【動画解説付き】ワーキングメモリが弱い発達障害グレーゾーンの子はこう伸ばす!脱・勉強嫌いのための発達加速術

勉強嫌いの発達障害グレーゾーンのお子さんはワーキングメモリという力が弱いかもしれません。勉強させようとするとうまくいかないご家庭ではワーキングメモリを伸ばす遊びや体験をさせてあげることが得策です!ワーキングメモリについて解説します!

1.勉強嫌いな発達障害グレーゾーンの子の脳におきていること

不登校で勉強しない、勉強嫌いで登校をしぶることに悩んでいませんか? このままでは、どんどん勉強が遅れてしまう…と心配になりますよね。

勉強が苦手で不登校になる子には、ワーキングメモリの弱さが隠れているかもしれません。

ワーキングメモリには2つ種類があります。

言語性ワーキングメモリといって、
 ↓
言葉や数などの音声情報を一時的に覚えたりその情報を使って考える力

視空間性ワーキングメモリといって
 ↓
形や位置などの視空間の情報を一時的に覚えたりその情報を使って考える力があります。

例えば、言語性ワーキングメモリが弱いと指示を聞き逃したり、話を聞いても筋道立てて話せない、なんてことが起きます。

一方で、視空間ワーキングメモリが弱いと黒板を見てノートに書き写すのが苦手、なんてことが起きやすいのです。

こちらの動画で詳しく解説しています!
パステルジャンプの発達ホームティーチャー講座のスタディコンサル(子どもの発達に関して学ぶ上級講座生用の勉強会です)での講義の様子です。

▲クリックで3分程度でわかりやすく解説している動画が見られます!

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2.脳が未熟なのに勉強だけをさせても意味がない!

息子が不登校になり、学習の遅れについての心配はもちろんありました。

ですが、ワーキングメモリが弱い息子に、ただ勉強しろ!といっても勉強に使う脳が未熟なのでうまくはいきません。

しかも、不登校になるまでに「勉強やってもわかんない」という失敗体験をしていますので、ただでさえ学校に行けずに自信を失っている子にネガティブな記憶を蘇らせるような関わりをしたら…

日常生活全般がネガティブになって脳が育ちにくいループにハマってしまいます。

発達科学を学び脳の仕組みがわかった私は、脳が育つなら勉強にこだわる意味はない!とマインドチェンジをし、ワーキングメモリが育つ声かけや日常活動にこだわって不登校期間の生活をプランニングしました。

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3.ワーキングメモリが育つおウチでの作戦3選!

わが家が不登校期間にやったのは、

「聞く力を伸ばす」
「見る力を伸ばす」
この2つ。

この2つを日常生活にどうやっておもしろおかしく組み込んでいくのか?を考えて実行する!

やったのはただそれだけでした。

不登校のお子さんのワーキングメモリを伸ばす3大ポイントを紹介します。

①わかりやすい声かけ

何かを伝えるときは

◯目を見て明るく!
→警戒心を抱かせず、聞く準備をさせる

◯コンパクトに!
→たくさんを伝えると脳内が渋滞するよ

◯具体的に!
→抽象的な声かけは伝わりにくいよ

例えば、ジュースを飲んで空のペットボトルが置きっぱなしになっていたとすると多くのお母さんは、

「これ、なに?」
「どうしてここに置きっぱなしなの?」
「いつもなんて言ってる?」

なんていうフレーズを言ってしまうのですが…

これをどう変えれば良いかというと

「わお!ペットボトル落ちてる」
(明るく注目を引く)

「捨ててね!」
(コンパクトに)
(具体的に)

これだけで良いんです。

②「見て」「喋る」を楽しく体験する

文書を読むのが苦手な子に「本を読みなさい!」…

なーんて言わないでくださいね!

それだと苦手意識だけがムクムクと育ってしまいます。

我が家がやったのは「お料理SOS作戦」

カレーを作るとき、息子を呼んでカレーのルーの箱を指差しながら

「ねえ、野菜切ったあと何しろって書いてある?」
と聞くんです。

すると、読んで教えてくれるんですよね。

こころの中では「しめしめ…」です。

③見て、考えて、手を使う「合わせ技」

カレーで言えば息子を上手にさそって作ってもらうこともよくありました!

自分で作るとなると、ワーキングメモリにちょっと強めの負荷がかかります。

・材料を揃える
・手順を読む
・今やることを覚える
・実際にやってみる

これの繰り返しで1つの料理が完成するわけですね。

手先指先を使うから不器用な部分をトレーニングする役割も実は、密かにありました。

勉強面でも生活面でも使うワーキングメモリだからこそ、勉強だけにこだわらずに伸ばしてあげる方が案外近道だったりするんですよ。

脳の仕組みがわかればやることはガラッと変わります!

いかがでしょうか?勉強嫌いの子の脳がどうなっているのかがわかると、効果のある作戦がたてやすくなるんですね!

みなさんも、夏休みは「宿題やりなさい!」ではなく、「一緒に〇〇やろ〜!」という声かけでワーキングメモリを伸ばしてあげてくださいね。 

子どももお母さんも学び成長できるのはここだけ!
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執筆者:清水畑亜希子
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)
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