勉強が苦手…
学校に行かなくなった…
これからの「勉強」が
心配だから
塾を探したのですが
本人がやる気にならない時は
どうしたらいいでしょうか?
というお悩み相談に
お答えしていきます。
お子さんが塾とも向き合える
ようになる大切なステップを
ご紹介しますよ!
発達凸凹の子にとって
環境調整という考え方は
とっても大切です^^
合った環境やサポートがあれば
チカラを発揮しやすくなるからです。
たとえば、先生が全体に向けて
話した内容を聞きのがしやすい
不注意な子でも
近くで、シンプルに、その子に
合ったペースで話せば
ちゃんと理解できたりするのです。
だからそういう子は
塾1つをとっても
集団よりもマンツーマンの
方が学びが進んだり
みんなと同じペースではなく
自分のペースでやるほうが
集中できたりするのです!
それくらい
「合った環境」を整えて
あげることは大切なんです^^
では、環境だけ整えれば
子どもがやる気になるか
というとそれは別問題。
「いい塾見つけたよ!」
「今度ここに通ってみようよ」
とお母さんがどんなに
意気揚々と伝えても
「は?別に行かないし
そんなところ…」と
言われてしまったら
せっかくの塾をさがした
ママの努力も水の泡ですよね。
環境調整ばかりをしても
子どものやる気がでない理由は
2つあります。
1つは
勉強で自信を無くしまっている
ということ。
聞いてもわからない、
ちゃんとできなくて怒られた、
つらいのに「もっとやりなさい」
と言われ続けた…
そう、勉強というものに対して
ネガティブな思い出がありすぎる。
そんなお子さんには
「勉強頑張ろう!」
「塾がんばろ!」とはなりません。
脳科学的には
記憶と行動は仲良しなので
「うまくいかなかった」
「つらかった」そんな体験が
ネガティブな記憶に蓄積
されていると
勉強や宿題という
行動をしようとするたびに
ネガティブな感情が
呼び起こされて
行動を起こすことが
しんどくなってしまうのです。
そして、もう1つ。
凸凹キッズの勉強嫌いは
ただ勉強だけにフォーカスしても
解消しないことが多いという事実。
授業で先生の話を
聞き逃しがちな子は
実は日常生活でも
お母さんの指示をスルーして
行動が起こせない
なんてことが多い。
つまり、勉強云々ではなく
「聞く力」や「理解する力」
そのものが発達の影響で育ちにくい。
普段の会話で気持ちや出来事を
整理して伝えることが苦手な子は
発表したり文章を書くことにも
苦手意識がある、なんてことも。
それを知らずに「勉強」だけを
なんとかしようとしても
根本の発達の課題を
解消してあげていないので
うまくはいかないのです。
せっかく塾を選んだのに
お子さんがなかなか
向き合おうとしないなら
この2つのポイントを
チェックしてみてください。
①お子さんにとって
その塾、習い事は、
得意なこと?苦手なこと?
② それに向き合う自信は
お子さんに育っている?
お母さんが、何か提案したり、
話しかけたりしようとしても、
基本的に嫌がる
やりたがらない
耳を傾けない
という様子があるなら
お子さんの自己肯定感が
かなり下がっている状態。
そんな時は、お子さんの
「好きなこと」「得意なこと」
から自信を回復してあげるのが
鉄則です。
たとえば、作文が苦手な子なら
「ちゃんと書きなさい」
と言い続けるのではなく
(これは苦手からのアプローチ)
日常の会話で
好きなことを話させて
「あなたの話、面白かったよ」
と言ってあげる、
そんなお母さんとの会話の
キャッチボールを通じて
「こうやったらうまくいくんだ」
という体験を積むから
苦手な勉強でも
文章を書いてみよう
発表をしてみよう
と思えるようになるわけです。
そうなってくると
授業をちゃんと聞いてみよう
塾で頑張ってみよう
とステップを登っていきます。
日常生活の中での自己肯定感が
上がってこないと
苦手意識があることにまで
向き合うチカラは回復しません。
もし苦手意識のあることを
がんばらせてあげたいと思ったら
その前に、得意なことや
負担の少ないことで
しっかり成功体験を積ませて
あげることが最優先です。
一見遠回りに感じるかも
しれませんが
脳科学的にはそれが
最短ルートです^^
他の記事で、「得意」から
アプローチしていった
発コミュママのお家で
一体お子さんに
どんな成長があったのか?
をご紹介していきますね。