不登校中学生は高校生になれるのか⁉進路決めにやる気のない男子の背中をおした凄腕ママの方法とは?

中学生になると進路を考える時期が迫ってきますね!特に不登校の場合は、親ばかりが焦って子どもを急かしてしまうことも。元不登校だった高校1年生の男の子のお母さんに、子どもが楽しく進路選びをして、進路選びで自信を持てる方法を聞きました!

1.中学校で不登校になったら進路はどうする?

中学2、3年生になると「進学どうする?」という話が上がり始めます。

元々不登校だったり、学校が嫌いだったりする子どもたちにとっては、

「内申点どうなの?」
「これ以上成績が下がらないようにね!」
「どこに行きたいと思っているの?」
「不登校だけど、高校はどうするの?」

等と、周りの大人から聞かれても、どうしてよいのかわからない…という心境かもしれません。

あまり乗り気でない表情の子どもを目の前にして、「自分の将来のことなのになんにも考えてないなんて!」とイライラしてしまいますよね。

「進路について親子で相談したいのにうまく会話ができない…」と悩むお母さんに、学校・勉強嫌いな子どもが「高校に行きたい!」と思えるようになるコミュニケーションについてお伝えします。

2.進路選びにやる気のない子をやる気にする戦略とは?

発達科学コミュニケーション上級講座に所属している岡さんのお宅では、息子さんが中学3年生で不登校になりました。なんと、3年生の始業式で自己紹介を失敗してしまい、「もう行かない‼」と学校を拒絶してしまったのだそうです。

しかし、現在、息子さんは高等専修学校に毎日通い高校生ライフを楽しんでいるんです!いったい、学校を拒絶してしまった息子さんにどのようにして進路の話を進めていったのか聞いてみますね。

ーー今や高校を楽しんで通っていらっしゃる息子さんですが、進学する前はどんな心境だったのですか?

「私は、中卒で働くのは無理だろう、どうしても高校には行ってもらわないと…と思っていました。一方、息子は、なんとかなるさという気持ちで、不安ではなかったようです。通信制高校や高等専修学校の受験はよっぽどのことがない限り『絶対受かる』と聞いていたのでそのうちどこかは行けるだろうと、全く心配ではなかったみたいで。」

ーーそんなマイペースな息子さんを見ていると焦りそうですね…やっぱりお母さんが主導となって学校選びをしたのですか?何か工夫したことはありますか?

「まずは、息子の希望を入念に聞き出すことにしました。すると…家では勉強したくない、そもそも勉強(基礎科目の勉強)自体をしたくない通学時間が長いのは嫌だというネガティブな希望でした!」

ーーネガティブな希望をちゃんと受け入れてあげたんですね!それから息子さんの嫌なことに当てはまりにくい学校を選んでいったのですか?

「そうですね。息子の嫌なことに当てはまる学校は排除していって。一番目に見学に行く高校は、息子が絶対に興味があると思われる内容の高校から誘いました。すると、最初の高校を大変気に入ってしまったので、M-1(息子はお笑い好きなので)のように、『暫定一位!』とランキングをしていきました。」

ーーそれは楽しそうですね!高校選びで盛り上がっちゃいますね!

自分でここを選んだんだ、という気持ちを持ってもらいたかったんです。だから学校をいくつか比較することは必要と考えて、『お母さんが探した学校をあと3校だけ行ってほしい。』とお願いする形で、全部で4校行きました。

最終的に、実技科目が多く、基礎科目が少ない高等専修学校に本人が決めて今年から晴れて高校生です!時々苦手なことに遭遇していますが、自分で考えて乗り越えていっていますよ!」

3.進路選びのポイントは自分で決めた!と自信を授けること

「高校進学」と考えるととっても重大なことのように思えて、親としては真剣モードで子どもに迫りがち。

けれど、進路選びに消極的な子どもは、実は進学に不安を持っていたり、イメージがわかずにどうやって動き出していいのかわからなかったり…という場合があります。

そこでお母さんから、超真剣モードで「進路どうすんの⁉」と迫られると余計に不安になってしまいます。親の不安は子どもに伝わりやすいものです。

「うわっ!なんかお母さんがイライラして迫ってくるから怖いな…あんまり話したくないな…」
「進路が大事なのはわかってるよ!そんなに言わないでよ!」

と、子どもに避けられるようにはなりたくないですよね!

まずは、お母さんがしっかりとどんな特徴のある学校なのか、我が子が楽しく学べそうなカリキュラムはあるのか、これをしっかりと調べておいて、ここならうちの子を行かせられる!と安心できる学校を探しておきましょう!

そして、普段から子どもの話を聞き、「お母さんは、あなたの意見をちゃんと聞くからね」というメッセージを子どもに与え続けておきましょう。

「こんな楽しそうな学校見つけたよ!」
「あなたが楽しく過ごせる学校があるといいなと思うよ。」
「お母さんは調べ役、決定役はあなただから希望を教えてね!」

と、学校選びを明るく楽しい親子の会話にしていきましょう!

全ての子どもに学ぶ権利があります!けれども、学校に行かなければいけない義務はありません。学校は子どもが自分で選ぶことが大事!「自分で決めたんだ!」という気持ちは子どもの自信になります。


もし、「高校なんて行かないと言われたらどうしよう…」と不安なお母さんは、子どもが「そこなら行ってみようかな」と思うことができるような伝え方を楽しみながら考えてみませんか?

高校進学は人生の中の一つの通過点!

これから先も色々な選択が待っています。いつでも相談し合える親子仲を築いておきたいですね。

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