発達障害グレーゾーンの不登校キッズが再登校に向けて動けるようになったおうちでのお母さんの関わり方

不登校キッズの春休み、進級進学に向けて学校に行った方がいいのかな?行きたいの?などお子さんもお母さんもソワソワしますよね。学校に行くと決断した不登校キッズの行動の変化を引き出したお母さんの勇気ある対応と再登校に向けた心構えをお伝えします。

1.学校に行った方がいいのかな?不登校キッズの決断

不登校キッズの春休み、進級進学にむけてお母さんもお子さんもソワソワしますよね。

学校に行った方がいいのかな…とお子さんも悩んでいるけれど一歩を踏み出す勇気がない…キッカケがつくれない…

そんなお子さんにとってチャンスになるのがこの時期です。

『決断』は脳科学的にとても威力があります。

大人が100万回『学校に行きなさい!!』と言うよりもこの1回の『やってみよう』の決断が子どもたちを動かすのです。

そして『決断』をするにはパワーも必要です。

事の大小を問わずお子さんの決める力が出てくると1つ発達のギアが上がった証でもあります。

今日ご紹介するのはOさん(新中学3年生のママ)からの嬉しいご報告です。

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2.Oさんのおうちの再登校に向けてのエピソード

そのご報告とは…中学2年生まで不登校だった息子さんの「春休み明けから学校に行く!」宣言!でした。

Oさんの息子さんは
「春休み明けから学校に行く」と決断してから春休み中は寝る時間を意識して過ごし、生活リズムも整えていたそうです。

春休み後の不登校からの再登校は、最初は疲れてしまったり息切れしてしまうこともあるかもしれません。

ですが、Oさんはこう話してくださいます。

「再登校をし、新しい環境での心身のエネルギー切れに細心の注意を払いながら、背中をおす声かけ自己肯定感UPの声かけをしっかりしたいと思います!学校に行く日、休む日どっちもあるかもしれないですが、発達科学コミュニケーション(以下発コミュ)の対応があればどっちになっても大丈夫!息子の発達を後押ししながら応援していきます」

次にこんなお子さんの変化を引き出したOさんがおウチでやってくださった事をお伝えしますね。

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3.正しいことは封印して、好きなことをとことんやる3つのポイント

①家を居心地のいい場所にすること

例えば

・行動を肯定する

どんな時間に起きても「起きたんだね」
お弁当が食べてあれば「食べられたね」
お風呂にはいったら「お風呂にはいったんだね」

・おだやかに笑顔で接する

お母さんがイライラしていると家の中がどんよりします。
「お母さんはいつでもあなたの味方よ」そんな気持ちで笑ってみてください。
鼻歌歌いながら家事をするといいですよ。

・大人の正論は封印する

子どもは早く寝るべき、学校に行くのが当たり前、ご飯はしっかり食べないとなど「べき」「ねば」は封印しましょう。

②家の中で好きなことを自由にたくさんやらせてあげること

例えば

・夜中に起きて料理をする

・マンガを大人買いする

・お風呂で映画やドラマをみる

・夜自転車で買い物に行く

③親子で笑い声が起きるチャンスをたくさん作ったこと

例えば

・ドラマが好きなお子さんなら、最新ドラマをチェックして一緒にみない?と誘って、一緒にみる

・ゲームが好きなお子さんなら、「お母さんが一緒にできるゲームあったらやりたいな」と声かけし、一緒にやってみる

・寝る前に毎晩トランプ大会をし、勝った人が次の日の朝ご飯を決められる、負けた人はママの肩もみをするなどの景品付きで楽しい時間を過ごす

お子さんの好きなことに寄り添うといいですね。

発達加速の視点からはどれも大切なことですが、ここまで勇気をもって対応できるママはまだまだ多くないかもしれません。

Oさんが、迷わずにこんな対応をできるようになったのは上級講座に進まれて

「学校に行くことだけがゴールではない」

と知ったからだそうです。

学校発達しやすい子もいればおウチ発達しやすい子もいる。チームの仲間のおウチでの実践やその裏付けとなる研究を聞いて、どこにいても「発達する」ことさえ叶えば大丈夫なんだと思えるようになったそうです。

そんなOさんが上級講座(パステルジャンプ)への参加をきめたきっかけは基礎講座をまなんで親子関係が落ち着いてきた時に

「子育てオンリーの生活ではなく私は私のできることややりたいことをやってみようと前向きな気持ちになれたから」

いまでは、上級講座のまなびを活用して迷いのない子育てをしながらWeb記事のライティングにチャレンジされています!

不登校って悪いことじゃない!

学校という場所が、学校での教え方が、お子さんにちょっとだけフィットしていないだけなのです。

再登校を決めるのは子ども自身。

どこにいても。いつでも。発達ファーストでサポートしてあげられるママが増えるといいな…と思っています!

執筆者:清水畑 亜希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー) 

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