1.不安の強い子、なぜ登校しぶりや不登校になるの?
今年度もあと1ヵ月。もうすぐ春休みですね。
春休みといえば進級進学に向けて苦手なことを克服させよう!遅れを取り戻そう!というモードになりがちですが、実はそれが裏目にでやすいのが不安が強い子どもたち。
この3月、4月の環境の変化は不安が強いお子さんにとって「恐怖」なのです。
発達凸凹のある不安の強い子は人間関係の苦手さもあって進級を機に先生や友達が変わってしまうことが大きなストレスになる子がいます。
やっとの思いで、昨年の先生やクラスメイトに馴染んできたのにどうしてまた変わってしまうの?
嫌だ、不安だ、どうしよう。
そう感じるのが不安が強いタイプの子たちなのです。
空気を読むのが苦手なASD(自閉症スペクトラム)タイプの子にとって…
・1人でいたいのに興味のない遊びに無理やり誘われるのが嫌!
・1人のほうが気がラクなのに「みんなと一緒」を求められて学校辛いなーと感じる。
・自分のこだわりのあることを一方的に話してしまい自己主張が強いとか言い方がきついと言われて友達に嫌がられてしまう
・自分のルールを曲げられなくて友達の中で浮いてしまう
など、さまざまな人付き合いの苦手を抱えているのです。
また、一方で同じ不安タイプのお子さんでも空気を読みすぎてしまう繊細さん・敏感さんタイプの子は
・周囲へ気を配りすぎてなんとか合わせようとして頑張りすぎる
・他の子が先生から注意されているのを自分のことのようにうけとめてしまう
など、集団という場所でヘトヘトになってしまい、登校しぶりに繋がる子もいます。
不安が強い子にとって学校は、辛い記憶がつまった場所とも言えます。
発達凸凹の子はネガティブな記憶を蓄積するのがとっても得意…
・楽しくない、興味がない事を無理やりやらされる
・自分のペースを乱される
・どうしてみんなで同じことをしなくちゃいけないんだろう
・みんなと同じにできない自分に気づき始めてしまう
・先生に怒られたり注意されたりしたことを引きずってしまう
『ああ!学校って、どうして安心できない場所なんだ…』
と過去の記憶を引っ張り出しては不安になっている子も多いのです!
その不安が登校しぶりや不登校になりかねません。
ですが、その不安を春休みの過ごし方次第で大きく変えてあげることができます!
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2. 付き添い登校から卒業!自信と優しさを取り戻し、1人で登校できるようになった成長ストーリー
発コミュ講座の受講生
小学校4年生のママKさんがお話しくださった親子の成長ストーリーをご紹介します!
娘は3学期に入ってから登校しぶりが増え、私が一緒に行かないと登校できなくなりました。家ではいつもイライラしていて弟に意地悪をすることが増えていました。
そんなタイミングで発達科学コミュニケーション(以下、発コミュ)に出会い
できないことにフォーカスする関わり方から自信を回復する肯定的な関わり方に変えました。
すると、家の中でのイライラが減り、弟に優しくできるお姉ちゃんになりました。
弟が体調が悪くて付き添わなければならない時、
私が「一緒に学校に行けないから、今日は休んで大丈夫だよ」と言うと、
「え?ママ大変なんでしょ?一人で行けるから大丈夫。行ってきます」と
私がいなくても1人で登校できるまでになりました!
春休みは、とにかく楽しいことが脳の発達にいいと言われたので、たくさん遊んで過ごしました。
そして、4月に入り、びっくりすることに新しいクラスで
「学級委員に立候補しちゃった」
と娘が話してくれました。
不安がいっぱいだった娘が楽しんでいるようで安心しました。
こんなKさんのように春休みを活用して、不安の強いお子さんを上手にサポートしてみませんか?
ポイントはたった2つです!
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学校を休んでいる間に
感情コントロールができる子に
変わります!
3.不安の強い子を上手にサポートする2つのポイント!
◆ポジティブな記憶をどんどん上書きしよう!
ママの声かけ、プラス、視覚などの五感も活用してポジティブな記憶づくりを春休みにしましょう。
学校で楽しかったことや自信につながった出来事について言葉にしてお子さんに何度も伝えてみてください。
写真を見せて思い出を語るのもいいですし、その写真を飾っておくのもいいですね!
たとえば
「キャンプ楽しかったね。星がキレイだったって話してくれたよね」
「習字の練習たくさんして、書き初め大会で賞とれたね!」
「音楽の授業で合唱のリーダーやったよね。どうやったらみんなが楽しく歌えるか工夫してたよね」
など、具体的に思い出しながら話せるとお子さんの「聴覚」も「視覚」もフル活用しながら、プラスの感情を育ててあげましょう。
感覚を受け取る脳と感情をコントロールする脳はとっても仲良しなので五感からプラスの情報は気持ちを落ち着かせる役割があります。
◆気持ちを語るチカラを育てる
楽しかった写真をみながら
「運動会の玉入れ楽しそうだったね!」
「練習は大変そうだったけどやりきったね!どんな気持ちだった?」
など、子どもの気持ちを聞いてあげてください。
これが、気持ちを表現するトレーニングになります。
そして、聞いたら
「そっか〜、楽しかったんだね」
「うれしかったんだね」
など「感情を表すキーワード」を復唱してあげてください。
こんなふうに気持ちを伝える練習、伝わった体験を積んであげましょう。
お母さんとのコミュニケーションの体験が、外でのお友達や先生とのやりとりの土台になっていきます!
1年間がんばってきたのにまた環境が変わってしまう…
学校で楽しくない思いをした記憶をずっと抱えている…
こんなお子さんの不安を上手に取り除いて新学期を迎えてあげたいですね!
執筆者:清水畑 亜希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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