吃音のある小学生男子とパパの間にある心の距離
吃音のある小学生男子とパパとのコミュニケーションに悩んでいませんか?

吃音のある小学生男子と一緒にいる時間がママよりも圧倒的に短いパパは、コミュニケーションのコツが掴みづらいことがありますね。
我が子のことをかわいいと思ってはいるものの、褒めることは少なく、口を開けば注意ばかりになりがちです。
そんなパパを避けるようになると、始めは小さな距離だったものが、次第に大きな距離となって、大好きなのに、気持ちのすれ違いを修復できない、ぎこちない関係が続くようになります。
吃音のある小学生男子がどうせわかってくれないと諦めたくなるパパの関わり
社会常識がしっかり刷り込まれているパパは、周りの人のことを大切にすることが当たり前です。
そのため、相手を想うための行動や、ルールを守る大切さを、まだ成長途中の子どもにも求めてしまい、口を開けば注意ばかりになります。

さらに追い討ちをかけるのは、褒める時は、「何かができた時」や「頑張った時だけ」になると、できないことの多い子どもは、「どうせ認めてもらえない」「また何か注意される」とネガティブな記憶を溜め込み、パパとの距離が一層開いていくことになります。
職場のルールと規則で頑張るパパ
我が家のパパは、職場でルールや規則を守り、きちんと仕事をしたいタイプです。
そのため職場から帰ってくると、家でのよくないところや間違っていることを見つけると、直して欲しい!教えてあげたい!という気持ちに自然となって指摘する人でした。
以前はパパが帰ってくると「おかえり!」と嬉しそうに玄関に迎えに行っていたのですが、「靴並んでないよ」「ランドセルが放ったらかしになってるよ」など、すぐに注意されるとリビングに逃げ帰るようになりました。

その結果、注意ばかりするパパに、反抗心さえできてきている様子も伺えました。
パパとの関係がよくなると吃音が改善するワケ
我が家のパパは、職場でルールや規則を守り、きちんと仕事をしたいタイプです。
吃音のある子は、その子が暮らすお家の屋根から見下ろして、どこにもストレスがないように安心安全に暮らせる環境を用意するとよいと言われています。

パパが帰ってくると、「注意する人が帰ってきた!」とピリピリしたり、「嫌だな…」という感情が芽生えてしまうと、よくなる吃音もなかなかよくなっていきません。
そこで、我が家は、パパと吃音のある小学生男子の関係修復のための作戦を決行することにしました。
パパに3つの秘策を手渡し、パパとの関係も吃音もまとめて改善した秘策
パパと息子との距離が生まれたのは、単にパパが脳に届くコミュニケーションを知らなかっただけです。
私が、発達科学コミュニケーションを学び、子どもに最も効果があった3つの方法をパパに伝授することにしました!
その方法とは、
①できていることに目を向けること
②できていることを伝えたり、褒めたり、認めてあげて欲しいこと
③直して欲しいことを伝える前に、できていることを伝え、聞く耳を開いてから、直して欲しい内容を伝え、動いてくれたことを褒める声かけをしてほしいこと
もともとパパは、トップダウンで叱責される同僚もいると言う職場環境に身をおいていたため、できないところを指摘し、それを直すということが嫌と言うほど身についてしまっている人です。
それを急に変えて欲しいと言われて変えるのは大変だったはずです。
けれども、私も以前は、パパと同じコミュニケーションスタイルで、子どものできていないところを指摘して、伝えたいことがうまく伝わらず悩んでいた親でした。
それが、私がコミュニケーションスタイルを変えたことで、母子の関係がガラッと変わり、吃音もよくなっていったことを目の当たりにしたことから、私の提案を素直に受け入れてくれて、子どもへの接し方を変えてくれました。
パパは素直に話を聞いてくれ、すぐに認める声かけをしてくれるようになりました。
パパの声かけが変わるとすぐに吃音のある小学生男子のパパへの関わりが変わりました。
帰宅したパパのところへ行き、学校での嬉しかったことを話したり、一緒に遊ぼうと誘うようになりました。
仕事から帰ったパパとカードゲームなどで遊ぶようになり、パパの帰宅を楽しみに待つようになったのです!
私からは、子どもがパパを慕っていることが伝わるように残業の連絡があると残念がっている様子を伝えたり、兄弟で別の行き先になる時に、「僕パパチーム」とパパが選ばれていて羨ましく思っていること言葉にして伝えるようにしました。
ピリピリすることもあった家の空気が穏やかになり、リラックスできる時間が増えました。

楽しい気持ちで過ごす時間が増えたことで吃音の出る量も格段に減っていきました。
この秘策が成功するのは、まず私たちママが先に実践して、効果を見せてあげることです!
ぜひ、今日から3つの秘策をママからスタートしてみてください。きっとパパも一緒にやってみたくなりますよ。
(発達科学コミュニケーショントレーナー)


