「勉強、そろそろ
やらせた方がいいですよね」
個別相談で、
そう聞かれることは
少なくありません。
特に中学生になると
「このままで大丈夫なのかな」
そんな不安が強くなる
ママも多いと思います。
Nicotto講座の仲間の間では
不登校の初期にやることは
「安心・安全づくり」。
無理に勉強させません。
ですが!こっそりと、戦略的に
勉強に必要な力を伸ばす
関わりは継続しています。
それは
「できた」「わかった」
という成功体験の記憶を
先につくる関わりです。
え?本当にそんなステップで
大丈夫なの?と思った方のために。
今日は、
Nicotto講座生の古中さんの
お家での取り組みをご紹介します。
講座をスタートする前に
古中さんが子育てのどんなことに
不安を感じ、悩んでいたのか…は
前回のメルマガでご紹介しています。
↓
バックナンバーはこちらから。

古中さんのお子さんは
今中学生。
・書くことが苦手
・学習となると拒否感がでやすい
・見通しが立たないことは取り組めない
そんな特性を持つお子さんでした。
漢字検定に挑戦しよう!
と話題が出るものの
ママの常識は
「漢字を覚えないことには
合格できない」
「とにかく正しく
覚えさせよう」でした。
・大きく書かせる
・一度にやる量を減らす
・そこから量を増やす
など工夫はしたものの
次第に「今日はもうやらない」
と言い出しました。
そしてご褒美作戦を使っても
やらなくなりました。
そんな時に思い出したのが
私(清水畑)の記録。
そこには
「真面目に取り組むだけが
この子の力を本当に
伸ばす方法なのか?」
と、立ち止まって考える
言葉が書かれていました。
「お母さんがやらせたいことと
子どもの今のチカラの
ズレを把握しよう」
「嫌だと思うことは、
何がなんでも回避したい。
それくらい苦手さを感じている」
「苦手克服のアプローチは
うまくいきません」
そこから古中さんは
対応をこんなふうに
変えてくださいました。
それが
「お母さんが漢字検定の
勉強をする」という方法。
ママは、リビングで勉強をする。
その時に
音読をしたり
娘さんに
「大砲の砲の字わからないから
何へんかヒントだしてー」と
お願いしたりしながら
自然と漢字や言葉に
”触れる”機会を増やす
大作戦、です。
そして、ヒントを出してくれたら
「わかりやすいわ〜
ありがとう」
「コツコツ勉強したから
ヒント出すの上手だね」
「助かるよ!」
と肯定しながら
さりげなく”巻き込んで”いきました。
ここでご紹介するのは
ごく一部のやりとりですが
古中さんはそのほかにも
お子さんが、漢字や言葉に
興味を持ちやすくなるように
日々楽しく
会話を重ねていきました。
親子のやりとりを通じて
娘さんが聞き取りやすい
音読のスピードを把握することもでき
その小さな発見は
お子さんがのちに
漢検の勉強に取り組む際の
サポートのヒントにも
なっていきました。
そして、漢検に挑戦した娘さん。
結果は、ママが合格、
娘さんは不合格でした。
もしこれが
娘さんに知識を詰め込むだけの
関わりだったら
「落ちた」という結果で
挑戦は終わっていたかも
しれません。
「次はやらない」と
言っていたかもしれません。
ですが、古中さんは
この取り組み全体を
次への挑戦につながる
自己効力感の回復に
繋げていきました。
日々の取り組みが
”楽しい””できそう”と
感じる関わりになっていたから
それが実現できました。
結果が出た後も
一緒に取り組んだからこそわかる
試験の大変さに共感しながら
「30点増えたね」
「コツコツがんばったからだね」
も忘れずに伝えてあげました。
古中さんは
こう教えてくださいました。
「今回の試験を通じて
私は「合格させること」よりも
挑戦し続ける力を育てることの
大切さに気づきました。
娘が自分で考えて
「次も受けようかな」と
言えるようになったことが
今回の一番の成果だと
私は思っています。」
<今日のポイント>
・学習は
”正しく”やるだけが
大切ではない。
・見通しを立てる力が弱い子には
”やってみせ”て
イメージを持たせてあげる
・努力を成功体験に変える
親子のコミュニケーション
われわれ大人の「やたせたい」と
お子さんの今の力は
ギャップがあることも多いです。
そのギャップが大きいほど
ママにとっては”不安”にも
なりやすい。
ですが、私たち大人が
わが子のことを
しっかり観察して
理解をするチカラを持って
その先に必要な
成長のためのステップを
知っていれば
ママは
迷わずにお子さんを伸ばす関わりに
集中できるようになります。
今日はここまでです。


