1.子どもの服選びが終わらなくて毎朝イライラしませんか?
思春期の女の子が、毎日洋服やヘアスタイルがうまく決まらずイライラして困っていませんか?
小さな頃は、「かわいい」「好き」という基準で簡単に決められていた洋服も、小学校高学年くらいになってくると、自分の見た目を気にしたり、周りからどう思われたりするかを気にしたりするようになってきます。
そんな年頃なのだということはわかっていても、あまりに朝の準備が終わらなくて登校にも支障がでてきたり、癇癪を起こしてしまって感情が荒れ放題になったりしていたら、注意が必要です。
今回は、繊細で人からどう思われているかをとても気にする我が家の娘が、洋服選びで困ったことや、どうやって解決できたかをお伝えしたいと思います。
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2.思春期は周りからの評価が気になる年頃なんです
子どもは、10歳ころから社会性が芽生え始めます。
自分のことだけではなく、「他人の目」というものが気になり始めるのです。
HSC(人一倍敏感な子)である子どもは特に、他人の目を気にしすぎることがあります。普段から、他人の気持ちを敏感に感じ取っているため、他の人が自分のことをどう思っているのか、とても気になる場合があるのです。
「自分が好きなものはこれだから、これでいい!」と自信を持って言えれば楽ですが…何事も深く考えすぎる傾向があるので、洋服選びでも時間がかかったり、考えすぎて疲れてしまったりとうまくいかないことも多くなります。
洋服はHSCの女子にとってはお守りのようなもの。自信のない自分を守ってくれる鎧なのかもしれません。とっても大事なものなのです。
だから、かわいい洋服を着たいし、自分を良く見せてくれるものがいい。素敵なコーディネートができれば気分も上がって自信を持って出かけられます。
うまく決められなくても、否定せずに、一緒に楽しく洋服選びをしてあげることで、自分に似合う服を決めることもできるようになっていきますよ。
3.繊細タイプ女子の服選びが親子共にストレスだった
我が家にはHSCの傾向がある、小学6年生の娘がいます。
おしゃれが好きで、ファッションやヘアスタイルはダサくないか、流行に乗れているかをよく気にします。
おしゃれを純粋に楽しんでくれればいいのですが、人からどう見られるか、おかしくないか、着心地などにも気にしすぎるところがあるので、その日着る服をなかなか決められず困った日々がありました。
そんな傾向が始まったのは小学3、4年生頃からでした。登校しぶりもあった娘は、学校に元気に行けない自分に自信を持てずにいました。
新しい服を買っても、試着していいと思ったのに家に帰って来てみると「やっぱ、なんか変だ!」と言って着られなかった服がたくさんあります。
また、似合っているのに、
「足が太く見える」
「ダサい」
と見かけを気にしすぎる発言が多かったり。
「もう着られる服がなんにもない!お母さん選んで!」と言うので選んであげても、「そんなの着られるわけがない!」と怒り出したり。
せっかく買ってあげたり選んであげたりしたのに、結局着ない、怒り出すというような態度をとる娘に、私もイライラしてしまうことが多くなりました。
「もう、ある服から選ぶしかないんだから、つべこべ言わずに選びなよ」
と心の中でつぶやくと、それが顔や雰囲気に出ているのか、私の態度で余計に娘もイライラする悪循環。
結局はふてくされて、いつも同じパターンの服を着て納得のいかない表情をすることが多く、時には泣きながら支度をすることも…朝から親子の雰囲気は最悪です。
そんな日々が多くなってくると、「着る服が決まらない問題」はとても大きな問題となっていきました。
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4.「共感」と「見える化」で問題解決!
服を決められず怒り出すこともあった娘が、今では怒ることはなく毎日穏やかに朝着替えることができるようになりました。
我が家で効果のあった2つのステップをお伝えしますね。
◆洋服選びは女子の命!ということを心から共感する
まずは、お母さんのマインドを整えましょう。
「服くらい、なんでも同じよ」
「誰もそんなに見ていないから」
と、洋服選びに悩みまくる娘さんを見て思ったことはありませんか?
その想いが、繊細で人の心を敏感に読み取ることができる女の子に伝わると…
「お母さんひどい!」
「私がこんなに一生懸命かわいくなろうとしているのにわかってくれないなんて!」
「一緒に洋服選んでくれたっていいじゃない!」
と、ひどい母親だと思われ、イライラがヒートアップしていきます。
人からの視線を気にするHSCの子どもにとって、洋服選びは本当に大切なことなんだ!と理解してあげましょう。
HSCの子どもは、五感が敏感なので、キレイなもの、かわいいもので気持ちが満たされると心が落ち着き持ち前のパワーも発揮しやすくなります。
だから、洋服が決まらないときも、子どもの感情に巻き込まれずに一緒に考えてあげましょう。
たくさんの物から選ぶのが大変なときは、「これはどう?」「じゃあ、これはどう?」子どもがどちらかを選択できるように提案してあげるところから始めるといいですよ。
◆服のストックは厳選したものを見やすく保管!
次は、テクニックに関して注意したいことです。
おしゃれ好きな女の子は、色々な服をもっていると思います。
「かわいいから」
「着る服が決まらないから、たくさんあったほうがいい」
と、たくさんの洋服を用意してあげていませんか?用意してあげたのに、「やっぱり着ない」「もう着れない」という服もいっぱいではありませんか?これが、更に洋服を選べない原因を生み出していることもあるのです。
ほとんど着ていない洋服がクローゼットに入っていると余計に迷ってしまうのです!
そのため、本当に着るものだけ見やすいように保管して、ほとんど着ない洋服は断捨離、もしくは見えないように保管する方が良いですよ。
更に、色合いごとにまとめて保管したりして選びやすくしてあげると、洋服選びのときにスッと目に入ってくるので選びやすいです。
何パターンか、よく着るコーディネートを決めておくと、更に安心できます。前日の夜のうちに翌日着る服を決めておくといいですよ。
ほとんど着ていない洋服を見えないように保管したことで、洋服を選ぶ時間が大幅に短縮されます。
たくさんあったときは、「どれがいいんだろう?何かいい服があるはずだ」と言い張って無限に悩んでいた娘ですが、悩む材料が減ったことで選びやすくなる効果がありました。
5.自信がついてサクッと服を選べるようになる!
私自身の娘の洋服選びへのマインドを変えたことと、クローゼットの中身を整理したことで、洋服選びの時間の気持ちがとても楽になりました。
1日、2日で解決したわけではありませんが、何度も何度も付き合っていくうちに、娘は、自分の好みの洋服、自分に似合う洋服、どういう形だと脚痩せ効果がある!などを学習していきました。
また、最初は着ない服を見えないようにしまってしまうことに対して不安そうでしたが、やってみると「結局着たい服は同じものが多いかも」と言って、本当に気に入った洋服をうまく組み合わせて着ていくという風に落ち着いていきました。
過剰に新しい洋服を欲しがることもなくなっていき、洋服だけではなく身の回りのものも大切にするようになりました。
洋服選びに悩むという気持ちを共感してもらい、洋服を決められるようになったことで自分自身に自信が持てるようになり、洋服などの外側に身につけるものに過剰に頼らなくても済むようになったのだなと思います。
自分の気持ちのバランスをとりながら服選びができるようになれば、気分を上げたいときは元気になる服、落ち着きたいときは静かめな服、というように自分をコントロールする力も身につけられます。
ぜひ、皆さんもお子さんが服選びに困ってしまったら試してみてくださいね。
執筆者:すずき真菜
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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