吃音のある年長さんに「入学前までに吃音がよくなってほしい」と思っても、そのままにしていませんか?私が遊びの中で息子のことばの自信を育て、吃音をよくした方法をご紹介します。
ママが入学準備で整えてあげたい吃音のある年長さんの「ことばの自信」
「小学校に入るまでに、少しでも吃音をよくしてあげたい」
そう思うママは少なくないのではないでしょうか。
クラスでの自己紹介、音読の発表。

大勢の前でどもってしまったら、子どもが恥ずかしい思いをしないかな・・・お友達から「変だよ」と笑われたりしないかな・・・
考えれば考えるほど、胸がぎゅっと苦しくなってしまいますよね。
私自身も、息子が年長になったとき、同じ思いを抱えていました。
この記事では入学までにトレーニングをせずに遊びの中で吃音をよくした3つの遊びをご紹介します。
吃音をグンとよくする「脳のネットワーク」
吃音は、持って生まれた脳の体質が関係しています。
ただし「体質だから一生治らない」というわけでもありません。
脳は経験を通して変わり続ける臓器です。
ことばと脳の発達を加速させる発達科学コミュニケーションの声かけと「すらすら話せた!」という小さな成功の積み重ねが、脳の中で吃音をよくするネットワークを育てていきます。

そして重要なのは、どもっても気にせず、話し続けることです。
どもっても、「話すことは楽しい!」と感じられる時間が、子どものことばの自信を育てていきます。練習のように構えてしまう必要はありません。
特に幼児期の子どもは、遊びの中で「つい、話したくなる体験」を重ねることが、吃音をよくする近道になります。
大好きなポケモン遊びで年長さんのことばの自信を引き出した遊び3つ
子どもが夢中になるポケモンでの遊びを通して、自然に話したくなる気持ちを引き出す。これが息子にぴったりだった方法です。
ポケモンでしりとり
「ピカチュウ → ウィンディ → イシツブテ→テラパゴス・・・」
大好きなキャラクターだから、どもっても次々に言いたくなります。
息子は夢中になり、気がつけば長いしりとりが完成していました。
ポケモン図鑑を一緒に読む
図鑑を開いて「どのポケモンが好き?」と聞くと、息子は目を輝かせながら名前を答えた後に、「これはね、水タイプで進化すると・・・」と特徴や進化の説明をすらすら話します。
たとえどもっても、「その名前が言いたい!覚えたことを聞いて欲しい!」という気持ちが先に立つので、自然とすらすら話していました。
ポケモンお絵描きで実況をする
描いたポケモンを見せてくれるとき、私は実況をします。
「よく思いついたね!」 「色づかいがきれいだね!」「ここが、手、目だね~!」。
すると息子は得意そうに、「ここが青で、こっちは紫で・・・」とさらにすらすらと説明をしてくれるようになりました。

こうやって、好きな遊びをしながら話したい気持ちを引き出すと、どもらずにすらすら話せることが増えてきました。
ここで、ママが意識すると更にすーーっと吃音がよくなるポイント3つを次章でお伝えします。
ママが意識することでことばの自信が爆伸びする3つのポイント
ことばの自信を更にグーーっと引き出すポイントが3つあります。
私がやったのは次の3つの声かけです。
ゆっくり優しい声で関わる
ささやき声のような優しい声で、安心できるテンポで話す
どもっても最後まで聞く
話し終えるまで口をはさまず、相槌で「聞いているよ」と伝える。
話す内容に興味を示す
「すごいね!」だけではなく、内容について復唱や実況をする。
例:「たくさん知ってるね」「〇〇だよね~」
こうすることで、私の声かけが脳に届き、息子は「話すのって楽しい」「ちゃんと伝わった」と感じられるようになっていきました。
吃音があっても、ことばに自信をもつ第一歩になったのです。

大切なのは、大好きな遊びの中で「おしゃべりをしたい!」という気持ちを引き出し、「伝わった!」という成功体験を積み重ねることです。
ぜひ、入学準備のひとつにお子さんの「ことばの自信」を育てて、吃音をよくしていきましょう。
執筆者:華本あみ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)


