今でこそ、私は、
「脳の使い方」や
「生き方」という話を
していますが、
正直に言うと、
娘がどもっていた頃の私は、
必死すぎて痛いママでした。

娘の吃音が急激に
悪化し始めた
吃音発症2年目の頃。
ことばを詰まらせ、
腕をブンブン振りながら
苦しそうに話す娘を
見ているのが辛くて、
「〇〇ってことかな?」
と先回りして
代わりに言ってしまったり、
「カメさんになって
お話しようか」
と話し方について
注意したり、
そんな言葉を
かけるように
なっていました。
頭では、
わかっていたんです。

話し方に意識を
むけさせてしまい、
逆効果になることを。
それでも、
「どうせ、娘は気づいてる」
「このまま様子見で
治るわけない」
「今、何とかしなきゃ」
そんな
私自身の気持ちばかり
優先して、
娘の気持ちを
考えてあげることが
できなくなっていました。
ある日のことです。
娘が、
うまく言えなくて
黙り込んだとき。
私は、
いつものように
余計なことを
してしまいそうになる自分
がいたのですが、
ふと手が止まりました。
そのとき、
娘の顔を見て、
気づいたんです。
困っているというより、
考えている。
焦っているというより、
踏ん張っている。
その瞬間、
頭の中で
こんな言葉が浮かびました。
「今、この子は
話し方じゃなくて、
自分で立とうとしている」

当時の娘は、
ことばが詰まる”難発”が
ひどくなると、
「なんでもない」
「もういいや」
と言って、
話すのを諦める子だったので、
その時は、
”諦めようとしていない”、
ということに気づいたので、
私は、何も言わずに
待つことにしました。
正直、
すごく不安だったし、
ドキドキもしたし、
同時にイライラもしました。
何か言った方が
いい気もするし、
放っておくのは
無責任な気もする。
それでも、
待ちました。
すると、
少し時間がかかって、
娘は
自分の言葉で
話し始めたんです。
完璧ではありませんでした。
詰まりながら、
言い直しながら。
それでも、
その表情は
今までと少し
違っていました。
そのとき、
はっきり思いました。
私は今まで、
話し方を助けている
つもりで、
娘を守れるのは
私しかいない!
と思い込みすぎて、
立ち上がるチャンスを
先に奪っていたんだと。
そこから、
私の関わりは
少しずつ変わりました。
何かを教える前に、
待つ。
整える前に、
信じる。
直す前に、
今、何が起きているかを見る。
不思議なことに、
そうやって
私の関わりが
変わり始めると、
娘だけでなく、
私自身も
楽になっていきました。
「ちゃんとやらなきゃ」
「失敗させちゃいけない」
そんな力みが抜けて、
子育てが
戦いじゃなくなった。
正直、この当時は
まだまだ
わかっていませんでした
発達科学コミュニケーションを
学んで、
脳科学を学んで、
後に、
あの時の私の対応って
こういうことだったんだ!
と整理することが
できました。
吃音や会話のつまずきは、
話し方の問題じゃない。
「この子は大丈夫」
「この子なら進める」
そう信じて
一歩引いたところから
関わること、
そして、
目線はもうちょっと先を
見ておくこと。
今、できていないことより、
我が子の好奇心を伸ばして、
どんな未来を叶えるか、
明るい未来に
目を向けることによって、
子どもの脳は
ちゃんと動き出す、
ということに。
今日は、
こんなことを
試してみてください。
★今日の小さなヒント
子どもが
言葉に詰まったとき、
うまくできなかったとき、
何か言おうとする前に、
一呼吸おく。
そして、
心の中で
こうつぶやいてみてください。
「今、この子は
自分でやろうとしている」
それだけで十分です。
関わりを変えるというより、
立ち位置を変える。
・助けてあげなきゃ、
・守ってあげなきゃ
を勇気を持って
横に置く感覚です。
それだけで、
子どもも、
ママも、
少しずつ動き始めます。
明日は、
この7日間を
ひとつの問いで
まとめますね!
「私は、
これから
どんな子育てを
していきたいだろう?」
そんな時間に
なれば嬉しいです。


