「このまま動けない人間になるの?」 不登校小学生男子が外出を嫌がるときの親の関わり方

不登校になり外出すら嫌がる…そんなお悩みありませんか?このまま引きこもりになったら…?と心配ですよね。不登校のお子さんの外出はコツをつかめば解決できます!外出の計画や誘い方、注意点を通して、子どもの行動力を上げていくポイントを解説します。

1.子どもが不登校に!外出すらしないで、このまま引きこもりになるの?

様々な理由で子どもが不登校となってしまったとき、学校どころか、家の外にも出たがらず、家ではずっとゲーム、動画ばかりで、このまま引きこもりになってしまうのではないか?と心配されるご両親も多いのではないでしょうか。

不登校になってしまったら、登校刺激はしないで、本人の好きなことをさせましょう…とよく言われますが、外出も基本的には同じです!

外出も本人が好きなことから始めると行動しやすい…だけど、ここで気を付けなけければならないのは、お子さんが外出そのものに後ろめたさや不安といったネガティブな感情を持っていることがほとんど、ということです。

では、ネガティブな感情を和らげるためにはどうすればいいのでしょうか?

ここからは、不登校になって学校に行けないのは仕方ないとしても、せめて外出くらいしてほしい…そんなお悩みを解決していくためのいくつかのステップと親ができる工夫をお伝えします。

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2.外出の前に必要なステップ:家で不安をやわらげ、行動力を上げる

不登校になったばかりの頃は自己肯定感は下がり、不安が最高潮に高まっている時期。不安が強すぎて行動する力がセーブされている状態です。外出へのネガティブな感情は、そもそも全体的な行動力がセーブモードになっていることが原因です。

我が家の息子は小学校5年生で不登校になりましたが、やはり最初の頃は全く外出しませんでした。土日に気分転換と思ってスーパーへの買い物に誘っても、ビクビクと周りを見回しながら、クラスメイトがいないかを絶えずチェック

明らかに外出への不安が強く、また、楽しみも感じていない、もちろん気分転換にもならない状況でした。

外出を無理に勧める時期ではないと分かったので、不安が強い息子の脳を落ち着かせることをまず優先させることにしました。

家でゲームや動画ばかりでも決して否定せず、「何のゲームしてるの?」「このキャラクターって○○っていうんだっけ?」「もうここまでクリアしたの?」「上手だね!」など、本人の好きなことに関心を寄せ、しっかり肯定しました。

すると、だんだん会話の量が増え、ゲームの話の中でうれしかったこと、うまくいかなくてストレスだったことなど、自分の感情も話してくれるようになりました。感情を外に出せるようになって、ようやく不安が減ってきたと感じられました。

不安が減ってきたら次のステップとして、行動力を上げるため家の中でできる活動に誘いました。「みんなでババ抜きしよう!」「○○くん、刺身切るの手伝ってくれない?」など、本人がやってくれそうなちょっとした活動に誘い、行動を引き出しました。

家での行動量が増えてくると、しめたもの。その延長線上に外出があります

この後、我が家の外出したがらない息子を私はどう動かしたのでしょうか?


3.我が家の不登校男子の2つの外出プラン実践例

外出を嫌がっていた我が家の外出実践例を2つご紹介します。

不安が減り、行動力が上がってきたとはいえ、外出へのハードルは親の予想以上に高いもの。不安の原因をなるべく取り除き、本人にとってメリットがある内容であること、この両方を意識して計画を立てました。

◆ 子どもが大好きな人を味方につけて好きなことで遊ぼう作戦

小学校5-6年生の頃、担任の先生との関係は良好だったので、週1回、私と一緒に放課後、先生に会いに行くことにしました。

ただし、好きな先生に会うために学校へ行くと誰かに会うかもしれない…という不安が息子にありました。

わたしは先生と作戦会議をし、放課後多目的室で会えば他の子には会うことはないと教えてもらいました!

また「めんどくさいな」「通学路で誰かにばったり会うかも」という気持ちを払拭できるように、「車で行くよ~」とハードルを下げて提案してみました。

担任の先生のはからいで、息子が好きなキャッチボールを毎回してくれることになりました。

キャッチボールをしながら先生と「最近ハマっていること」「最近しているゲームの話」をしていました。キャッチボールの腕前も「どんどん球が速くなってるね!」など毎回さりげなく褒めてくれました

最初の頃は本当にしぶしぶ行くという感じでしたが、本人にとって、週1回30分の先生との時間は「安心できる楽しい時間」となり、何回も繰り返すうちに嬉しそうに「今日、学校行くよね?」と確認するようになりました。

◆ 食い気には勝てない?平日日中でも大丈夫なお出かけ場所を発見!

週1回の学校訪問を重ね、出かけることへのハードルが低くなっていきました。ただ、他の子どもたちが学校へ行っている時間帯は相変わらず家にひきこもっている状態でした。もちろん登校も「俺は絶対に学校に行きたくない!」と断固拒否。

学校に行っていないということに後ろめたさを感じてほしくない。平日日中でも安心感と本人にとってのメリットがある外出をしてみよう、と思いました。

そこで取り組んだのは

平日お昼に焼き肉屋さんでランチする

でした。焼き肉屋に行く、というのは息子にとって非日常な上肉好きな男子にとってもメリット大、満足度大です。

安心感については親である私が誘ったということと、休日の外食時と何ら変わらない態度を心がけました。もし誰かから「あら、学校はどうしたの?」なんて聞かれたら、「今日は家庭の都合でお休みなんです」と言って笑顔でスルーしようと心で決め、堂々と振舞うよう気をつけました。

お昼の焼肉屋さんはビジネスパーソンがほとんどで、息子と同年代の子はいません。みなさん限られた昼休みの時間でお昼を済ませるので、わざわざ息子をジロジロ見てくる人もおらず、安心ポイントになりました。

わたしの仕事が午後からのときなど、月1回程度ですが機会を見つけては息子を誘って平日のランチに行っていると、いつしか息子の方から

息子:「ママ、今日は仕事午後からでしょ。お昼外食がいいな~」

誘ってくるようになりました。もちろん、外出のまたとないチャンスですので、時間とお金が許す限り付き合いました。

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4.外出が増えることで行動力が更にアップ!

家で不安をやわらげ行動力を上げた上で、週1回放課後の学校訪問から始まり、平日日中に外食で出かけることも平気になってくると、更に行動力が上がっていきました。

・○月○日からポケモンセンターで色違いポケモンが配布されるから、ポケモンセンターに行きたい。

・家族旅行に着ていく服が足りないから、ユニクロに行きたい。

など、平日・休日問わず、自分のニーズに応じて外出をするようになりました。

逆にこちらからのお願い、例えば

・牛乳がなくなってしまったから買ってきてほしい。

・メルカリの支払いをしにコンビニに行ってきてほしい。

なども積極的に引き受けてくれるようになりました。

家の中から始めた「安心できて、かつ本人が楽しめる行動をする」ことが次の行動を引き出してくれ、それが家の外での行動、つまり外出につながり、更に行動力が上がるきっかけになります。

みなさんも是非、やってみてくださいね!



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