1.連休明けは、子ども達の様子に気をつけたい時期
もうすぐ連休が明け、また学校生活が始まりますね。
新学期気分の4月とは違って、いよいよ本格的に学校生活がスタートします。
今まで慣れない新生活に気を張ってがんばっていた子ども達も、徐々に不安とストレスを感じるようになる時期です。
とくに気をつけて頂きたいのが、自分の気持ちをなかなか言葉で言えないタイプのお子さんです。
知らずにストレスをため込んでいて、登校しぶりが始まることもあります。
連休明けの時期は、お子さんの様子に気をつけながら、家庭での会話でお子さんの疲れた気持ちを癒やしてあげましょう!
2.ストレスを抱えやすい自閉症スペクトラムタイプの子ども達
我が家の中学1年生の息子は、自閉症スペクトラム(ASD)タイプの不安が強い子どもです。
ストレスを感じても、なかなか自分の気持ちが言えずに、ためこんでしまう傾向があります。
「学校どうだった?」と話しかけても
「今日は学校探検した」
「先生は英語担当らしい」
「自己紹介した」
以上終わり!会話が短い!
会話をしたくても、返事がただの報告になるケースが多いです(笑)
でも、ASDタイプの子ども達は気持ちを言いたくないのではなく、どうやって気持ちを表現したらいいのかがわからないのです。
そもそも、自分の気持ちがよくわかってなかったりします。
だから、ストレスをため込んでいってしまうのです。
そのうち、たまったストレスがどっかんと爆発して、手が付けられなくなることも…。
では、そうなる前にどうしたら良いのでしょうか?
3.“これ”を入れるだけ!子どもの気持ちを引き出す会話術
自分の気持ちが言えないタイプの子どもがストレスを知らずにためこんで、爆発するのを防ぐには…
ズバリ、お母さんがお子さんの気持ちをどんどん引き出す会話を仕掛けていくのです。
子「自己紹介した」
母「ドキドキした?」
子「ドキドキしたよ」
母「でも自己紹介うまくできた?」
子「うん」
母「みんな聞いてくれて嬉しかったね」
など
どんな気持ちだったかを、お母さんが言葉で付け加えてあげるのです。
「嫌だったんだね」
「しんどかったね」
「楽しかったね」
など
お母さんの言葉で、子どもの気持ちをわからせてあげるのです。
そうすると、ストレスをためこむことなく、自分の感情に気づくこともでき、お母さんとの会話も弾みますよ。
お母さんが子どもの気持ちを引き出す会話術に、連休明けはチャレンジしてみてくださいね!
執筆者:山南あや
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)