吃音×発達凸凹キッズの好き嫌いに使ってはいけないNGな言葉

脳を育てる

 

先日、中華料理店に

娘2人と実母を連れて

行ってきました。

 

オムライス好きの次女が

天津飯を食べて、

「おいしくない」

食べられなくなったのをみて、

 

 

 

祖母は何度も

おいしいよ

食べてごらん。

大好きな卵だよ。」

 

「おかしいね。

オムライスはあんなに

好きなのに、

この卵もトロトロで

おいしいんだよ。」

 

絶対好きな味だから

もっと食べて欲しいな。」

 

なんとかして

天津飯を好きにさせよう

言い続けていました。

 

 

私は心の中で

「黙って〜」と願い、

目で合図を送りましたが

祖母は気づきません。

 

 

この祖母の言葉は娘を

否定する表現のオンパレード

なんです。

 

祖母の中でオムライスも

天津飯も同類項なのかも

しれません。

 

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(見た目は確かにね…^ ^;)

 

ですが、娘からしたら

味付けも全く異なる天津飯は

オムライスの同類項ではないんです。

 

おいしいか、

おいしくないか、

は、感覚の問題です。

 

他人の感覚や価値観で

変えられるものではありません。

 

むしろ、その感覚を否定する

ようなことを言われ続けると、

「わかってくれない」

というネガティブな感情を

生み出してしまいます

 

 

娘が「おいしくない」と

今感じるのであれば

おいしくないんです。

 

味覚は発達していくので

いつかおいしい!と感じる日が

くるかもしれません。

(*嫌いな理由にアレルギーが
隠れている場合は
変わらないこともあります)

 

でも、それは今ではないんです。

 

おいしくないものを

食べ続けるのは苦痛です。

 

好きなものを好きなだけ

食べさせる私の子育てスタイルは、

「甘やかしている」

と批判されることもあります。

 

ですが、

好き嫌いがあるあなたも

どんな姿もいいんだよ、

と子どものありのままを

受け入れる、

というのはこんな日常の中にも

あると考えています。

 

もし、祖母と食事をするたびに

毎回、あのようなことを言われると、

 

「ばぁばと食べると

うるさく言われるから

いやなんだよね〜」

 

と記憶されてしまい、

祖母との食事は

苦い記憶になってしまいます。

 

それよりもみんなで楽しく

食事をした記憶をいっぱい

刻んであげた方が、

 

食べる楽しさや喜びの

感覚が育ち、

食べることへの抵抗が

なくなります。

 

そうすれば味覚の発達と共に、

「天津飯ってこんなに

おいしかったんだ〜!」

と気づく日がいつか来ます。

 

 

食べ物の好き嫌いは悪い、

というしつけも大事かも

しれませんが、

それを育てるのは焦らなくても

いいのではないかと思います。

 

 

子どもの脳にどんな記憶を

刻みたいか、

後々どんな大人に

なってもらいたいか、

 

祖母とのネガティブな記憶、

食事のネガティブな記憶

抱かせたままでいいか、

 

そんな視点で考えると、

どんな対応がよいかが

自ずと出てくるのではないかと、

と思います。

 

あとから祖母にこのことを

説明したら、

自分との食事の時間が

嫌な記憶になってしまったのでは

ないかと気づき、

ひどく落ち込んでしまいました。

 

これからは孫が、

食べられないものではなく、

食べられたものに目を向け

声をかけてもらえると、

 

もっと楽しく食事ができて、

記憶の上書きができることを伝えて、

元気を取り戻しました。

 

子どもの「おいしくない」に

「おいしいから食べてごらん」は

こどもを否定することになること、

ぜひ、おさえてほしいな、

と思います。



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