<進路選びシリーズ>⑧母が言わなくても不登校中学生が自分に合った進路に気づくようになる!?親子の会話4ステップとは?

中学生の進路選び、実力とはかけ離れた学校への進学を希望されたら、お子さんにどのように伝えたらよいのでしょうか?お母さんが「それは無理だよ」と言わなくても、親子の会話でお子さん自身が気づくようになります。今回はその4ステップをお伝えします。

 1.不登校さんの進路選び、やってほしいのは「母からは言わずに、気づかせる」会話!

進路選びの会話が弾む親子になろう!
をシリーズでお届けしています。


今回のテーマは
実力とかけ離れた学校に
いきたいといだした時

「それは無理だよ」と言わずに
子どもに気づかせるには?
です。

前回の記事で最初にやってほしいことを書きましたので
まだご覧になってない方はぜひチェックしてみてください^^

世間一般の大人の常識ではこんなふうに言ってしまうことが多いかもしれません。

「いや、あなた、自分の実力を考えてみなさい」
「無理に決まってるでしょ」
「だとしたら、今の◯倍努力するくらいはしなさいよね」
などなど。

不登校や登校しぶりのお子さんの自信を回復することが成長のための最初のステップなのに
こんな声かけをしてしまっては振り出しに戻ってしまいます。

だから、やってほしいのは
「母からは言わずに、気づかせる」
です。

実際にわが家が発コミュスタンスでやるとこうなりますよ!
を実践しましたのでその記録をシェアしますね。


2.子どもが自分に合った進路を考えるようになる親子の会話4Step!

◆Step1 まずは学校説明会へ足を運ぶ!

内申点が足りなかろうが、出席日数が足りなかろうが、
子どもの「行きたい」と希望する学校の説明会に行きます

◆Step2 その学校の良いところを親子で語り合う

その学校のいいところを親子で語り合います
校舎キレイだね!
学食あるんだね!美味しそうだね
部活いろいろあるんだね
授業は少人数で受けやすいかもね
先生イケメンだったね

なんでもOKです!
まずはネガティブな感情にさせないここがポイントです。

◆Step3 個別相談ではお母さんは聞き役に徹する!

個別相談会に足を運んで学校の先生に一通り説明してもらう。
そして、
へー、そうなんですね
とひたすら聞く

ここではママがしゃしゃり出ずに子どもが聞きたいことを聞かせてあげましょう

もし緊張してしゃべれないなら代弁してあげるのはOK

事前にお子さんと話して
「これは聞いておきたいね」
ということがあったなら
「あなた、英語の宿題がどんなふうに出るか聞きたいっていってなかった?」

などと代弁してあげるのはOKです。

◆Step4 帰り道の「どう感じた?」トークで子どもに考えさせる!

この時に親の意見を交えずに子どもの感想を聞くことからスタートしましょう。
「この学校、好き?嫌い?」
「自分が通うとしたら何が楽しみ?」
「逆に、大変そうだと思うことはなにかあった?」

そして、
「内申点、いくつ必要だって言ってたっけ?」
としらばっくれて聞きます^^

そうすると息子も
「◯点っていってなかった?」
などと答えてくれる。

そうしたら
「そっかそっか!今あなたどれくらいだっけ?」
と聞く

息子も答えてくれます。
「今◯点くらいかな」

私の心の声:
全然足りないじゃないかー!
ですが、それは言わなくていいんです

にっこりして待ってください
待っている間に子どもに考えさせてあげます

すると「足りないかも…」
と子どもが気づくんです。

3.子どもに気づかせる会話から、前向きに自分の進路選びと向き合うことができます!

子どもだって、ぶっちゃけ、

自分の点数が足りないだろうな…
偏差値高すぎるかな…
自分には無理なんだ…
うっすら気づいてはいるんです

だけど、それを、真正面から正論を振りかざして
「あなたには無理よ」
なんていわれたら

もうコミュニケーションをとる意欲すらなくなりますよね

お母さんが言わずとも
第三者の学校の先生に語ってもらい
子どもに考えてもらい
子どもに気づかせてあげることはできるのです。

後日談として
息子は結局どうしたか…?

というと

✔️自分の成績ではムリだということはわかった
✔️自分が大事にするのは部活ができること
✔️勉強は難しすぎない方がいい

こんなふうに整理できれば

じゃあ、そういう学校を探してみようか?
という会話をすることもできるようになるんです。

もちろん理想を100%叶えてくれる学校に出会うのは難しいです。

ですが、こうやって、子どもとの対話を通じて
気づかせてあげたり、
他にも目を向けさせてあげたりすることは、できるんですね!

今回は、
実力とかけ離れた学校にいきたいと言いだした時
「それは無理だよ」と言わずに子どもに気づかせるには?
についてお話しました。

今、こちらでは進路についてお話をしていますが
進路のことだけに限らず日常生活の全てで置き換えて実践いただきたい内容です。

ガミガミいっても通じないなら言わずに教えるという視点にシフトしてみてくださいね!

執筆者:清水畑亜希子
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)

発達凸凹の子の進路・進学準備について、分かりやすく発信しています!
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