1.今の教育現場で、発達障害の子どもは受け入れてもらえているのか?
私は、自分の子育てと発達科学コミュニケーショントレーナーの仕事を通じて発達障害グレーゾーンの子の現代社会での“生きにくさ”と向き合ってきました。
残念ながら、日本の教育現場では、発達障害やグレーゾーンの子どもたちの個性を理解して受け入れてくれる文化はまだでき上がっていません。
成績・評価という一定の評価基準に当てはまりにくい障害や特性のある子どもたちは、学校という環境の中では理解されなかったり、なかなか認めてもらえません。
その結果、進路が限られてしまうということが起きているのも現実です。
その一方で、お母さんたちもその価値観にがんじがらめになってしまっているな…と感じることが多かったのも事実です。
お母さんたちががんじがらめになる理由は、ずばり「将来への不安」からです!
今の日本のような画一的な教育制度では、お母さんたちが「うちの子、将来大丈夫かしら?」と不安になるのも仕方がないことだと思います。
不安になるからガミガミ言い続けるし、苦手なことを集中的に強化しようと思いますよね。
他に方法を知らないから、今までのやり方を力づくで押し通すしかないと感じてしまうかもしれません。
でも、中には「今までのやり方では限界だ」と気づいているお母さんもいることを私は知っています。
2.家庭を「子どもの成長をサポートできる環境」にしましょう!
以前の私は、発達障害グレーゾーンの息子の困りごとにげっそりし「どこかに相談したい!」「誰かに相談したい!」そんな思いであちこちに足を運んでばかりいました。
でも、あちこち回れば回るほど「あれ?これが本当に正解なのかな?」と思い始めていたのも事実。
なぜなら、誰かを頼っても息子はなかなか変わらなかったのです…。
そんなモヤモヤした状態で出会ったのが「発達科学コミュニケーション(発コミュ)」でした。
そして「自分でやるべきだ!」と確信し、発コミュを一から学ぶ決意をしたのです。
子どものことを受け入れるのも、自分自身の対応を変えるのも、私の変化が必要だったので葛藤がなかったかと言えば嘘になります。
でも、葛藤しながらも子どもの特性を理解し、良さを受け入れ、我が子に合った対応をマスターしたことで子育てがグーンと楽になり、ワクワクが広がってきました!
「この子の本当に好きなことは何だろう?」
「それってどうやって子どもに体験させることができるのだろう?」
そんな発想ができるようになると、お母さんの情報収集アンテナは急激に広がって、ワクワクが増えていきます。
これは、お子さんにどんな障害や特性があっても同じです。
これから先もお子さんの学年が上がるにつれて、さらなる挑戦や課題が待ち受けていることでしょう。
課題を先送りせず、今からできることを大事にして家庭で「お子さんの成長をサポートできる環境」を作っていただきたいと思います。
今、発達凸凹のお子さんとのバトルに悪戦苦闘しているお母さんは希望なんてこれっぽっちもない…と、途方にくれているかもしれません。
グレーゾーンの場合、専門家のサポートは必要ないと判断されることもよくあります。
どこかに相談した時に「様子を見ましょう」と言われて、終わった経験はありませんか?
学校の先生に相談しようとしても先生すら対応策を知らないこともあって、結局お母さんが一人で孤軍奮闘するという形になってしまいます。
じゃあ、その「お母さん」はどこで知識を手に入れればいいのでしょうか?インターネットですか?本ですか?
大量の情報に流されて、結局我が子に合ったやり方が見つからないままになっていないでしょうか。
3.お母さんが専門家になることでわが子の良さを理解して伸ばすことができる‼
子どもの成長はあっという間です。
迷ったり立ち止まったりしている時間は残念ながらありません。
だから、発コミュでは「お母さんに専門家になってもらう」という道を作っています。
お子さんの発達の様子とサポートの仕方を「お母さんが1番よく分かっている」という状態になると、学校との連携の仕方も変わってきます。
何よりもお子さんの困りごとが減り、成長を加速させることができるようになります。
だから、この『変化』をお母さんたちには手に入れて欲しいと思っています!
でも、私はお母さんたちに、そのもう一歩先をゆく未来の描き方を手渡しています。
それは何かというと…子どもの良さを見極め伸ばしてあげるスキルです。
発達障害やグレーゾーンでも、世の中で活躍したり頑張っている方がたくさんいるのはご存知ですよね?
そういった方々には必ずといっていいほど、周囲によき理解者やサポーターがいました。
だから、お母さんにはそのポジションをしっかりゲットして欲しいのです!
子育てのゴールは、子どもの自立です。
自立を目指して我が子をプロデュースするチカラをお母さんには手にして欲しいのです!
そのためにも、さっそく着手して欲しいのが子どもの「いいところ探し」です。
ゲームでも運動でも何でも構いません!お子さんが好きなことや、よく話題に上がることをピックアップしてみましょう。
子どもの「いいところ」を見つけてあげると、困りごとを減らすことにつながります。
子どもの特性を理解し、良さを受け入れていくことで子育ては楽になっていきます。ぜひ今日から試してみてくださいね!
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執筆者:清水畑 亜希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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