子どもの吃音がス〜っと消えて、
一安心していたところ、
急にまたぶり返してきた!
となると動揺しますよね。
この動揺というのを
体験したことのある方は
わかると思いますが、
はじめて吃音に気づいた時の
動揺とはまた違って、
さらに深い動揺を感じる方が
多いようです。
私もまさにそれでした!!!
娘は3歳になる頃から
吃音を発症し、
1年ほどは
音の繰り返しの連発と
音の引き伸ばしの伸発
ばかりで、
どもったり吃らなかったりを
繰り返していましたが、
どもりながらも
おしゃべりが大好きで
よく話していたので、
私も、
「よくなるかもしれない」
と期待を持って様子を
見ていました。
ところが、
発症2年目に入ってから
詰まって声すら発することが
できない
難発
という症状が出てくると、
様子は一変しました。
難発がでる時に、
腕をブンブン振り、
顔の半分だけ引き攣らせる
随伴症状
も出始めたため、
耳にも目にも症状が
目立つ子になりました。
その結果、
私は見ているのも辛くなって
目を背けたり、
動揺する表情を
見せたくなくて
背中を向けてしまったり、
してはいけない、
ということを日常的に
するようになりました。
そこから、
いろんな治療法を試しましたが、
なかなかよくならず、
最終的に発達性吃音を
治すにはこれだ!
といのを見つけ出しましたが、
そこからが第二の生き地獄が
スタートしたんです。
吃音がス〜っと消えて
嘘のようにスラスラ話す娘と
数日過ごした後、
何かのきっかけで
急にまた症状が悪化するのです。
この頃の私の心は
まさにジェットコースター!
「わ〜!嬉しい!感動!
スラスラ話してる!」
と思っていたら、
急に症状が出てきて
親子で突き落とされます。
娘もさすがに気づくので、
不安そうな様子を見せます。
吃音も気になるし、
不安な表情の娘を
みているのも辛いし、
自分の力のなさに
落ち込んでばかりでした。
この頃は情緒不安定だったようで、
気を抜くと涙が出る、
という時がありました。
ある時は、
通勤電車の中で
涙が止められなくなって、
恥ずかしい経験をしたことも
ありました。
何が言いたいのか、
というと、
よくなる過程には
大きな波を体験する子がいます。
発症して間もないお子さんの
波は小さかったり、
波が来そうだな、
とわかれば対応次第で
すっと落ち着かせることが
できますが、
娘のように症状が強い子、
発症して年数がある子は、
この波が激しくなることが
あります。
けれども、
吃音の症状に
引き込まれないでください!
当時の私は、
誰にも頼ることができず、
1人で娘の吃音と向かっていました。
だから私が情緒不安定になり、
娘の吃音の波をつく出して
しまっていたことがありました。
みなさんは、違います。
不安になったら、
このメルマガを読んでください。
または私の講座を受講して、
同じ悩みを持つ仲間と共に
学びながら気持ちを強く
もってください。
この波の時期は、
吃音がぶり返した時に
注目してしまいがちですが、
スラスラ話せている時期が
あることに自信を持って
気持ちを強くしてください。
流暢に話す脳の
ネットワークが
育ってきている証拠
になります。
そこを信じるんです。
脳には成長するメカニズムが
あります。
流暢に話すネットワークが
強く太く育てば、
次第にそちらのネットワークを
使って話すようになり、
どもらなくなっていきます。
波が来たら、
「あ、来たな。
相手にしないぞ。
さっさとどっかに行っちゃえ!」
とサラリとあしらってください。
その時期は、
子どもの話し方以上に
話している内容に注目し、
子どもがしている行動に注目
して声をかけていきます。
どもっている時期に、
どもっていることよりも
自分のいいところに
たくさん注目してもらえた!
となると、子どもの意識も
変わっていきます。
安心できる環境で、
自分の良いところを見つけて
自信が積まれていくと、
吃音はよくなっていきます。
今、お子さんの吃音の
ぶり返しに心が折れそうに
なっている方!
大丈夫です!
あなたは1人ではありません。
私のような経験はしなくていい。
吃音の波は軽くあしらって、
お子さんの本質を見るママに
なりましょう!
本質とは脳です。
人の脳は一人一人違います。
お子さんの強みを育てて、
吃音の悩みを終わらせましょう!