吃音のある子にストレスをかけたくないと思ってトイトレを諦めていませんか?吃音のある息子のおねしょが毎日続いて悩んでいましたが、あることをするとスパっとなくなりました。そんな私がやったトイトレ術をご紹介します。
吃音のある息子にストレスをかけたくないとおねしょ対策をせずに深まった悩み
年長になっても毎日続くおねしょ。
「そのうち自然にとれるはず」
と受け入れたい気持ちはあるけれど、吃音もあるからトイトレで余計なストレスはかけたくない…。でも、
「このままでいいの?」「どうしたらいいの?」
と悩みは深まっていきました。
そんなとき、3歳の妹はお昼のオムツと同時に夜のオムツも卒業し、本格的に焦り始めました。お泊り保育の案内が来ましたが、息子は理由を言わず
「行きたくない」
と言って参加しませんでした。

もしかして息子自身もおねしょを気にしているのかも?
自信をなくしてしまっている原因の一つになっているのかもしれないと思い、必死に対策を探しました。
年長さんのおねしょが続くのは病気かも!?私が吃音ケアと同時にやっと向き合えたおねしょ
おねしょは、就寝中に無意識のうちにおしっこが膀胱から溢れ出てくることです。
体が成長途中の幼児は、膀胱の容量と尿の量のバランスが整っていません。小さな子どもは排尿を抑える能力が未熟なため、少しの尿でもすぐにおしっこをしてしまうのです。
しかし、5歳を過ぎても1か月に1回以上の頻度でおねしょをする状態が3か月以上続く場合は“夜尿症”と診断されます。
5歳を過ぎた息子のおねしょはただのおねしょなのか、夜尿症なのか、と~~っても、悩み検索魔になっていました。

病院に行く前に吃音ケアと同時に私が出来ることはないかとおねしょに向き合いやって良かったことを次章からお伝えします。
意外とママに知られてないおねしょの主な原因5つ
膀胱
容量が年齢の割に小さい。日中も頻尿や尿漏れの症状があります。
抗利尿
ホルモンおしっこの量を減らすホルモンです。就寝中に正常に分泌されればおねしょはありません。正常に分泌されていない場合、就寝中にも尿がつくられてしまいます。
感覚
尿意を感じにくいことがあります。そのため、昼夜問わず両漏れの症状があります。
睡眠
睡眠が深く、尿意を感じにくくなっていることがあります。
ストレス
環境の変化や些細なストレスによって尿意を感じにくくなることがあります。

5つの原因のうち、単体で起こる場合もありますし複数が同時に起こっている場合もあります。息子の場合は、「感覚」と「睡眠」に心当たりがあったのでそこを改善できるよう取り組みました!
おしっこの感覚を強化して、おねしょがなくなるママの声掛け
感覚を強化する声かけ
息子は日中でも尿意を感じてムズムズしてから、トイレに行くまでがとっても長いです。ムズムズは20~30分して行くことも多く、我慢しすぎて失禁もしばしばでした。
そこでやったのは、ママの声かけ!
「ムズムズくん来てない?」で、尿意を言語化し、「感覚」が脳に届くようにしました。
「ピカチューがトイレで待ってるよ!」で、トイレに大好きなフィギュアを一つ持っていき、トイレに興味を移しました。
すると、いつもより早めに切り替えてトイレに行けるように、また、行く回数もこまめに行けるようになりました。
ここでのポイントは、行動できたときに、「〇〇くんもトイレに行ってるね!おしっこでたね!」と実況中継をしてトイレに行っていること、成功していることを認識させること、つまりおしっこが出そうな「感覚」、出た「感覚」に気付きをあたえることです。
正常な睡眠の確保
息子の就寝はいつもソファでの寝落ちスタイルであることに気付きました。 つまり、疲れすぎているのです。
日中の過ごし方を見直し、詰め込みすぎた習い事のスケジュールや在園時間の調整をして、寝落ちしないスケジュールにしました。
すると、就寝前にトイレにも行けるようになりました。
ここでも、「寝る前にトイレ行けたね!」の声かけで、寝る前にトイレに行くことを認識させます。
息子の場合はこの2つで大きく改善し、寝落ちがなければおねしょはなくなりました!
おねしょがなかった日は、「オムツ濡れてないね!」とハイタッチ!
おねしょをしていないという成功体験を積み、自信を育てていきました。

こうしたママの声かけで病院にいかなくても、吃音ケアをしながらおねしょを卒業することができました!
おねしょの原因によっては、ママの関わりで改善しますよ。
病院に行く前にお子さんをよ~~く観察して、あてはまりそうな対策をやってみてくださいね。
執筆者:華本あみ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)


