不登校でも行ける公立高校がある!親が多様な進路情報を手にして不登校中学生でも焦らず進学先を探す心得

中学3年生で不登校だと夏頃から気になるのが受験。出席日数は?成績は?学費は?通信制って高いでしょ?など様々な不安が頭をよぎります。実は不登校でも行ける公立高校はたくさんありますよ!東京都立の学校を調べました。

1.兄妹2人とも不登校⁉全日制の高校はもう無理?

中学3年生で不登校だと気になるのが、高校受験はどうしよう、どうなるの?ということではないでしょうか。

子どもが不登校になるまでは、高校は全日制の高校に行くのが当たり前と思っていました。

夏から秋にかけて、様々な学校では学校説明会やオープンスクール等が行われていて、少し焦ってしまいますよね。

今まったく勉強していないけどうちの子でも受験できる?

出席日数や進学先に送られる成績はどうなるの?

学費もなるべくなら抑えたいけど、不登校で公立高校に行けるの?

そんな不安が頭をよぎりませんか?

出席日数や中学校の成績は問題ないといってくれて、学費もかからない!そんな高校ないのでしょうか?

そう思っていた時に、以前インタビューした障害平等研修(DET)認定ファシリテーター 石川悧々さんの娘さんが通われていた学校を思い出しました。中学校の勉強や出席日数のことを考えずに、行ける公立高校です。
障がい者でシングルマザーの娘さんが不登校に?!学校ではない場所で自信をつけて楽しいと思える人生の歩ませ方~映画「ラプソディーオブcolors」出演 石川悧々さんインタビュー~

私も実際に通った方の話を聞いて「中学で不登校でも行ける公立の全日制高校がある!」と、とても安心しました。

今回は、小・中学校を不登校でも行ける東京都の公立高校(全日制、通信制、定時制)を知って、安心を手にしてもらいたいと思います。

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2.小・中学で不登校でも行ける東京都立の公立高校

わが家は、息子(現在中3)、娘(現在小5)の二人が不登校です。

二人が不登校なので、これからかかる学費が気がかりだったため、学費の面から、不登校でも行ける公立高校を検討することにしました。

しかし、公立高校というと一般的には内申書、出席日数や入学試験が必要です。

調べてみると、東京都では、中学校を不登校でも行ける公立高校のチャレンジスクール、エンカレッジスクール、トライネットスクールと呼ばれる、様々な支援教育へのニーズに対応するための高校がありました。

◆チャレンジスクール(定時制高校)

東京都で小・中学校を不登校や、高校を中途退学した生徒さんでも通えるような配慮がある公立高校です。「高校でもう一度がんばりたい」というお子さんに対して、支援教育を行ってくれます。

昼夜間3部制の定時制高校で、単位制であり総合学科になっています。

東京都には現在5校あります。八王子市には「一般枠」と「チャレンジ枠」両方がある高校もあります。立川市にも2023年完成でチャレンジ校の建設が予定されています。

◆エンカレッジスクール(全日制高校)

※エンカレッジとは「勇気づける」「力づける」「励ます」という意味があります。

不登校などの理由で小学校や中学校に通えなかった、また可能性がありながら十分に力を発揮することができなかった生徒のやる気や頑張りに対して支援教育を行う公立高校です。

入試に学力検査はありません。調査書・面接・小論文・実技などで合否が決まります。

入学後は、中学校では当たり前にあった中間テスト、期末テストはなく、授業に慣れるためと集中力が途切れないようにするため1年次は30分授業、習熟度別、小人数制の授業です。生徒の興味・関心を引き出すための体験学習が取り入れられています。

生徒のサポートをより充実させるため二人担任制です。

全日制高校ですので、朝から午後まで学校に登校することになりますので、不登校となってから朝の苦手なお子さんは注意が必要となります。

◆トライネットスクール(通信制高校)

以下の3つの「ネット」を柱としつつ、「誰でも学べる」「いつでもどこでも学べる」「多様な内容を多様な方法で学べる」をコンセプトとし、何らかの理由により通学できない生徒のために設立された通信制都立高校です。

①引きこもりなどにより、全日制、定時制課程に通学できない生徒のためのセーフティネット
②インターネットのメールでやりとりをするなど、情報通信技術を取り入れた教育
③都立高校のネットワークを活用し、幅広い科目の習得をサポート

都立の通信制高校は、現在3校あります。

スクーリングは、年間約24日程度で、学校により決められた曜日に登校して、提出が必要なレポートの疑問点や相談などができるようになっています。

通信制であっても、家に近い高校を選んだほうがスクーリングに行きやすいのではないでしょうか。

学費も、公立高校の中で一番かからないと言えます。

自分のやりたいことに時間を使いたい、仕事をしながら高校卒業の資格を取りたいなど、自分のライフスタイルに合わせて学ぶことができるというメリットがありますね。

以上、東京都で不登校でも行ける公立高校の特徴をお話しました。

その他の都道府県では、大阪府や神奈川県には、クリエイティブスクール、埼玉県にパレットスクールという名称で支援教育している公立高校があります。

お住いの地域にも、不登校でももう一度学びをチャレンジできる場所はあると思いますので、あきらめずに探してみてくださいね。

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3.明るい進路は周りの大人の声かけしだい

調べて、通っている方の話を聞いてみる、自分で見学に行くと、私たちが学生時代に通っていた普通高校とは仕組みがだいぶ違っていました。

ネットやパンフレットの情報だけだと具体的な様子がわからず不安ですよね。実際に見学に行ったり、体験者の話を聞くととても気持ちが軽くなります。

実際に通われているお子さんたちの様子を見ると、イキイキとした表情で学校に通っていて、わが子もこんな風に学校生活を楽しく送れるようになったら嬉しいだろうなと、こころが明るくなりました。

きっとお母さんも今、学校に行ってなくて大丈夫かな?と思っているように、お子さんも思っているはずです。

まずはお母さん自身が不登校でも行ける学校はあるのか?を調べて心配を手放してください。

チャレンジスクールに通われたお子さんが、こんなことを言っていました。

「中学生の時に通っていた適応教室の先生に

『チャレンジスクールだったら入れるから高校に行けないとか、大人になったらどうしようとか考えなくていいよ』

と言ってもらえたおかげで“高校は行こう!!”と思えた

のだそうです!

いかに周りの大人の不登校に関する心配や不安を子どもにみせない、そんな声かけが大事かわかりますよね。

不登校でも行ける、サポートが充実している公立高校があるとわかっただけでも、心配や不安がやわらぎませんか?

ぜひみなさんも、チャレンジスクールでも、フリースクールでも、お子さんが今好きなものがあればそれに関係する習い事でもいいです。

まずは調べてみることから始めてください。

そしてお子さんには

「なんかめっちゃ面白そうなことができる学校見つけちゃったよ!」
「お母さん行ってきて生徒さんともお話してきたんだけど〜」

「みんな高校に入って楽しく学校通えてるんだって!」

と伝えてあげてください。

「不登校でも大丈夫!」と言える自信を手にして、子どもにも安心を手渡し、伝えられる大人になりましょう!

執筆者:渡辺くるり
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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