吃音のある子どもの行動力UPにはママの手放しが大切
吃音のあるお子さんは、言葉を発することに対する不安や緊張を抱えることが多くあり、他人の目を気にしたり、なかなか行動に移せないお子さんもいます。ですが、吃音のあるお子さんの行動力上げることは吃音を良くすることに関係しています。
吃音は脳の中で起こっていることです。吃音をはやく良くしたければ、脳の土台を育てることがカギとなってきます。
そして脳の土台を育てるのに大切な要素の1つが行動力なのです。
行動力がアップすることで、そうした不安を克服し、どもることをあまり気にせず、自分の想いを伝えられるようになります。
さらに、新しいことに挑戦する意欲も増し、失敗してもチャレンジし続ける心も育ちます。逆に行動力が下がっていくと吃音があるから辞めておこうとブレーキをかけてしまい諦めることが増えてしまいます。
お子さんの行動力を上げるには、ママがまず「手放し育児」を意識することがポイントとなります。親が「手放す」ことで、子どもが自分で判断し、行動する場面が増えます。では、具体的に何を手放せばよいのか?ここからご紹介していきたいと思います。
吃音のある息子にお口はミッフィー対応で行動力が上がる
私の息子くんはどちらかと言えばインドア派でした。誘って、誘ってようやく外に出るタイプ。
インドアを更に好むようになってくると、伝えたいことがあっても自分で言わずに私や他の人に代わりに言ってもらったり、人任せにすることも目立ってきました。
人任せにせず、自ら行動できる子になって欲しい自分の意見を伝えて欲しいとおもいそこで私が手放したのは口出しです。
お口はミッフィー対応で息子と接すると次第に行動力がUPし、やってみたい!と思うことも増えてきました。
行動力がUPしてから息子は発表会で長めのセリフを自ら立候補したりレストランでメニューを注文してくれたりチャレンジしてみる事が増えました。
最近ではマラソン大会に参加したいといいます。行動力がUPしてから吃音症状が出ない日も増えました。
吃音のある子どもの行動力UPで吃音改善も加速する
では吃音のあるお子さんが行動力を上げるお家で出来る対応を紹介していきます。
◆お口はミッフィー対応
うさぎのキャラクターミッフィーをご存じですか?ミッフィーちゃんのお口が「ばってん」に見えることから、ママが口を出しすぎない。吃音のあるお子さんにマイナス要素になる事を言いそうになった時に言わない!
名付けて「ママのお口はミッフィー」です。一端自分で飲み込んでください。マイナス要素になる事として例えば、
・直ぐに言い返す
・イライラした声で話す
・小言や暴言が多いなどです。
ついついママは育児の色んな場面で先回りをして口を出してしまうことがあると思います。ところがそれは、お子さんが自ら考え行動する成長の場を奪ってしまっています。そんな時は是非お口はミッフィー!を思い出して言わない努力をしてみましょう。
◆お子さんの出来ている事に目を向けましょう
ママはなぜかお子さんの出来ていないことや、もっとちゃんとやってくれよと思うことに目がいきます。
ママにダメだしばかりされていては、吃音のあるお子さんのやる気も自信もなくなってきてしまいますよね。
9悪くても1良い所があったらそこをママは見つけて褒めてあげましょう。ママの褒め言葉は誰よりも効果抜群なので褒められていくうちに、自己肯定も高くなり、行動に移しやすくなってきます。
ぜひお子さんの行動をどんどん上げて吃音を良くしましょう。
発達科学コミュニケーショントレーナー
井口あおい