのに、すぐに頭の中が不安でいっぱいになってしまい「やっぱりやめよう」と諦めてしまうのです。
 
 

行動力を引き出す対応が吃音をよくするために重要なワケ

予期不安を乗り越えてでも行動する方を選ばせたいのには2つ理由があります。

 

 

1つは、行動すると、脳を使う範囲が広く、深くなるので、新しい脳の神経ネットワークが繋がれて、脳の発達が加速するからです。

 

 

 

 

もう1つは、脳のネットワークが強く太くなると、その行動は素早くスムーズになり、脳が強くなるからです。

 

 

吃音は、どもるかどうかだけではなく、日々の生活の中の予期不安でも症状が強くなります

 

 

そのため、日常的に予期不安が減るということは、吃音の症状を悪化させる要因も減り、吃音改善への近道になるからです。

 

 

また、行動力をあげて様々な経験をすることで、自分にもできたという成功体験を積み重ねるチャンスが増え、自信をつけていくことができるのです。

 
 

やめようかなの気持ちをやってみたいに変える声かけのポイント

わが家にはノリはいいのに敏感なハートを持つ6歳になる小学生の息子がいます。

 

 

やってみたい気持ちは人一倍ある好奇心の強いタイプなのですが、いざとなると不安が強くなり、はじめからやらない選択をすることが多いことに悩んでいました。

 

 

ある時一緒に買い物に行った先で、「お店から走って家に帰ってみようかな?」と好奇心を発揮するアイデアを思いついたのです。

 

 

 

 

ワクワクしながら教えてくれました。

 

 

そう言ったもののすぐに「道わかるかな?家までつけるかな?できるかな?うーん。できないかも、、、。」と言い始め、やりたい気持ちで輝かせていた目がだんだん不安な気持ちに覆われて曇っていき、やりたい気持ちがどんどんと薄れていくのがわかりました。

 

 

やりたいと教えてくれたことは一緒に楽しみながら応援してあげたいと思っていましたが、これまでにもやっぱり辞めるという決断を間近で何度も見てきたため、「不安な気持ちも経験したけれど挑戦して楽しかった!」という経験にすることで、チャレンジする方を選べるようにしてあげたいと思っていました。

 

 

そこで、発達科学コミュニケーションの「自信を育てる声かけ」を活用して、息子のやる気の芽をつないで、無事に家まで走って帰ることに成功しました!

 

 

「やった〜!」とキラキラした笑顔の先に、「できた!」という自信がみられました。
 
 

不安の強い吃音のある小学生男子がチャレンジできるようになる方法2選

予期不安で消え入りそうになった息子のやる気を繋ぐために私がやったことは2つです!

 

 

①安心できる範囲を見せる

どこまでなら安心して帰れるのかを息子と話しながら確認しました。

 

 

今いる場所から見えている場所までなら安心してチャレンジできることがわかったので、その場所まで私が車で先に行き、駐車場で待ち見通しを持たせるようにしました。

 

 

息子は、「その場所ならわかるから大丈夫」と自信満々に走ることができました。

 

 

ゴールを本人の「できそうな気がする」と安心できる範囲に分解したことで、息子も行動することができました。

 

②できた範囲を肯定して自信をつなぐ

待ち合わせのところまでこれたらハイタッチをして、一緒に喜びあいました。

 

 

嬉しい気持ちはあるものの、疲れも感じていたので、次のゴールまで走り切れるかまた予期不安が襲いましたが、息子がここまでなら行けそうと無理のない範囲を次のゴールに設定することで、

「途中で疲れたらどうしよう?走りきれるかな?やめようかな?……。うーん。やっぱり走る」

チャレンジを続けることができて、最終ゴールである家まで走り切ることができました。

 

 

やってみたいけれど、やれないかもしれないと不安になってしまうのは「できそう」という見通しが持てないことが原因です。

 

 

「できそう!」という見通しをもたせてあげるために、安心できるところ心配になってしまうところの境界線を見つけ、安心できる距離で分解し、スモールステップにすることで「これならできそう!やってみよう!」と動き出すことができたのです。

 

 

スモールステップに分解することで、できた!という成功体験をその都度脳に届けることができるので「できたね!」という声かけで自信を育み、次の行動へのモチベーションに繋げていくことができるようになります。

 

 

たとえできていないところがあったとしてもあえてその部分には触れずできていることのみを思い切り肯定する声かけをすることで、自分ならできるという自信が育っていきます。

 

 

ママが一緒に喜んでくれるというのが子どもの脳にとっては何よりも嬉しいご褒美です。

 

 

そのご褒美がしっかり伝わるように、笑顔でハイタッチをするなど、スキンシップも一緒に届けてあげます。

 

 

 

 

できた!を積み重ねていくことで、予期不安が起こっても、「この前うまくいったから大丈夫」自分で気持ちを立て直せるようになります。

 

 

そのために大切にしたことがあります。

 

 

それは本人がやめようかなやろうかなと迷っている時には、口出しせずに待つと言うことです。

 

 

親心としては、ついついチャレンジして欲しいからこそ「大丈夫大丈夫、やれるよ!頑張ろう。」と声をかけてしまうこともありますよね。

 

 

この声かけは吃音のある小学生男子の中から出てきたやりたい!の気持ちにプレッシャーを与え不安を増幅させる声かけです。

 

 

不安でごちゃごちゃしている頭の中自分で整理しようとしている時に、「頑張ろう!できるよ」とプレッシャーをかけられてしまうと、やめておいた方が失敗しなくて済むし今すぐ安心できる「やらない」を選択させてしまいます。

 

 

お子さんをよくよく観察し、安心できる境界でスモールステップの区切りを見つけ、提案してあげること、不安でいっぱいになっている頭を整理する時間を確保してあげることで、落ち着いて自分のペースで考える事ができるので、チャレンジする方を選ぶ事ができるようになっていきます。

 

 

自分で考えて決められたという自信もつけてあげることができ、次のチャレンジにつながります。

 

 

そして、自分で決められる、自分で決めたことが思ったようにできた!という経験が、どもっても話したいという自信に繋がり吃音を落ち着かせてくれました。 

 
 
執筆者:こじま さとこ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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