聞き分けがよくて
子育てが楽な
吃音×発達凸凹キッズこそ
要注意!というお話をします。
本来、子どもは好奇心の塊です!
「ワクワクする!」
という時に脳の活動は
活発になります。
興味のあることに
没頭している時こそ、
脳の神経細胞から
新しい神経繊維が誕生し、
ネットワークを構築
しているんです。
つまり!
脳が発達しています!
それを大人の都合で
没頭することを止めてしまうと
どうなると思いますか?
一見、大人の言うことを
聞いているので
「いい子」には
成長していますが、
・自分で物事を考える力
・好奇心に従って探求する力
・今世の中にはない独創的な
ものを創造する力
・自分の思いや感情を
自由に言葉で表現する力
などが育たなくなって
いきます。
では、なぜそんな聞き分けの
いい子が世の中に存在
するのでしょう?
本来、
子どもは好奇心旺盛なので、
大人に言われても
「やだ〜!」と
我を通すものです。
それを幼児期からしない子
というのは、
もともと持って生まれた
脳にそのような特性を
持っている、
という子が多いです。
つまり、
意識しなくても
人の顔色を見てしまう、
その場の雰囲気を
読み取ってしまう。
不穏な空気を嫌い、
安心できる雰囲気を
好む、
脳の特性です。
だから、
ママや周りの人が
イライラしたり、
困ったりしていると、
つい気を遣って
合わせてしまいます。
自分からそうしてるなら
いいんじゃない?
と思われるかもしれませんが、
そこが吃音のある子の場合、
大間違いなところです。
そういう気質が
吃音を悪化
させている原因
だからです。
本人もやりたくて
やっているわけでは
ないんです。
無意識でして
しまっているだけなので、
「本当はもっと甘えたい」
「本当はもっと遊びたい」
という想いを消化
しきれずストレスを
溜め込んでしまっている
ことがあります。
そのストレスが
吃音を増やしているので、
その子の周りは気分よく
過ごせていたとしても、
その子本人はいつも
わだかまりを抱えており、
吃音がいつまでも消えない
負のスパイラルに陥った
状態になってしまいます。
実は、このタイプの脳の子は
自分の感情と
向き合うのが下手
という子もいます。
自分の感情に気づいてしまうと
我慢するのがしんどくなります。
だから、自分の気持ちや意見を
聞かれると「わからない」と
なってしまったり、
「聞かないで!」と
聞かれることを嫌がる子も
います。
本当は、
自分の気持ちと向き合い、
自分はどうしたいのか、
自分との会話をする力を
育ててあげたいお子さん
なのです。
それができるようになると、
実はこのタイプの子は
最強になります!
周りの人の気持ちも
読み取る力が強いので、
自分の気持ち、
人の気持ち、
どちらも考慮しながら、
「じゃ、どうしようか」
と考えられるように
なるからです!
聞き分けのいい子の
根底には、
「(自分が)怒られたくない」
「(誰かを)怒らせたくない」
があるので、
怒られないためにする、
怒られないようにする、
という考えを一度、
ぶち壊す必要があります。
子どものうちは
多少人に迷惑をかけるぐらいが
本来はちょうどいいんです。
厳しいことを言ってくる
大人はいるかもしれませんが、
果たして、これは
生後数年しか生きていない
子ども達ができないと
本当にいけないことか?
という視点を持つぐらいが
ちょうどいいです。
マナーなどは少し後に
教えても全然遅くありません。
聞き分けのいい子だからと
ついつい厳しく
していないか。
事情を説明して
諭す行為をしすぎていないか、
今一度振り返って
みてください。
大人の都合通りに
動いてくれたからと言って、
必ずしもスッキリ
気持ちよく動いている
とは限らないこと。
子どもなりに考えて
気を遣っての行動が
隠れていることを
知っておきましょう。
その上で、
小さい時から
自分の気持ちや意見、考えを
言葉に出す練習を
してあげましょう。
どんな練習をするか
2つお伝えしますね!
1つ目は、何かする時、
ママやパパが決めるのではなく、
吃音×発達凸凹キッズの
意見を聞いてください。
何を聞いても
「わからない」と
応える子の場合は、
選択肢を与えます。
・公園とお買い物どっちがいい?
・公園とお買い物どっちが先がいい?
・お鍋とカレーどっちがいい?
・ママのお洋服どっちが似合う?
などなどです。
重症の子はこれらの質問にも
応えられないお子さんがいます。
「わからない」
「ママが決めて」
となってしまう子は、
それよりもっと手前の
質問から練習が必要です。
何を答えても
正解クイズ!
をします。
・ママは本当はバナナが
好きでしょうか?
嫌いでしょうか?
・パパは今日、
歯磨きと洗顔
どっちを先にしたでしょうか?
・ママは今夜、
おでんを作ろうと
おもっているでしょうか?
などです。
どんな答えが返ってきても
「正解!」とします。
ポイントは、正解かどうか
わからないことについて
答えてみよう、
という気持ちを育ててあげる
ことです。
その上で、全部正解にして
成功体験を作ります。
成功体験の記憶が
十分たまってくると、
「どっちがいい?」
という質問にも
答えられるように
なっていき、
次は、
「あなたはどうしたい?」
「あなたはどう思う?」
の質問にも応えられる
ようになります。
大事なことは、
子どもが何を言ってもきても
否定しないことです。
こっちがいいじゃん!
と思ったとしても
ママとパパの想いは
いったん横に置き、
「それいいね!」
と賛同してあげましょう。
人から賛成される、
同意されるというのは
褒められているのと
同じ効果が脳にはあります。
ぜひ、挑戦してみて
ください。
2つ目は、
ママとパパが思慮深さを
捨てる!です。
「ご飯の前だけど
お母さん、今日は仕事で
嫌なことがあって
甘いものが食べたい気分。
本当はダメだけど、
チョコ1個食べていい?
一緒に食べる?」
とママが自分の気持ちを
言葉にして聞かせます。
そしてルールを曲げます!
・ママにもそんな時がある。
・そういうことを言っても
いいんだ。
・ルール通りじゃないことを
相談してもいいんだ。
と子どもがママを通じて
体験できると、
自分の気持ちを言う
ハードルが下がり、
表現できるように
なっていきます!
実は2つ目が
親子の絆を深め、
なんでも話せる親子に
なるのでオススメです^ ^
ぜひ、楽しんで
やってみてくださいね。