1.IQが高いのに凸凹しているってどういうこと?
今日は発達検査の数字のお話をしながら、
凸凹とは?
どんな辛さがあるの?
を紐解いていきますね!
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2.知能検査でわかること
「言語理解」
「視覚認知」
「処理速度」 などとよばれる個別の指標についての力を把握することができます。 WISCは定期的に改訂されていて、いま、日本ではWISC-4とWISC-5が使用されています。
(今日は、細かい解説は省略しますね〜)
この各指標の数字の「ばらつき」や「凸凹」があると、IQが高くてもグレーゾーンといわれることがあって
例えば(ケースその1)・・・ 聞いたり読んだりした内容の理解がはやく
(「言語理解」が高い) 言葉が図や絵を見て、問題を解くのは得意
(「視覚認知」が高い) だけれど、作業を進めるスピードが ゆっくりなタイプ。
(「処理速度」が低い) こんな凸凹があると一例としてこんな困り感がでてきます。 ・聞いたことを全部ノートに書くのが追いつかない
・答えがわかっていることを何度も繰り返し書く学習スタイルを嫌がる など。 頭ではわかっているんです。
わかっているのにアウトプットにつまづいてしまい、書くこと、繰り返すこと、などの学校教育スタイルがどうしても苦痛になってしまいます。
例えば(ケースその2)・・・
絵や図、パズルなどを使った視覚的な情報処理が得意だけど
(「視覚認知」が高い)
言葉を使った理解や表現に苦手さがある
(「言語理解」が低い)
こんなタイプだと。
算数の図形問題だったり目で見たものはスムーズに理解できても
言葉で説明された内容の理解に苦手さが出たりならったことを言葉にして表現しようとするとうまくいかなかったり、お友達とのコミュにコミュニケーションがスムーズにいかない、などの大変さを抱えることがあります。
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3.得意と苦手な力の差が大きい子どものストレスを理解しよう!
こんなふうに、IQが高くても得意な力と苦手な力の差が一定以上開いてくると子どもたちはしんどくなってしまうんです。
持っている力をバランスよく使えないって脳にとってはストレスなんです。
私たち大人は、ついつい
「図形問題ができるなら計算だってできるでしょ」
「特定の科目だけ手を抜いているんじゃない?」
など、努力不足と捉えてしまいがちですが
そうではないんだよ…
ということを少しでも知っていただけると嬉しいなと思います。
子どもたちを取り巻く環境が子どもたちにとって少しでも「優しい」環境になってほしいと願います。
今日は、ちょっと真面目に発達凸凹についてお話をしました^^
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