1. 発達障害で不登校のお子さんが欲しいモノを我慢できないワケ
発達障害で不登校のお子さんが、欲しいものがあるとすぐに買ってしまうことに悩んではいませんか。
いくらお金の大切さを伝えても我慢できない…
買っても、また欲しいものが出てきて買ってしまう…
そんなお子さんの様子にお母さんは、心配になってしまいますね。
発達障害のお子さんが、欲しいものがあると我慢できないのはなぜでしょうか。
発達障害のお子さんは、衝動性やこだわりの強さがあるため「欲しい」と思ったら、我慢することができません。お母さんが「我慢しなさい」と言っても、お子さんは、欲しいモノへの衝動性を抑え、買うものを他に変更することができないのです。
加えて、不登校になったことにより、落ち込んだり不安になったり、自分の存在価値を認めることができなかったりと、メンタルが不安定になります。
感情のバランスが崩れると、脳の性質上、衝動性やこだわりがより強くなってしまうのです。
また、お母さんは、お子さんに「それ買っちゃダメ」「それは高すぎるよ」とイライラモードでガミガミ言っていませんか。
お子さんへ「お金の大切さ」や「お金の使い方」について声かけしても、お子さんとの関係をより悪化させるので、お子さんは、正しい金銭感覚をいつまでたってもマスターすることはできないのです。
我が家の息子も金銭感覚がおかしく、当時の私はただただ心配するあまりお金の使い道に制限をかけ、お金の大切さについて息子に口うるさく声かけしていました。
では、発達障害で不登校の息子の金銭感覚がおかしかったエピソードをお伝えします。
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2. 金銭感覚がおかしい!?息子のエピソード
発達障害で不登校の息子は、毎月のお小遣いが入ると、すぐにゲームソフト、漫画、パソコンの周辺機器を買うために全てのお金を使っていました。
そして、お金が無くなると
私に「漫画買って」と訴えてきて、私が、買うまで文句を言い続ける状態が続いていました。
そんな息子を心配するあまり、息子に、
「また買うの」
「いい加減にしなさい」
「何回言えばわかるの」
「買ったばかりでしょ」
とイライラモードでガミガミ言ってしまっていたのです。
そんな私の声かけに息子はキレ、喧嘩が絶えない状態が続いてしまいました。
では、そんな最悪の親子関係の状態から一体どのように関係を修復し息子に正しい金銭感覚をマスターさせたのでしょうか。
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3. ◯◯◯◯で正しい金銭感覚を身に付けられる!
我が家で取り組んだことは2つです。
♦お金の制限をやめる
私は、イライラオーラを封印し、息子がお小遣いのなかで何を買っても、黙って見守りました。
「なんで、そんなに使うの」
「また買うの」
と言いたくなっても、グッとこらえて我慢です。
息子が、お小遣いで買っているものに関しては、
「○○買ったんだね」
「それいいね」
と肯定していきました。
♦おつかいで正しい金銭感覚を身に付けよう!
実際にお金のやりくりを体験し学んでいけるように、息子におつかいを頼むようにしました。
おつかいを頼むときは少し余るくらいのお金を渡し、「余ったお金でお菓子を買っていいよ」と伝えました。
お遣いを頼んだ当初、息子は、値段を確認せずに買い物をしていたため、欲しいお菓子を買うことができませんでした。
しかし、次第に、おつかいの経験を重ねると欲しいお菓子を買いたいので、
「卵は1パック150円の方にしたよ」
「トマトは1パック170円のものにしたよ」
としっかり値段を見ながら買い物できるようになっていきました。
そして、お金のやりくりをし、余ったお金でお菓子を買ってくることができるようになったのです。
おこづかいをすぐに使っていた息子ですが、私からの否定的な言葉がなくなり、おつかいで実際にお金のやりくりを体験することで、自分で考えて買い物ができるようになりました。
お母さんは、お子さんの特性を理解し、お金の大切さを伝え、お金の使い方に制限をかけたりするのではなく、肯定の声かけをしながら、おつかいで正しい金銭感覚を覚えさせてあげましょう。
正しい金銭感覚は大人になり急に身につくものではありません。お子さんのうちからトレーニングしていきましょう!
執筆者:小川 薫
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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