自室に引きこもりがちだった不登校の中学生がリビングで楽しく家族で過ごせるようになる家族の関り方

不登校になった後、自室にこもりがちになり、いつの間にか引きこもり予備軍⁈リビングで過ごす時間が減り、1週間、外出しないことも…そんな不登校の中学生がリビングで家族と過ごす時間を楽しめるようになるとっておきの対応をご紹介!

1.心を休めるはずの不登校で子どもを追い詰める⁈

学校に行くべき!

そう信じて頑張って行かせた親御さん、そう信じて頑張って通ったお子さん。

でも、心に疲労が溜まりすぎてもう限界。

ちょっと休憩しよう!

と、不登校を選択したけれど、子どもが自分の部屋から出てこなくなったとお困りのお母さんはいらっしゃいませんか。

心を休めるはずの不登校で、逆に心を追い詰めてしまうこともあるんです。

お子さんが部屋から出てこなくなったら、それは赤信号

ご家族の対応を変えると、自室から出てきて、リビングで過ごす時間が増えますよ!

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2.自分の部屋にこもるのには理由がある!

✔️お昼過ぎに起きてきて、1日中ゲーム三昧。

✔️学校に行かないことをいいことに好き放題して、怠けている。

と、お怒りのお父さんやお母さん、ちょっと待ってください。

不登校を選択したお子さんの心の中をご存知でしょうか。

・みんなができていることができない自分が情けない

・どうして学校があんなに辛いんだろう

・僕はみんなより劣ってる

みんなとは違う『不登校』を自信を持って選択する子なんてほとんどいません。

私たち大人も、周りの人と同じ動きをしていれば、安心しますよね。

不登校のお子さんも、みんなと同じように、行けるなら行きたい。でも、行けないんです。

その不安や劣等感に目を向けてしまうと、心が壊れてしまいそうになる

だから、

・ゲームに熱中する

・家族が朝の支度をしている時間は寝て過ごす

これらは、お子さんが自ら編み出した心を守るための対策です。

そんな不安でいっぱいの不登校のお子さんに、学校のことや勉強のこと、学校に行ってる友だちのことなどの話をすれば、どういう感情になると思いますか。

まだ心が充電されていない時に、学校関連の話をするのはNG

お子さんは自分の部屋に引きこもり、家族と顔を合わせる機会を減らそうと工夫をします。

お子さんが自分の部屋から出てくる回数が減っていたら、おうちの中の雰囲気話題を振り返ってみてください。

引きこもりがちになってしまったお子さんでも、リビングで楽しく過ごすことができるようになる家族の関わり方をご紹介します。

3.対応を変えると自室から出てきた引きこもり予備軍の息子

中1の5月から不登校を選択した我が家の息子。

制服を着て家を出ていくのですが、10分後、途中で足が進まなくなり、家に帰って来ることが続き、不登校になりました。辛い気持ちと戦い、相当、頑張ったんだと思います。

「学校は行って当然」と捉えていた私も、

「よく頑張ったね、ちょっと休憩しよう。」と休ませる判断をしました。

しかし、心のどこかで


「今後、学校に戻るにはどうすればいいんだろう。」

「勉強はどんどん遅れるし、大丈夫なはずないよね。」

「学校に戻る気持ち、あるのかな。」

などと、心を休ませるどころか、次のステージのことを考えてしまっていました。

そうすると、私から出てくる言葉はどうしても子どもにとっては聞きたくない内容の話。


「勉強が遅れないように、オンラインの家庭教師の体験してみる?」

「学校の授業を配信してもらって、オンラインで授業に参加できるみたいだけどやってみる?」

「休みはじめて2ヶ月経ったけど、これからどうしよっか?」

このような話をしていました。すると、次第に、自室で過ごす時間が増えていき、気づいたら1週間外出ゼロが当たり前になっていました。

このままでは、本当に引きこもりになって、学校に戻るどころか、社会にも出ていけなくなるのではと不安になりました。そして、不登校について勉強し、考えを改めました。

すると、少しずつ、自分の部屋から出てくる回数が増えリビングで過ごす時間が長くなっていきました。

家族でテレビゲームで盛り上がったり、食事も一緒に取れるようになったり、大きな変化が生まれました。

引きこもりがちになったお子さんと心が離れているな、と感じた時のオススメの対応をご紹介します!





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4.家族で協力!おうちの中の雰囲気作りが命!

おうちの中の雰囲気を、不登校のお子さんが“辛い”と感じないようにするために、気をつけて頂きたいことが3つあります。

1つ目、学校や勉強のことは一切、話題にしない!

学校が合わず、心が疲れている時に学校の話をされるほど、辛いことはありません。

私たちも仕事が辛い、これからどうしよう…と疲れ果てている時に、

「仕事、これからどうしようと思ってるの?」

なんて言われたら、話す意欲が削がれますよね。

心が充電されるまでは、触れないようにしましょう。

2つ目、お子さんに興味、関心を向けること!

「今日は、何のゲームしてたの?」

「ママもゲーム始めてみようかな。」

お子さんがやっていることを否定するのではなく、関心を向け、興味を持って話を聞いてください。

適当に聞くのではなく、真剣に

すると、親子の会話が少しずつ回復し、お子さんが心を開くきっかけとなります。

これは、驚くほど効果的です。

3つ目、お母さんが笑顔でいること!

家族みんなで楽しい雰囲気を作ることが理想的です。

しかし、まずはお母さんが笑顔でいる努力をしましょう。

お笑い番組をわざとつけたり、自分の好きな曲を流したりして、お母さんがご機嫌でいる工夫をしてみてください。鼻歌も効果抜群です。

なんと言っても、お母さんはおうちの中心的存在。

お母さんがヒマワリのように明るく元気に花を咲かせていれば、周りの家族もつられて花を咲かせます。

実際に我が家の場合は、私が変わることで主人も不登校に理解を示し、息子のゲーム相手を買って出てくれるようになりました。

ぜひ、『不登校』を否定的に捉えるのではなく、次へのステップの充電に必要な期間と捉えてみてください。

そうすると、引きこもりがちのお子さんも自分の部屋から出て、リビングで過ごす時間が増えますよ!

執筆者:沢木十和子
(発達科学コミュニケーション トレーナー)

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