夕方って、
一日が終わりに近づいて、
ママの体力も気力も
ほとんど残っていない
時間ですよね。
そんな時に、
Tさんの家では、
1歳の下の子がぐずり
始めていました。
抱っこしても泣く。
置いたらもっと泣く。

ようやく泣き止ませて
家事に取り掛からうと
下の子から離れて数分後、、、
5歳の上の子が下の子を
強く押し倒した姿が
キッチンから目に入りました。
「え?」
と驚いた瞬間、
次に目に入ってきたのは、
上の子が下の子を
パシッとぶつ瞬間でした。
下の子が
「オギャー」っと
また泣き出す。
Tさんは、
「なんでそんな
ひどいことをするの?
信じられない!」
とかけより、
上の子の腕をきつく握って
乱暴に下の子から
引き離していました。
Tさんは、
上の子を責めるように
目つきになるのを
止めることができませんでした。
けれども、同時に、
胸の奥が
ぎゅっと痛くもなる。
「また怒ってしまった」
「私、何やってるんだろう」
「本当は優しい子なのに…」
この一瞬の葛藤、
経験したことのあるママ、
少なくないと思います。
Tさんは、
以前はここで
自分を止められませんでした。
怒鳴って、
泣かせて、
夜になってから
一人で自己嫌悪。
けれど、
Nicotto講座で学んだあと、
この“あの瞬間”が
が変わりました。
Tさんが
まず気づいたのは、
「これは
上の子が悪いんじゃない」
ということ。
発達科学の視点で見ると、
この場面は、
✔️ 下の子の泣き声
✔️ 一日の疲れ
✔️ママが下の子にべったり
✔️ うまく言葉にできないモヤモヤ
が重なって、
上の子の脳が
もう限界を
超えている状態
でした。
つまり、
この瞬間の脳は、
考える前に
体が動いてしまう。
「ダメ」と言われても
止まれない。
そんな状態だと
頭で理解することが
できたのです。
ここで
叱ったり、
理由を説明したりすると、
どうなると思いますか?
子どもの脳は、
さらに混乱して、
不安と緊張が
一気に高まり、
よからぬ方向へ行く。
だから、Tさんは、
“行動を止めさせる前に”
脳を止めることを
最優先にしました。
思わず上の子が下の子に
手を出してしまった瞬間、
静かに近づいて、
上の子の手を
そっと包みながら、
低い声で、
短く、
「なんか嫌だったんだね」
と言った。
ただ、それだけ。
説教もしない。
正しさも伝えない。
まずは、
脳に安心を届ける。
すると、
上の子の体から
力が抜けていき、
泣きながらも、
その場に座り込み
素直さがふわっと
顔を出しました。
「僕もママに抱っこ
してもらいたかったんだ〜」
と気持ちをことばで
表現してくれました。
Tさんは、
ここで初めて気づきました。
私がもう少し余裕があって、
上の子もギュッとしてあげてたら
そもそもこの子は
手を出すことはなかったんだ。
さらに大きな
気づきになったのは、
手を出すことはよくない、
と正しさを怒りながら
教えるよりも、
「怒らなかった私」の方が、
自分自身も子どもも
ずっと楽だったことに。
この瞬間、
子どもより先に、
Tさんの脳が変わり
始めました。
「抑えなきゃ」
「我慢しなきゃ」
ではなく、
「今は、
安心が先」
という
価値基準が
体に入ってきた感覚。
こうした
“爆発しそうな一瞬”が
毎日の中で
少しずつ減っていくと、
子どもの脳に
積み重なっていた
ストレスが減っていきます。
すると、
脳のコンディションが整い、
そもそも
どもりにくくなる。
Tさんは、
発コミュを始めて
気持ちをことばで
表現できるようになった
5ヶ月頃から、
ピタッとどもらなく
なりました。
吃音の改善は、
こうした
日常の小さな分岐点の
積み重ねで
起きていきます。

