1.不登校の子どものわがままはどうしたらいい?
不登校になったお子さんが、「わがまま」ばかり言ってくる、と、悩んでいませんか?
朝は起きたくないと言って遅くまで寝ている
ゲームばかりやりたがる
約束を守らない
等々。
学校にも行けなくて、家でもこんなにわがまま放題になってしまったら、将来どうなってしまうの?と不安ですよね。
だから、お母さんは、
「早く起きなさい!」
「ゲームは◯時間って決まりでしょ!」
「自分で決めたことは嘘つかないでやりなさい」
と、「母親の私が家でしっかりさせないと」と焦ってしまうと思います。
でも、不登校のお子さんが一見わがままのような状態は、「わがままではない」のです。
思春期をむかえる子ども達は、睡眠時間のサイクルが遅い時間にずれていきます。これは、生理的な現象で、本人のだらけや、わがままで起きるわけではありません。
また、ゲームにのめり込むのにも理由があります。
学校に行けないという罪悪感、学校に行けない自分への自信のなさ等、感情が落ち込んでしまっている状態では、脳がポジティブに行動できる司令を送ることができなくなってしまいます。
もう一つ、決めたことを守らないという問題。
「明日は学校行くから」と言ったのに行かない。
「学校休むけど、勉強する」と言ったのに勉強しない。
不登校の子は、「本当は学校に行きたい」「今日はどうしてもツラいけど、明日なら行けるかもしれない」と本人の中で葛藤しています。
「行く」と言ったときは、本心でも、自信が回復していないと行動に移すことがどうしても難しいのです。
学校のこと、勉強のこと、などお子さんにとって”苦手意識”があることを無理やり行動させようとするとかえって抵抗意識が高まり発達がスローになりやすいため要注意。
では、ただ見守ればいいのか?
いえ、発達科学コミュニケーションでは、親子の会話で不登校の子どもが素直に行動できるようになる発達サポートの方法があるのです!
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2.繊細くんの癇癪が減って学校にも行けるように!
実は、今日は発達科学コミュニケーション講座4回目の卒業回の開催でした。
小学生の繊細さん兄弟の変化を教えてくれたHさんが、一見わがままな弟くんを上手に発達させてあげたケースをご紹介させていただきます。
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Hさん
小3男の子・小1男の子・年少さんの女の子、3人の子育てに奮闘されるママさんです。
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次男くん(小1)の変化をご紹介します。
HSC(人一倍繊細な子ども)タイプの次男くんは小学校入学3日目から学校に行かなくなりました。
ですが、今では、不登校だったお兄ちゃんとともに、登校できるようになり、別室登校で参加できる行事や授業は同級生ともいっしょに活動できる日が増えています。
また、発コミュ受講前、ママを悩ませていたのは次男くんの「わがまま(周囲を困らせる要求)」でした。
例えば…
自分は先にゲームをやったのに、後からお兄ちゃんがゲームをやっていると「お兄ちゃんだけずるい!」と文句を言ってきたり。
お兄ちゃんがお友達からお菓子をもらうと「自分も同じものが今すぐ欲しい!!」と大騒ぎしたり。
「僕がお風呂に入らないからママもお風呂に入っちゃダメ」と強制してきたり。
母子分離不安もあり、こだわりの強さもあり、思い通りにならないとすぐに癇癪を起こすことが多く、ママもそれに振り回されてとても疲れていました。
それがもう今では落ち着いてママの子育てもぐっと楽になったそうです。
Hさんは、幼稚園や保育園での勤務経験もおもちで、HSC子育ての資格を取ったり子育てコーチングの勉強をされたりしていましたが、インスタやメルマガをきっかけに発コミュを知ってくださり「自分の子育ての軸を持ちたい」と講座の受講をご決断くださいました。
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変わります!
3.学校が苦手な子の癇癪も落ち着き行動力がアップする4つの型
Hさんが学んで実践してくださったのは発コミュの4つの型だけ、です。
◆肯定の声かけ
一般的な「褒め」は繊細さんに効きにくいので肯定の視点・ポイントを講座でお伝えしています。
真面目で完璧主義な傾向もある繊細さんは、「すごいね!」というような、ザ・褒め言葉を受け止めすぎて「このくらいしかできない自分はすごくない…」という思考になりやすいのです。
だから、できていることをありのままに肯定してあげる、こんな視点が有効なポイントの一つです。
「勉強を始めたんだね」
「このプラモデル、ここの細かいところうまくできたね」
という感じです。
◆困った行動への対応
癇癪や、過度な要求など、困った行動があったときの対応のステップです。
困った行動に、お母さんも感情を荒らげて応戦してしまうと、子どもはますますヒートアップしてしまいます。
子どもの困った行動には視線を向けず、スルーするテクニックが有効です。子どもが怒っていたり、癇癪を起こして暴れていながらも、何か良い行動を起こしたらすかさず褒めましょう。
◆行動力UPの声かけ
お子さんのコンディションに合わせてどんなことから行動力を伸ばしていけばいいのか?
お子さんにとって”苦手意識”があることを無理やり行動させようとするとかえって発達がスローになりやすいので、お子さんが「動きやすいこと」にフォーカスするコツについて講座でお話ししています。
◆子どものエネルギー回復術「ホームカウンセリング」
最終日は、お子さんがエネルギー切れになった時の回復術「ホームカウンセリング」のポイントについて一緒に勉強します!
お子さんが、「今日、〇〇くんと喧嘩になっちゃって…もう僕、一生学校に行けない。大人になっても働かない!」
こんな突拍子のない発言を聞いても、落ち着いて、まず子どもの話をよく聞いてあげるところから、ホームカウンセリングをスタートさせます。これをマスターすれば親子関係がぐーんと良くなり、子どものコンディションがいいときも悪いときも慌てず対応できるようになっていきます。
ママは、毎日、とっても忙しいですよね…
だから、脳科学的に”いいよ”と言われるものだけをママにシンプルに習得していただきたい!
そんな想いで発コミュは4つのステップでマスターしていただけるようにつくってあるんです。
ぜひ、皆さんも4つのステップのはじめから順に試してみてくださいね!
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執筆者:清水畑亜希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)