探し物が苦手な吃音×発達凸凹キッズに育てたい2つの力

脳を育てる

 

 

ハサミを使おうとした時、

いつも置いてあるところに

ないとイラッとしませんか?

 

「ハサミ使った人!

元のところに戻して!」

 

って言いたくなりますよね。

 

人って思った通りにならないと

ちょっとしたことでも

イラッとするものです。

 

吃音×発達凸凹キッズは

そんなことが毎日起こります。

 

スラスラ〜っと話そうと

思っても話せないイライラ

 

おもちゃで遊ぼうとしたけど

おもちゃが見つからないイライラ

 

そんなことで毎日

イライラを募らせています。

 

そんなイライラが

吃音の症状に影響するので、

 

「できない」を「できた!」

に変えてあげることは

彼らにとってとても大事!

 

そこで、失くし物が多くて

探し物が苦手な発達凸凹キッズの

失くし物を減らして、

 

物探しのストレスを軽減するために

脳のある機能を発達させて

いただきたいと思います。

 

まず一つ目は「見る力」

 

そもそも探し物をしていて

「ママ、あれどこ?ないよ〜!」

と言っているけど、

 

あなたの目の前にありますよ…

ってことないですか?

 

見る力の発達がゆったりの子は

視力の問題ではなく、

 

光の違いで物の見え方が変わったり、

奥行きを見分けたり、

動きながらものを見る力が

弱い場合があります。

 

そんなお子さんは、

ビジョン・トレーニングで

見る力を発達させると

だんだん探し物が上手になっていきます。

 

では、見る力は発達しているけど

見つけられない子に

何の力が足りないか?

というと、

 

想定する力です。

 

「最後に見たのはここだった。

ここにないとしたら、

どこだろう?」

 

「ここに本が

積み上げられているけど、

もしかしたらこの下に

あるのかな?」

 

いろいろな可能性を

想定して思考をめぐらすことが

弱くて見つけられないことが

あります。

 

探し物が苦手なタイプの子は

この力が弱いことが多い!

 

そしてすぐに救済カードである

ママを使ってしまいます。

 

「ママ〜!

 〇〇がない〜!

 どこやった〜?」


(なんなら見つからないのは
 ママのせいになることもしばしば)

 

探し物が始まった時に

「本の下にない?」

「カバンの底は?」

「自分の部屋の机見た?」

 

などママが想定する場所を

教えて想定力をつけるのも

ありなのですが、

 

そういう時って

子どもの頭の中は、

 

「めんどうくさい!

 早くママが見つけてよ!」

 

ってモードになっていることが多く、

嫌がることも多いはずです。

 

 

ですから、日頃から物事の結果は

一つではないこと

いろんなパターンが予想されること

会話の中に散りばめておきましょう。

 

例えば、

母:牛乳があと少しでなくなりそう。
 明日は買い物に行く暇がないから
 牛乳ないかもよ。

子:え〜やだ〜。牛乳飲みたい。

母:ママが買い物にいけないとしたら
  どうする?

子:パパに買ってきてもらう。

母:いい考えだね。
  パパに頼んでおこう!
  もしパパが買ってくるのを忘れたら?

子:忘れないようにメールする。

母:それもいい考えだね!
  それでも忘れたらどうしよう…

子:最悪〜。
  その時はあきらめるか〜。
  その代わりジュース飲んでいい?

母:そうだね。残念だもんね。
  その時は仕方ないね、いいよ。

 

といった具合に

お互い時間と心の余裕がある時に

思ったと通りに展開しなかった場合の

Bプラン、Cプランを考えて

思考力を育てておきましょう

 

完璧主義の子などにも

思考の柔軟性を育てる上で

有効ですので、

ぜひやってみてくださいね^ ^



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