1.子だくさん子育ては努力と根性では乗り切れません!
子だくさんで、または仕事も忙しくて、体がもう一つほしい!
そんな風に思っているママさんは私だけではないと思います。
わが家は4人きょうだいですので、行事も、送迎も、何もかもが4人分。
家族計画しなかったの?!いやいや子どもは授かりものです。授かれたことに感謝していますよ。
でもね、ほぼワンオペで4人の子どもを育て、仕事もしていると「あ~もうっ!」 と、投げ出したくなるとき、逃げ出したくなるとき、時には「いなくなりたい!!」と思うことさえあります。
こんなときは、キモチに余裕がなくなりますよね。
そして、子どもが何かできなかったり、言うことを聞かなかったりすると、イライラガミガミママを発動させてしまい、親子バトルが勃発していたのです。
2.思春期との親子バトルに限界
わが家は子だくさん。専門学校生の娘、高校生の息子、小学生次男、保育園次女と各一人ずつ子どもがいます。
特に思春期の息子とは、親子バトルの繰り返しでした。
『ゲームばっかり!』
『片付けなさい!』
『出かける準備できたの?!』
『なんでそんな言い方するの!』
『よく考えなさいよ!』
など
子どものやることなすことにイライラガミガミを発動すると、「クソババア!」 「バカ!デブ!〇ね!」と暴言のオンパレード!
まぁ、エネルギーのかかることと言ったら! 精神的にも肉体的にももう限界。
悪循環、これこそ負のスパイラル! 家庭の中がギスギス、夫婦関係もギスギスでいいことはありませんでした。
それでも子どもたちのやりたいことを応援して、希望に満ちた将来のためにと食事やホームケアをしっかり整えて環境づくりをしていました。
しかし、いくら物質的環境を良くしても、逆のコミュニケーションでは、子育ては全く上手く行かないのだと、発達科学コミュニケーションで知ることができました。
3.これで家族まるっと笑顔に
発達科学コミュニケーションで脳科学にもとづく、発達障害・グレーゾーンキッズへの対応方法に、私は目から鱗が落ちる感じでした。
学んで実践した最初のこと。それは『肯定』です。 褒める子育てというのはよく聞いていましたが、褒めることで逆に『うざい!』『きもい!』になる思春期の子ども。
ネットで検索したり、本を読むだけでは、なかなか、変化を感じられませんでした。
ですが発達科学コミュニケーションでの『肯定』は、事実だけを受け止める『アナウンス』と『実況中継』でよかったのです。
褒めると嫌がる思春期にはおススメですよ!
今までのイライラガミガミをいったん封印して、できていないことはスルーして見守り、できていることに注目して、肯定するチャンスを見逃さないのです。
「おっ、ゲームやってるんだね?!」
「なんのゲームやってるの?」 と
興味を示してやっていることをアナウンスして、できれば質問をしてみる。
「あとどれくらいで終わりそう?」と終了の時間を確認しながら、
「 あと5分だよ~」と時間のアナウンス。
そして着替え始めたら、
「靴下履いてるんだね~」
「準備できてるね~」と、
やっていることの事実そのままを実況中継するのです。
この対応は、子どものどの年齢でも効果的で、大人にも通用します。
子だくさんのわが家でも、主人から4人の子どもたちまで全員にこの「肯定」を徹底したのです。
こうして、今までのママの視点を変え、アナウンスと実況中継で今ではすっかり親子バトルも激減しました♪
さらにその他のきょうだいにもアナウンス・実況中継を実践すると、親子バトルはもちろんきょうだいケンカも激減!!
こうして家族の笑顔が増えていったのです。
ぜひ、ママの視点を変えて、できていることをアナウンスと実況中継で肯定してみてくださいね!
執筆者:遠藤有里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)