1.切り替えができない発達障害の子には怒っちゃダメ⁈
切り替えができない発達障害グレーゾーンキッズは、時間や約束を守れない、こんな困りごとを抱えています。
「時間を守るのは人としてのマナーだからしつけをしなくちゃ。」そんな責任感から、厳しく叱ってしまうママも多いのではないでしょうか?
子育て本で「怒らない子育て」が推奨されるけれど、じゃあ実際どうやって対応したらいいかわからない、と悩んでいるママへ。
発達科学コミュニケーション講座(以下、発コミュ講座と呼びます)を受講されて、ガミガミを手放すことができたおウチで、どんな変化があったのか?なぜその対応が大切なのか?をご紹介します。
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2.講座を受講してたった3ヶ月で切り替え力がアップ!
Tさんと出会ったのは息子さんが小学校3年生の時でした。
お子さんは、発達障害グレーゾーンのお子さんで、勉強面では書くことが苦手、板書をしたりドリルを解いたりすることを嫌がるお子さんでした。
生活面では時間をみて動くことができず、朝はお友達との待ち合わせでいつも待たせてしまうので、ママも「時間や約束を守れないなんて人としてよくない!」と注意することが多かったそうです。
「当たり前のことを当たり前にしてほしい」
そんな思いからどうしてもガミガミが手放せなかった、とTさんはお話してくださいました。
ですが、お子さんの不登校が長引いてきた時に「怒ってばかりではなく、もっと子どもの背中を
押してあげられるママになりたい」という思いで、発コミュ講座の受講を決断されました。
講座を受講して3ヶ月。
お子さんはうまくいかなかった時のイライラを自分で切り替えることができるようになりました。
野球の練習でイヤなことがあって「もう野球の試合なんて絶対に行かない!!」とかんしゃくを起こしても、自分でクールダウンをして落ち着きを取り戻せるようになりました。
ママも、お子さんがテキパキ動けないのは学校への不安が原因とわかり、ぐずったり荒れたりした時の対応をマスターしたことで、毎朝「早く!早く!」とガミガミ言うのを手放すことができるました。
Tさんは基礎講座を終えられる時にこう教えてくれました。
『苦手なことばかりやらせようとしていたから、余計に動けなくなっていたのに、それを知らずに「早くしなさい!」「時間や約束を守りなさい!」と怒っていたんだな、とわかりました。
今では、息子の特性をもっと知りたいと思うようになりました。今は学校生活を苦手に感じていても、一緒に楽しんだり面白いと感じることを通して、子どもが発達できることを探してあげよう!と思えるようになりました。』
親子でこんな変化をされたTさんが、ガミガミをどうやって手放したのかをご紹介します。
3.発達障害グレーゾーンキッズは誤解されやすい
発達障害グレーゾーンキッズは、口では「わかってる!」「やるよ!」というのに、実際は行動を起こしにくいことも多く、大人からすると「嘘をついてる」などと誤解されることも多いです。
ですが、それは、嘘をつくつもりでやっているのではなく、こんな発達のこんな特性が影響しているからなのです。
◆不安やネガティブな感情が強い
何かうまくいかないことがあって、不安やネガティブな感情を感じると、子どもたちは行動を起せなくなります。
自閉症スペクトラム(ASD)のお子さんの中には、不安が強く、感情のコントロールが苦手な子も多いです。
注意欠陥・多動性障害(ADHD)タイプのお子さんは、注意されたり怒られたりすることも多く、マイナスの記憶がたくさん蓄積されています。そうなると「やっても意味がない」と感じやすくなります。
こんな「不安」や「ネガティブな記憶」が子どもの行動の足かせになっていることがあります。
◆集中や行動の切り替えがうまくいかない
発達障害グレーゾーンの子は、過集中の傾向も強く、自分のやりたいことに没頭してしまう特性を持ち合わせています。
注意欠陥・多動性障害(ADHD)の傾向のあるお子さんの「衝動性」(やりたい!と思ったらすぐに動いてしまう)や、ASDタイプのお子さんの「こだわりの強さ」が影響しやすいです。
だから「18時に塾に行かないといけない」と頭では理解しているけれど、その時の状況によっては、切り替えが上手にできないことがあるのです。
お母さんが「当たり前」に感じることが、発達障害グレーゾーンの子たちにとっては「当たり前ではない」ことがあります。
だから、Tさんにはこんな対応をしていただきました。
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4.ママの「こうあるべき」を手放しスモールステップで!
Tさんに対応してもらった方法は、「ママのこうあるべき」を手放して、スモールステップで「行動できた体験」を積ませてあげることでした。
お母さんがイライラして怒りたくなる時は、「お子さんが今持っているチカラ」と「ママが感じる理想のお子さん像」にギャップがあることが多いです。
そこで、「お母さんがやって欲しいこと」ではなく、お子さんが「あとちょっとがんばったら」できそうなことにフォーカスして、スモールステップで、成功体験を積ませてあげることをしました。
例えば、お子さん自身が「学校がイヤだ!」と思っているなら、「学校に行く」ことを時間通りにやらせようとしても、うまくいきません。
だから、お子さんが「やってもいいよ」と思えること、例えば「おやつを買いに行く」とか「ママのお手伝いをする」など、動きやすいことで行動の切り替えを体験させてあげます。
そうすることで「自分にもできた」という体験にもなりますし、ママの声を聞いて動くという脳のネットワークも育つので、指示が通りやすくなり、動ける場面も増えていきます。
言っても動かない発達障害グレーゾーンの子たちは、行動から発達させてあげることが大切です。
こんなステップで、切り替えが苦手なお子さんを叱ることなく、切り替えができない状態を卒業させてあげてくださいね。
今日からぜひ、お子さんの「あとちょっとがんばったらできそうなこと」探しをスタートしてみてください。
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☆メルマガ読者さんからのご感想☆
不登校の息子をどうにかしたい、息子の気持ちを知りたいとネットサーフィンする中、パステルジャンプの記事にたどり着きました。清水畑さんのメルマガを読み始めたとき、思春期の子どもと会話が出来るようになんてなるの?と半信半疑でしたが、毎日届くメルマガの中に不登校を経験しても子どもの未来は明るい!とご自身の経験談が書いてあり、説得力がありました。(Oさん)
執筆者:清水畑亜希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)