吃音のある小学生がさっと就寝準備に入れるようになるとっておきの方法

お家で吃音をよくする対応
就寝時間になっても「まだ遊びたい!」と切り替えられず、親子でイライラしていませんか?吃音のある小学生にとって、切り替えがうまくいかないのは、わがままではありません。 就寝前のイライラが、安心して眠れる時間に変わる関わり方をご紹介します。
 

遊びたい気持ちが強くなかなか就寝準備に入れなかったワケ

 もう就寝時間なのに、なかなか準備に入れない姿を見ると、ついイライラしてしまうことはありませんか?
 
 
「もう寝る時間だよ」と声をかけても、「まだ遊びたい」と聞く耳を持たず、 怒り出したり言い合いになり気持ちが高ぶってしまうことでかえって眠る体勢に入れず、寝るまでに余計に時間がかかってしまうこともあります。
 
 
吃音のある小学生は、日中に感じた、緊張・嫌だったことうまく話せずに悔しく感じたことなどのネガティブな感情をそのまま持ち帰りやすい場合があります。
 
 
 
 
 
家に帰ると、そのストレスを解消したくなり、遊びやゲームで脳をリラックスさせようとします。
 
 
つまり、「まだ遊びたい」は、わがままではなく、イヤだった気持ちを発散したいサインのことがあります。
 
 

家で過ごす時間で唯一ストレス解消になっていたのが遊びの時間だったという真実

家に帰ってからも、吃音のある小学生はとても忙しくやらなくてはいけないことに追われていることがあります。

 

 

宿題や習い事、夕飯に翌日の準備などやることでいっぱいです。

 

 

さらにその途中で、宿題の間違いを指摘され、食事のマナー好き嫌いを注意されることもあります。

 

 

何も言われずに、思いきりリラックスできる時間は「遊びの時間」になります。

 

 

 

 

また、睡眠時間が短いと成長に影響するのでは不安になったり、しっかり寝てリラックスできると吃音もよくなるかもしれないというママの思いから私自身も、寝る時間に強くこだわっていました。

 

 

10分遅れた、20分遅れたと時間通りに寝かせられないことイライラし、 宿題などのやるべきことを早くやらせて、早く寝かせることを考えてばかりになりがちです。

 

 

ですが、慌てて寝かせても、ストレスを解消できないまま眠ると翌朝も疲れが残り「もう朝か…学校だよね」と登校への意欲も下がっていきます。

 

 

さらに就寝前のバトルが続くと、子どもは“夜が嫌な時間”だと感じるようになります。

 

 

だからこそ、寝る前の過ごし方を整えることは、脳がほっとできる時間につながり、吃音を落ち着かせるためにとても大切なのです。

 
 

楽しい時間も就寝時間も大切にしたい私が葛藤やイライラになってしまっていた過去

我が家には吃音のある息子がいます。

 

 

私は吃音のある子を育てながら、発達科学コミュニケーションを実践してきました。

 

 

息子は楽しいことが大好きで、就寝時間になっても「もっと遊びたい」とたびたび怒り出す様子がありました。

 

 

「寝る子は育つ」という言葉を大切にしていた私は、「早く寝かせなきゃ」就寝時間にとてもこだわってしまっていました。

 

 

しかし息子は学校でも、家に帰っても頑張り続けストレスを解消する場を持てないまま翌日を迎えていました。

 

 

そのことに気づかず、寝る時間ばかりを優先していた私は、息子の「遊びたい」というサインをただのわがままとして見ていたのです。

 

 

 

 

就寝準備のことで度々言い争いになってしまっていたため、このままでは良くないと思い、発達科学コミュニケーションの安心できる関わり方を取り入れ、寝る前の遊びを減らすのではなく息子にとって”必要としている大切な時間“として整えることにしました。  

 
 

穏やかな気持ちで寝るために役に立つ遊びが眠りも吃音も良くする3ステップ

就寝までの時間をリラックスできるものにするために吃音のある小学生の息子に私がした3ステップを紹介します。

 

 

帰宅後のストレスを減らす関わり

遊びの時間を確保する前に、帰宅後の時間そのものがストレスにならないよう意識しました。

 

 

宿題や翌日の準備では「できたこと」に目を向け、肯定しできていないことへの注意を減らし、必要な場合は手伝うようにしました。

 

 

すると、帰宅後の緊張が下がり、遊びの時間が短くても満足できるようになっていきました。

 

 

楽しい会話を増やす

帰宅後の会話時間を丁寧にとることで、「嫌だったこと」だけでなく、「できていたこと」にも気づけるようになりました。

 

 

 

 

遊び始める前の時間でネガティブな記憶を一緒に解消できるようになると、遊びの時間そのものもより楽しめるようになりました。

 

 

寝る前の“最後の遊び”を習慣にする

就寝前の合図として、家族みんなでボードゲームをする時間を取り入れました。

 

 

UNO、トランプ、すごろく、ドンジャラなど、子どもたちが選んだゲームを 2回だけやって休むことを習慣にしました。

 

 

この流れを決めたことで、「もう寝る時間!」と注意しなくても、自然と休む準備に入れるようになりました。

 

 

家族で一緒にお互いの顔を見ながら遊ぶことで、より絆が深まり勝ち負けにこだわりすぎず楽しむ経験も積めました。

 

 

短くても、安心して楽しめる時間があることで、吃音のある小学生である息子の気持ちが少しずつ軽くなっていきました。

 

 

ストレスが下がると、就寝前の切り替えがスムーズになり、その様子とともに吃音も落ち着いていきました。

 

 

就寝時間にうまく切り替えられないときは、「早く寝かせる」よりも、 “どう安心して眠れるか”に目を向けてみるのもひとつの方法です。

 

 

その積み重ねが、穏やかな夜と、吃音を落ち着かせる土台をつくっていきます。

 

 

就寝前に楽しい会話楽しく遊ぶ時間を取り入れてみませんか?  

 
 
執筆者:こじま さとこ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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