通常学級で過ごしているけど大丈夫?「通級指導教室」とサポートを受けることを考える時に大切なポイントはコレ‼

発達凸凹のある子を通常学級に通わせているけれど、このままで大丈夫かなと思ったことはありませんか?通級指導教室に通うことに決めたわが家のエピソードと子どもに合った環境を選ぶ上での大切なポイントについてお話します!

1.通級指導教室とは、どんな所か知っていますか?

「通級指導教室」をご存知でしょうか?

小・中学校の通常学級に在籍する困りごとのある子ども達を対象として、必要と判断された場合にその子に合わせた課題に取り組んだり支援を受けることができる教室のことです。

普段は、教室でみんなと授業を受けながら、週に何時間かだけ通級指導教室に移動して指導を受けます。

平成5年に制度化されたもので、私たち母親の世代が子どもの時はこのような支援の方法はなかったので、あまり馴染みがないかもしれません。

しかし、通級による指導を受けている子どもの数は年々増えてきているのです。

わが家の息子は、現在小学2年生。次年度から、通級指導教室に通う予定です。

通うことを決めた経緯や子どもに合った環境を選ぶ際の大切なポイントを今回はお話させていただきます。

2.サポートを受けることを決める時の不安、どう解消する?

◆うちの子通常学級でがんばっているけど、このままで大丈夫?

息子は、不注意傾向が強く集中力が続かない、敏感なところがあり自分の気持ちをうまく表現できないなどの困りごとがありました。

他にも、協調運動や書字が苦手という特性があります。

心配がありながらも、小学校では通常学級に入学。1年生の頃は、担任の先生と連携をしながら家庭でできる限りのサポートをしていました。

担任の先生も子ども達が自信を持って過ごせるように上手に関わってくださる方だったので、とくに大きな問題もなく過ごすことができました。

1年生の終わりには、先生から「入学した時からずいぶん成長しましたね。お母さんも心配なことがあったと思いますが、この調子だったら、とくに通級などのサポートがなくても大丈夫そうですよ。」と嬉しい言葉をいただきました。

息子も1年間がんばって、自信がついた様子だったので、私もすっかり安心していました。

しかし、2年生の2学期の後半あたりから徐々に変わってきました。

整理整頓ができなくなったり、友達とうまく関われていない様子が見えてきて、心配なことが増えてきたのです

以前は、放課後は学校の遊び場で友達と遊んできていたのに、授業が終わったらすぐに帰ってきてずっと動画を見ていたり無気力になっている様子も見られました。

息子自身も「1年生の時より、2年生の方が断然(学校生活が)キツい」と言い出しました。

1年生の時にうまくいっていた分、私は何が良くなかったんだろう…とショックを受ける気持ちがありました。

しかし、息子の辛そうな様子を見て、このまま何のサポートもなく子どもに頑張り続けさせるのは間違っているのでは…と思い始めたのです。

そこで、通級指導教室のことを思い出し、スクールカウンセラーの先生に通うことを考えていることを相談しました。

スクールカウンセラーの先生も、「本人が辛いと言っているなら、通級を検討するのも良いと思います。年齢が上がってくると、家族以外の人からのアプローチも大切になってくるので。」と通級指導教室に通う選択については、賛成していただけました。

しかし
先生から言われたわけでもないのに私の判断で希望して良いのだろうか…
週に何時間か教室を抜けることを息子はどう思うだろうか…
通常学級だけで頑張らせた方が本人のためなんだろうか…
色んな気持ちが駆け巡りました。

でも、私の不安が和らいで、サポートを受けることを前向きに考えられるようになったきっかけや出来事がありました。

◆不安を和らげてくれたのは人との関わりとリサーチ

息子にはじめ「通級指導教室に通うのはどうか?」と聞いた時は行きたくない様子でした。

しかし、しばらくすると「クラスの○○君が通ってるんだけど、あの子1年生の時と比べて別人みたいに変わったんだよね。僕も行ってみようかな…。」と前向きな発言をするようなったのです。

そのクラスの友達が通級でやっていることを息子に色々と教えてくれたり、体験の時は教室まで案内してくれたり、とっても良い働きかけをしてくれていました

私からも「今より安心して学校で過ごせるようになるかもしれないよ。」と通うことをポジティブに捉えられるように通級指導教室について息子に説明をするように心がけました。

すると、息子は実際に体験に行ってみてとても楽しかったみたいで「3年生から通ってみる!」と自分の気持ちを言葉にして私に伝えてきたのです!

私の中で抱えている不安や疑問は、スクールカウンセラーの先生や実際に子どもを通級に通わせているお母さんに率直に聞いてみました

「うちの子は、楽しそうに行ってるよ!」通級に子どもを通わせているお母さんからは、そんな言葉が多かったので、私の不安も和らいでいったのです。

発達の凸凹を抱えている子ども達を支えるには
・本人の力を伸ばしてあげること
・周りの環境を整えてあげること
この2つの視点が必要になります。

この視点から考えても、通級指導教室は通常学級で過ごしながらも困りごとについては少人数で改善する指導が受けられる、子どもが大人数のクラスから離れて落ち着く時間を持てる、成長を見守ってくれる先生が増える、など子どもにたくさんのメリットがあるものです。

私も、正直なところ、できるだけ通常学級だけで頑張った方がいいのではないかという気持ちがありましたが、人に聞いたり、自分で調べていく中で、通級指導教室に通うことのデメリットはとくにないんだなという事に気づくことができました。

通級指導教室に通うことのデメリットがもしあるとしたら
・抜けた時間の授業のフォローを家庭で行うこと
・学校によっては他校まで通わなければならない場合があり、その際は保護者の送迎が必要
という事ぐらいではないかと思います。

※通級指導教室の入級に関しては各自治体ごとに、保護者の希望のみでなく、様々なことを考慮しながら、子どもが通級指導教室での指導が必要かどうかの審査が行われます。

3.親の思い込みや知らない事で、子どもの成長するチャンスを逃さない!

今回は通級指導教室のお話をしましたが、他にも、発達凸凹の子を育てていくにあたって、何らかのサポートを受けたり、進路を選ぶときに多数派の人が選ばない道を選択する場面があると思います。

私たち大人は、“普通であることが良い事、多数派でいれば安心”とどこかで思い込んでいるので、サポートを受けるのをためらってしまったり、それが普通から外れる選択のように思えて不安になってしまうことがあるかもしれません。

しかし、1番大切なことは、子どもの成長を長期的な視点で考えてあげることです。

早いうちにサポートを受けたり、その子に合った環境を見極めてあげることで、子どもの可能性は広がっていきます。

逆に合わない環境に居続けることで、子ども達はどんどん自信を失い、成長するチャンスを逃してしまうのです。

親の思い込みによって、子どもが成長する機会を失ってしまうことはあってはいけないことだと思います。

また、子どもが過ごす環境を選ぶ際には、たくさんの選択肢があることを知ってください

子どもが自分で調べて選択できる年齢になるまでは、親が子どもの過ごす環境の選択肢を知って教えてあげなければなりません。

また、お母さん自身が抱えている不安や疑問は1人で抱えないで、信頼できる人とつながって率直に聞いてみましょう。

なぜなら、思い込みではなく、実態を知ることがとても大切だからです。

たくさんの情報、広い視野を持って子どもの成長を応援できる親をめざしていきましょう!

執筆者:滝麻里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

子どもにたくさんの選択肢を渡せるお母さんになれる秘訣、教えます‼

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