行動が遅い吃音の子どもが叱らなくてもスッと行動してくれるたった2つの方法

吃音
吃音×発達凸凹キッズにどんな声かけをしたら叱らなくてもスムーズに行動してくれるかな?と悩んだことはありませんか?そこで私が成功した2つのポイントをお伝えします!子どももママも笑顔で毎日を過ごせるようになると吃音がよくなっていきます!

行動が遅い吃音の子どもにイライラしていませんか?

私は小学2年生の吃音×発達凸凹キッズの女の子、
発達ゆっくりな年長の女の子、
2歳の男の子の3人のママです。

 

私は朝の子どもたちの行動に
毎度頭を悩ませていました。

 

「子どもの行動が遅い」

「なんで毎日のことなのに

わからないんだろう」

「また水筒出しっぱなし」

「ゴミ捨てない・・・」

 

このようなことで子どもに
イライラを感じているママは
少なくないかもしれません。

 

私の子どもたちは朝の準備が遅く、
朝ごはんを食べ終わったらソファにゴロン!
テレビを見ながら着替えるから
手や足が動いていない!など・・・
この様子を見ていて毎日イライラしていました。

 

なんで毎朝のことなのに
同じことを毎日言わないと
いけないのだろうと
朝からイライラが始まり、
ガミガミ指示だしやダメ出しが
必然的に止まらなくなる負のループ。

 

吃音の子はストレスに弱いので
怒ってはいけないのに・・・と自己嫌悪。
なぜかうまくいかない子育てに
私は自信がなくなっていました。

 

 

行動が遅い吃音の子どもの原因は脳の思考停止だった

娘の吃音が一向に良くならないことに焦っていました。

 

このままではいけないと思い
よく子どもたちを観察しました。

 

その結果、子どもたちは行動が遅いのではなく
次に何をしたらよいかがわからない
ということに気づきました。

 

つまり私がイライラ口調で指示を出していたので
脳が停止し何も行動に移せていませんでした

 

イライラ口調で指示しても
子どもの脳は恐怖で停止し何も身になっていません。

 

その結果、毎朝何を次にしたら良いかわからない状態に陥り
行動が遅い」という風に
見えてしまったということです。

 

 

吃音の子どもの行動が加速した、私が行った2つのポイント

このことに気づき私が実践したのは2つです!

アクションチャート

 

今の私には欠かせないツールになっています!

 

発達科学コミュニケーションには
アクションチャートという
やってほしい行動を
その都度指示しなくても
子ども自ら進んで行動をしてもらうワークシート

があります。

 

アクションチャートの目的は
行動を習慣化させること。

 

本来のやり方は、
・今当たり前に出来ている行動 2つ
・頑張れば、またはたまにできる行動 2つ
・指示が必要な行動 2つ

子どもの年齢や発達段階に応じて
3〜6つ書き出し
見える箇所に張り出します。

 

1つ出来たらポイント付与!
1週間行い、
ポイント達成したらご褒美がある♪
という夢のようなワークシートです。

 

ところが、ご褒美を買い与えるのをつい忘れてしまい
子どもたちからクレームが起こりました。
そこで私はアクションチャートを
こんなふうにアレンジしました!

 

通常は丸を描いたり
シールやスタンプを貼るのですが
私はお菓子作戦に変えました!

 

駄菓子屋に売っているような
小さいラムネを各項目に置いておきます。

ずっと同じだと飽きるので、
たまにサプライズということで
小さなチョコレートを置いておきます。

 

これが子どもたちにはヒット!

 

週末のご褒美より
毎日の小さなお菓子の方が合っていました。

 

褒め25%ルール

子どもが出来た時に
「出来たね!」と
100%褒めるのではなく
子どもが行動を開始した25%のところで
1番大きく褒める!
というものです。

 

アクションチャートで行動してくれるので
褒めるタイミングを逃さず肯定することが出来ます。

 

 

吃音の子どもの良い行動が加速!

以上2つを実践した結果、
子どもたちはやるべき事を
しっかり自分で組み立て取り組み

ご褒美としてYouTubeやゲームなど楽しんでいます。

 

きょうだいとの関わりも
大変良くなり仲良く遊んでいます。

 

吃音は目立つ話し方なので
まずはそこをなんとかしたいと思うママは多いです。

 

そこに注目するのではなく、
子どもの行動に注目しましょう。

 

生活スキルがまだ身についていないお子さんだったら、
まずはできることを増やしてあげましょう。

 

子どもが自ら行動し、
ママにガミガミ言われない環境が整えば、
子どももママも笑顔になり、
お家が安心できる環境になります。

 

子どもの吃音は、
穏やかな環境が整うだけでも落ち着いていきます。
まずは、行動できることを増やして
吃音がよくなりやすい環境を整えていきましょう。

 

 

執筆者:いわもとあさな
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

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