今日のテーマは
2学期に始まった
登校しぶりを長引かせない!
「SOS期」の今できる
おうちサポート
です。
はじめに
お伝えしておきたい
大切なことがあります。
いまのお子さんの登校しぶりは
“問題行動”でも
“甘え”でもなく、
ちゃんと意味のあるサインなんです。
登校渋りが増える時期を
SOS期 と呼んでいます。
=登校しぶりが顕著になってきて
「助けて」が表に出始める時期。
*SOS期についての解説はこちらのバックナンバーを参照↓
https://www.agentmail.jp/archive/mail/1638/5402/698211/
不登校は
突然起こるのではなく
小さなしんどさが積み重なり
“もう限界…”となって
表に出てくるもの。
SOS期は
まだ脳にエネルギーが残っている
時期でもありますので
適切なサポートができれば
スムーズに回復へ
向かうことができます^^
今日はその
「長引かせない対応」 を
わかりやすくお伝えしますね。

まず、お子さんが
SOS期なのかどうか
チェックをしてみましょう!
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SOS期チェック
ーーー
✔登校しぶりが始まって1〜2ヶ月ほど
✔登校しぶりの回数が増えている
✔朝荒れることが増えた
✔今までできていたことを
やらなくなってきた
✔学校から帰ると荒れる、
ダラダラすることが増えた
✔体調不良を訴える
✔夜寝るのが遅くなるor
朝なかなか起きない
✔朝の登校準備が遅い、遅刻がち
・・・・・
さていくつチェックが
入りましたか?
2つ以上チェックが入るなら
学校ストレスが高まっている状態。
とはいえ、このSOS期は
お母さんたちが一番悩む時期。
「学校を休ませたら元気だから
ズル休みなんじゃないか」
「休み癖がついたら困るから
登校させたほうがいいのでは」
という迷いが一番多いはずなのです。
ここが、ママの視点を
少し変えて欲しいポイントです。

2つ以上当てはまる
=もう限界のサイン
SOS期は、まだ脳のエネルギーが
残っているので
回復しやすい時期です。
発コミュの関わりが
もっとも届きやすい、
ゴールデンタイムと
理解してもらっても大丈夫です^^
このタイミングで
適切なサポートができれば
・不安が軽くなり
・自信が戻り
・苦手に向き合えるようになり
・再び学校で頑張れる
この回復ルートが
もっともスムーズになります。
逆に、
このタイミングを逃すと
荒れたり、うつっぽくなったり…
回復フェーズに時間がかかることも。
だから
このSOS期の対応が命です。

SOS期のおうちサポート
3つのポイント
ここからは、保存して
今日からやって欲しいことを
紹介します!
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POINT1:
安心を回復させる
受け止め力を発動!
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不安や嫌がる気持ちを
否定せず
正論言わず
まず受け止める。
「そっかー」
「そう思ったんだね」
「話してくれてありがとう」
これだけでOK。
話せた=安心できる人がいる
これが、子どもの心を軽くし
ストレスを取り除く第一歩。
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POINT2:
じゃあどうする?で
小さな挑戦(行動)を
させてあげる
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<選択肢1>
お子さんが落ち着きを取り戻して
「行ってみようかな‥」
と言ったら
その想いを
失敗体験にさせない
声かけをしましょう!
・何時間目まで行ってみる?
・疲れちゃった時は
保健室に行っていいからね
・帰ってきたらあなたの好きな
おやつを用意しておくね!
・晩御飯あなたの好きな
唐揚げにしよう!
こんな、
「頑張ったらいいことあるかも」
の感情をつくりながら
子どもの挑戦を「成功体験」に
してあげましょう。
<選択肢2>
でOK。
登校できないことに
がっかりしないでくださいね。
ママのがっかりは
お子さんの自己肯定感の低下に
直結します。
休む選択をした時も
明るく受け止めてあげましょう!
・自分で決められたね
・今日は何して過ごそうか
と、今日の作戦会議を立てましょう。
学校を休んだからと言って
勉強ができそうな
勉強が苦手な子は
工作でもデザインでも、
テレビでも動画でも、
遊びでも、お料理でも
なんでもいいので
取り組ませて
そのことを親子で
楽しく話しましょう。
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POINT3:
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「学校どうだった?」
「明日はどうする?」
みたいな
ママが知りたいこと
ママが聞きたいこと
ばかりだと、子どもは
話さなくなります。
だから学校以外のことで
親子の会話を増やしましょう!
・どんなゲームやってるの?
・動画なに見てるの?
・好きなキャラは?
・今ハマってるのは? などなど
ここでのポイントは
大人の価値観で
会話の中身を選定しない
こと。
子どもにとっては
ゲームや動画が「心の居場所」。
そこを認めることから
子どもの安心や
自己肯定感が回復していきますよ。
<今日の1日1チャレンジ>
「受け止め」
「小さな挑戦」
「学校以外の成功体験」
この3つを今日から1つずつ
試してみましょう。
やることを忘れないように
ぜひ保存しておいてください。
そして最後に
大切なことをもう一度
お伝えさせてください。
私たちが子育てで
大切にするのは
今日、明日、
学校に行ければいい
…ではなく
ストレスを抱えやすい脳を
回復できる脳に育てること
そしてその未来に
行動できる脳を育てること
です。
このSOS期の対応が
今後の半年〜1年の変化を
左右します。
焦らなくて大丈夫。
ママの関わりで
子どもの未来は
必ず変わっていきます。

