自分でゲームを辞められると吃音はよくなる
ゲームが大好きで、終わる時間を守れない吃音のある子どもにママも一度は優しく声をかけてみるけど、それでも終わりにしない。
何度声をかけても終われない子どもにイライラして最終的には「はやく、おわりにしなさい!!」と雷を落とし強制終了させる!その結果子どもが怒りだしたり、不機嫌になるという悪循環がうまれていませんか?
ママに怒られた吃音のあるお子さんには嫌な記憶が残ってしまうので、この悪循環が吃音を悪化させる原因にもなってしまいます。
ママもイライラせず、そして吃音のあるお子さんも自分でゲームを終われせられるステップをお伝えしていきます。
ママがゲームをやめれない理由を理解しサポートするとお互いイライラしなくなる
ゲームをやっていると、
・ボスを倒したり
・ポイントやコインをゲットできたり
・強い仲間が得られたり
小さなご褒美のようなものが絶えずセッティングされていますよね。
ゲームを終わりに出来ない吃音のある子どもはこのご褒美システムにどっぷりはまりやすいのです。さらに、切り替えの苦手さも関係しています。
楽しい、面白いと思うことは途中でやめることができません。ゲームはどんどん続けたくなるように作られているので、余計に自分で終わりにすることが難しくなってしまいます。
そのため、ママが子どもがゲームをやめられない理由を理解して、サポートしてあげることで、少しずつ自分でゲームをやめられる力もつき、吃音も良くなっていきます!
制限時間でゲームをやめれなかった息子1週間で変化
我が家の息子君もゲーム大好き!しかしやり始めると約束の時間が過ぎても終わりにすることが出来ず約束を守れない事に対して許せなかった私はイライラして怒っていました。
怒られた後吃音のある息子は機嫌が悪くなり、どもることも増えていました。この状況をなんとかしたかった私は自分でゲームを終わらせられる子になるようにサポートし1週間後には自分でゲームを終わりにできるようになっていました。
自分で終わらせられるようになるステップで子どもの自信も育つ
それでは吃音もちのお子さんがゲームを自分で終わらせられるようになりさらに自信も育つステップをお伝えしていきます。
1つ目は終了時間前から予告の声かけをする。吃音があるお子さんはゲームに没頭していますから、終了時間が来てママからもう終わりだよと言われても「今は無理」となり終わりにできないんです。
終了時間が来る5~10分前から「そろそろおわりだよ~」「あと5分で終わりだよ~」と声かけを始めてみましょう。このとき、遠くから声をかけるのではなく必ず お子さんの視界に入り優しく声かけをしましょう。
2つ目は終わりにできたら褒めるです。お子さんがゲームを終わりにすることができたら褒めてあげてください。
「すごいね!自分でゲームを終わりにできたなんて、本当に偉い!」
「時間を守ることができて、ママも嬉しいよ!」などママに褒められることによって自分で終わりにできた!という成功体験が自信へと繋がっていきます。
是非今日からお家で実践してみてくださいね。
執筆者:井口あおい
(発達科学コミュニケーショントレーナー)