イライラで悪化する?吃音×登園しぶりのある子どもに感情が爆発しそうな時の対応

イライラする時
普段、吃音×登園しぶりのある子どもに褒める子育てをしていても、時にはイライラする事も当然ありますよね。そんな時に、ママの気持ちを落ち着かせるおすすめの対応をお伝えします。

ママも人間だからイライラ感情は持っている

吃音×登園しぶりのある子どもを、褒めて育てていてもイライラしてしまう日はありますよね。
 
 
イライラした時、感情のままに子どもを叱ってしまって、そのあとに「叱ってしまった」という罪悪感を感じて、自分を責めて落ち込んでしまうことはありませんか?
 
 
 
 
しかし、ママも人間です。
 
 
イライラすることがあるのは当然のことです。
 
 

イライラ感情はどこからやってくる?

イライラ感情には、このような理由があります。

ホルモンバランスの乱れ

ホルモンバランスが崩れると、感情が乱れることがあります。
 
 
生理前や生理中なども、イライラしてしまうことがありますよね。
 
 
 
 

思い通りにならない時

自分の思い通りにならないときに、人はイライラします。
 
 
物事が順調に進んでいるときには、寛容になり子どもが騒いでいてもイライラせずに過ごせますが、自分の思うようにいかないときに子どもが騒いでいると、イライラ感情が爆発してしまいます。
 
 

疲れている

人は疲れると休みたくなりますが、忙しいママは疲れたからと言って休むということが難しい状況ですよね。
 
 
体は「休んで」というサインを出していても、休めないという状況に心は余裕をなくしています
 
 
余裕がなくなるとイライラしてしまいます。
 
 

吃音×登園しぶりのある子どもに感情的に当たってしまうと親子関係に悪影響

私には吃音×登園しぶりのあった息子がいます。
 
 
「褒め」を意識して子育てをしていますが、どうしてもイライラしてしまう時がありました。
 
 
息子には妹と弟がいます。
 
 
私が掃除をして綺麗に片付けた部屋を、保育園から帰ってきた子ども達があっという間に散らかしてしまうという風景は日常です。
 
 
 
 
「散らかるのは仕方ないかな」と言う気持ちで、普段は接することが出来ていても、生理前などは、どうしてもイライラを抑えきれずに「もうこんなに汚したの?」低めの声としかめっ面で言ったり「遊んだ後は、ちゃんと綺麗に片づけてよ」と叱ったり、イライラ感情から扉をドンと強く閉めたりするなど、自分のイライラする気持ちをどうしていいのかわからずに、心の奥底では「これじゃいけない」とわかっていてもコントロールすることができませんでした
 
 
そんな自分に対して「子ども達に当たってしまった」「こんな風に接したくないのに」と落ち込んでしまったり、イライラ感情のあとには必ずネガティブになっていました。
 
 
私にイライラをぶつけられた子ども達も「ちーん」となっていて、下を向いたまま静かに片付けをしていました。
 
 

イライラ感情で親子関係を壊さない!ママの感情コントロール対応

このように、大人のイライラ感情は子どもに恐怖を与えて「いい子にならざるを得ない状況」を作り出してしまいます。
 
 
それは、子どもに大人の顔色を伺うことを覚えさせてしまうという可能性があります。
 
 
「今怒っていないかな?」「ママはどんな顔してるかな?」など常にママの顔色を伺いながら行動するようになってしまい、自分の意見で判断するということができなくなってしまいます。
 
 
これでは、親子関係が対等ではなくなってしまい、信頼関係も崩れてしまいます。
 
 
また、ママの顔色ばかり伺っていると、自分の本当の意見が言えずにストレスを抱え吃音も登園しぶりも悪化していってしまいます。
 
 
そうならないために、ママがイライラを感じたときには、子どもの安全を確認したうえで少しだけその場を離れて、深呼吸してみることがおすすめです!
 
 
イライラして子どもを感情的に叱ってしまいそうになった時には、少し隣の部屋に行くなどして1人になることで冷静になれます
 
 
30秒から1分ほどでも効果があり、冷静になって子どものところへ戻ると、落ち着いた気持ちで対応できるようになります。
 
 
戻ったときに、笑顔で素直に「さっきは、イライラしちゃってごめんね」とママの気持ちを言うと子どもはわかってくれます。
 
 
それは、ママが怒っていた理由がわかることと、笑顔のママに安心できるからです。
 
 
ママがイライラの感情を自分でコントロールできると、子どもに当たるということがなくなって、子どもの心の安心が脅かされることもなくなります
 
 
 
 
ママの顔色を伺うことなく自分の意見をいうこと、自分で行動を決めることは吃音×登園しぶりのある子どもに大切なことです。
 
 
顔色を伺って自分のしたいことではない事をしていくというのはストレスがかかり、どんどん内側にこもっていって登園しぶりも悪化し、本心を言いたい気持ちを我慢することで、吃音も悪化していってしまいます。
 
 
親子のコミュニケーションを普段積み重ねてきても、一時の感情でイライラをぶつけてしまっては信頼が揺らいでしまいます
 
 
それは、もったいないです!
 
 
なので、ママが自分の感情をコントロールして落ち着かせ、大人のイライラ感情で子どもを支配せず、ストレスではなく安心を与えて、吃音と登園しぶりをよくしていきましょう!
 
 
執筆者:広瀬つばき
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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