不安を解消
今朝、起きると
寝袋や衛生用品、着替えなどが、
玄関に1番近い部屋の一角に
揃えて準備されていました。
誰がしたのかというと、
不安の強い長女でした。
九州の地震の後、
テレビをつけると、
津波警報の地図が表記され、
「あれ(地図)ヤダ。
(テレビ)消して。」
と目をつぶり、耳を塞いで
拒否していました。
私としては
オリンピックも
観たかったのですが、、、
テレビフレームの端には、
南海トラフ「巨大地震注意」
と、ずっと明記され続けています。
これは無理だ…
とテレビをつけることを
諦めました。
娘は、それ以後、
1日に何度も、
「怖くなってきちゃった。
考えたくないのに
最悪の事態を考えちゃう。
地震が来たらどうしよう。
大丈夫かな?」
と確認に来ます。
みなさんのお子さんは
どんな様子ですか?
小さいお子さんは、
もしかしたら、
怖がる様子もなく
過ごしている
かもしれません。
けれども
一見大丈夫そうに見えて、
実は不安を感じている
ケースがあります。
吃音×発達凸凹キッズが
いつもよりも少し緊張している、
または吃音が増えている、
ということでしたら、
不安を抱えている可能性が
あるので、
対応してあげてほしいな、
と思います。
そのためにしてほしい対応法
3選をご紹介しますね。
1️⃣どうしたらいいか
子どもにわかる言葉で
伝える。
人は「わからない」
という状況に不安を
感じるものです。
どこかで地震のことを
見聞きしているので、
「何か大変なことが
起きているんだな」
と気づいていることが多いです。
けれども、きちんと
理解はしていない。
そうなった時に
わからないまま放置すると
勝手に妄想してしまったり、
誤解から不安を強くさせて
しまうことがあるため、
子どもにわかる言葉で
状況を伝える、
ということをします。
その時の重要なポイントは
安心できる情報と一緒に
セットで伝えるということです。
例えば!
「もし大きな地震が来た時は
家族で〇〇学校に行くよ。
その時、この荷物をもって
いくからね。
地震が落ち着くまで、
夜、何回かそこに
お泊まりするよ。
安全だってわかったら
お家に帰るからね。
それまでみんなと一緒に
いるんだよ。」
などです。
小学生以後になったら、
地震について一緒に学ぶ、
というのも一つです。
2️⃣一緒に安全対策をする
災害準備をしているかと
思いますが、
それをママ1人でするのではなく、
吃音×発達凸凹キッズたちと
一緒にします。
着替えや持っていくものを
準備しながら、
「こういう時のために
ティッシュを持って行こう」
「着替えはこういうものに
しよう」
「履き物はこの靴にしよう」
「食事はこれを用意しておこう」
などなどです。
準備をしながら、
具体的なシチュエーションを
想像させて予習をさせます。
本当にそんな事態になった時
こどもがパニックを起こし
にくくなります。
準備をすることで、
「これで大丈夫だね!」
と安心材料を手渡すことが
できます。
3️⃣気持ちをアウトプットさせ、
肯定の声かけを増やす
それでも不安が強い子は
しっかり気持ちを
アウトプットさせましょう。
不安などの感情は漠然と
しているため、
言葉で表現するのが難しい
かもしれません。
どんなに下手でも、
「他に何かある?」
「他には?」
「他には?」
とぜ〜〜〜〜〜んぶ
気持ちを吐き出させます。
脳はネガティブな情報を
ためこんでおくのが苦手です。
ネガティブな感情を
アウトプットすると
不安が落ち着く効果があります。
本人がスッキリするまで
しっかりアウトプット
させましょう!
そして、普段の行動を
しっかり肯定してあげて
ください。
「今の自分で大丈夫なんだ」
と思えるようになると、
不安の感情も和らぎます。
地震にしろ何にしろ、
吃音×発達凸凹キッズの
不安な感情は、
小さくても大きくても
放置していいものでは
ありません。
親子のコミュニケーションで
不安を軽減させ、
どもる頻度を減らして
あげましょう!