できない自分がゆるせない!完璧主義な発達障害・中学生の女子が自信を取り戻すシンプルなお母さんの「つぶやき」

発達障害を持つ中学生女子のお母さん、あれこれ試してみてもうまくいかないということはありませんか?実は本やインターネットで調べても、女子の対応に響かない理由があるのです。困り感を放っておいて反抗期にこじらせないようにしましょう。

1.発達障害の女子の悩みが本を読んでも解消しない理由

インターネットを調べても本を読んでも「いまいちうちの子には合っていないみたいで…」と感じる中学生女子のお母さんはいませんか?

”発達障害”の本といっても、実はその中身は”男子の発達障害”の本だったりすることが多いのです。発達障害の困りごとの出方は、男子の方が目立つので男子向けの本が多くなっています。

女子の場合、あらわれる症状や特性が男子より目立たないことがあり、”女子の発達障害”はあまり指摘されてこなかったのです。

女子の方が目立ちにくいから、困りごとが少ないのかというとそんなことはありません。

実は、気づかれにくいまま反抗期を迎えると、かえって「こじらせ感」が強くなり、中学生になったころには自信を喪失してしまっている…そんなリスクもあります。

つまり発達障害女子ならではの「難しさ」「ややこしさ」が、反抗期に重なってしまうことがあるのです。

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2.なぜ中学生女子は反抗期にこじらせやすいのでしょうか?

男子と女子の遊び方の違いを見ると、なぜ女子が反抗期に困りごとをこじらせやすいのかがわかります。

男子はモノを介した遊びが多いですよね。「カードゲームしようぜ」などモノを軸に遊びが発展します。

なので普段ウマが合おうが合うまいがその「モノ」という共通点があれば「よし!遊ぼうぜ!」となるので、同じモノで遊びたい子がいればいい、ということが多いのです。

ところが女子の遊びは、「今日何して遊ぶ?」という話し合いがすでに”遊び”です。

「放課後、何して遊ぶ?」
「折り紙は?」
「えー、縄跳びの方がよくない?」
「じゃあさ、今日は折り紙にして明日縄跳びにしようよ」
「そうしよう!」

この「会話」そのものを楽しむ、それが女子の遊びのスタイルなのです。

「会話」を中心にした遊びがその日だけではなく明日も明後日も続いていく。

発達障害の女の子でコミュニケーションが苦手だったり空気を読むことが苦手だった場合、この「遊び」に付き合うのが大変になるのです。

けれども表面上は、その場でうまく取り繕ったり、本人が我慢したり、女子のチカラで乗り切ってしまいます。

それで、トラブルが表沙汰になりにくいのです。女子の発達障害が気づかれにくいのには、この辺にも理由があります。

けれども中学生になって空気を読むとか、顔色を伺うとか、より高度なコミュニケーションを求められるようになると辛さが増してくる

そうなって初めて二次障害のような形で困りごとがあらわれることも多いのです。

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3.女子の反抗期、こじらせ方とは?

特にSOSサインを見逃しやすいのが「できない自分を許せない」タイプの女子です。

できないこともあるけどできることもあるからずっと「努力」で頑張って乗り切ってきた子です。

ずっと「みんなと合わせられる自分」になるよう頑張ってきたけど中学生になっていよいよ友達関係も難しくなってきた。

求められる役割(中学生としてできてほしいこと)も増えてきて、学習の難易度も上がって来た。

そうなったときに、「できない私はダメな子」と自分に無力感を抱くタイプのお子さんです。

そういうお子さんはどんなこじらせ感を見せるかというと、体調が悪くて学校に行けそうもないからお母さんが「休んだら?」と言うと泣いて「絶対にいく」とこだわる。

テストでそこそこ点が取れていても「こんなの全然ダメだ」と言って鬱々としてしまう。

これらは、一見ただのプライドの高い女子と見えがちですが、実は、目立たない辛さをずっと抱えて来た子たちのSOSサインなのです。

4.できたときだけでなく、動き始めたときに声掛けしましょう

「今までできていたこと」ができなくなってきているとしたら、それは子どものSOSのサインです。

そこで、励まそうと褒めても素直に受け取ってくれないのも反抗期女子ならではですね。

そんなときは、お母さんが「できたこと」だけを褒めるのではなく、シンプルに子どもが行動した事実をつぶやくだけにするのがオススメです!

行動できたことに本人が気づき、少しずつ自信を回復できるのです。

例えば宿題が完成したときだけ「頑張ったね」というのではなく、机に教科書を置いたら「勉強するんだね」、やり始めたら「始めたんだね」など何か行動をし始めたときに事実のみをつぶやくのです。

こじらせ感をそのままにすると行きしぶり、鬱々としてくる、攻撃性が高まる、ひきこもりがちになる、などの心配もありますので、早めの対応を心がけてくださいね!

執筆者:清水畑亜希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

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