思春期・子育てのお悩みあるある!“言ってもやらない”思春期キッズも「声」を変えると動き出す!

思春期の子育てでよくあるのが“いくら言っても子どもが◯◯しない”というお悩み。言葉のテクニックだけで、思春期の子ども達を動かすのは難しいところがあります。「声」に気をつけることで、子どもを動かすファーストステップをクリアしていきましょう!

1.思春期の「◯◯しない」子どもにイラッとしていませんか?

今回は、思春期の子育てで疲れたお母さんたちからよく聞かれるお悩み、子どもの「◯◯しない」というお悩みについてです。

例えば
・勉強しない
・ゲームをやめない
・片付けない
・夜早く寝ない

などなど…やらない子どもにイラッときますよね。

思春期の子どもに一度言ったくらいでは、言うことを聞かないのはお母さんの経験上お分かりですよね?

言葉のテクニックだけを使っても、なかなか困りごとが改善していかないのが思春期の子育ての難しいところ…。

うまくいかない時こそ、言葉を発する時のお母さんの気持ちや声に目を向けてみませんか

2.子育てで「声」が重要なワケは脳の仕組みにあり!

なぜ子育てで「声」が大切なのか、それは脳の記憶のメガニズムにヒントが隠されています。

脳の中で、記憶と感情の脳は隣同士の仲良しさんで、お互いに影響し合っています。

つまり、子どもの脳の中にお母さんに何か言われたことが

→嬉しかった!
→腹立つわ!
→怒られる・・・

などと感情とセットになって記憶されていきます

反抗期・思春期の凸凹キッズは、劣等感も強くなっていますので、どうしても、嫌な記憶の方が脳に残りやすいのです。

お母さんに強い口調で何か言われたことが、嫌な記憶=ネガティブなこととしてインプットされてしまいます

するとまた、同じようなことを同じ口調で同じ声で言われると、「お母さんがまた怒っている」「聞きたくない」と脳の働きをストップさせて情報を入れないのです。

そして、脳に指令・情報が届かず、いくら言っても子どもは動かない状態となってしまうのです。

同じ言葉を伝えるのもお母さんの言い方次第で、お子さんの脳の働きを低下させてしまうこともあるので、気をつけてくださいね!

3.子どもを動かすファーストステップは“聞ける”脳にしてあげること

「◯◯しない」子どもを動かすためのテクニックとしては、上手に褒めながら、お母さんが指示だしをすることがファーストステップです。

褒めることで、その行動が正しいことだと記憶に定着させることができます

しかし…この「褒め」がなかなか届かないのが、思春期子育ての難しさですよね?

褒めているのに「うざい」「気持ち悪い」と言われたり無視されたり…「うまくいかない!」と思われたことないですか?

子どもが「うざい」など⾔う時は、感情の脳が荒れているので、強い⼝調で言っても伝わりません

ではどうやったら、「褒め」が思春期の子どもに届くのでしょうか?

まずは、子どもを落ち着かせる「声」のトーンを⼼がけてくださいね。

たとえば、名前を落ち着いた、少しゆっくりとした声で呼ぶと聞いてくれやすくなります。

そうやって落ち着いたトーンで繰り返し話しかけているうちに、子どもの脳を聞ける脳にするためのエンジンがかかります。

そこで、大切になってくるのが“お母さんの気持ち”です。

お母さんが「褒めておけばいいんでしょ」と思っていたり、「何回言ってもわからないんだから!」なんていう気持ちがあると、子どもの脳は先にその気持ちをキャッチして聞かないということが起こってきます。

お母さんの気持ちは、思っている以上に声にあらわれていますよ。まずはお母さんの気持ちを落ち着けてくださいね。

コミュニケーションが難しい思春期でも、ニコッと笑顔で優しいトーンで話しかけると、お母さんからの言葉を聞ける関係を築いていくことができます。

執筆者:山南あや
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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