外出先で「絶対イヤ!」予定変更で切り替えられない息子
お店が混んでいて入れない時、
「別のお店にしよう」と言った瞬間に怒り出す…
どんな提案をしても「嫌!」しか言わない…
そんな経験はありませんか?
外出先で子どもがなかなか切り替えられないと、周りの目も気になって焦ってしまいますよね。

我が家の息子(小3)も、外食の際、行く予定のお店が変わると切り替えができず、お店の前でぐずぐずしていました。
行きたかったお店が混んでいて、別のお店を提案しても 「嫌!〇〇がいい!」と一点張り。
待つことになると、今度はいつまで待てばいいのかと、イライラしていきます。 なんとか気をそらすよう、しりとりや別の遊びをして時間をつなぐ状態に…。
長い時間待つよりは変更した方がマシだと、以前の私は無理やり別のお店に連れて行く、という対応を繰り返していました。
外でご飯を食べるだけなのに、とてもハードルが高いものになっていました。
先日も映画の前に、息子の好きなお店に行くと長蛇の列が。このまま並ぶと映画に間に合わない状況でした。
以前の私なら、「映画に間に合わないから、こっちに行くよ!」と無理やり別のお店へ連れて行っていたと思います。
一見わがままに見えるこの行動ですが、実はASD(自閉症スペクトラム)タイプの子どもの特性が関係していました。
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ASDタイプの子が予定変更で混乱しやすい理由
予定変更で切り替えられない背景には、強い不安があります。
ASD(自閉症スペクトラム)タイプの子どもは、
・見通しを立てることが苦手
・急な変化に強いストレスを感じやすい
という特性があります。
お店が混んでいる状況を見ると、大人は
「長時間待たないといけない」
↓
「待つのはしんどいから、別のお店に行こう」
と頭の中で見通しを立てますが、子どもはまだ見通しを持てていない状況。状況を理解しようとしているところで止まっているかもしれません。
この状態で別のお店を提案しても、混乱して不安が大きくなってしまいます。

さらに、これまで無理やり予定変更させられた経験が積み重なると「また嫌なことが起きるかもしれない」と頭の中は不安でいっぱいになります。
この不安でいっぱいの状態では、どんなに良い提案をしてもママの声は届きません。
別のお店へ誘う言葉が、「無理やり嫌なお店に行かせようとしている」とネガティブに捉えてしまうこともあるのです。
「嫌!」と拒否することで自分を守ろうとしている状態。つまり、わがままなのではなく、不安から自分を守るための行動だったのです。
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良かれと思っていた関わりが不安を大きくしているかも?
「早く切り替えられるように」と思っての声かけや対応も、実は少しずつ不安を大きくしていることがあります。
見通しが立てられない子にとって、「急に変わる」という経験そのものが、強い不安につながるからです。
そして実はこの不安、経験を重ねるほど小さくなるのではなく、積み重なることで大きくなっていくことがあります。

例えば、
・無理やり別のお店に変更させる
・うまく切り替えられず怒られる
このような経験は、外出や外食の嫌な記憶となって積み重なります。 そしてこの状態が続くと、予定変更のたびに不安が大きくなり、外出そのものを嫌がるようになることもあります。
だからこそ大切なのは、不安が積み重なる前に関わり方を見直すこと。「慣れさせること」よりも、自分で切り替えられた成功体験を作っていきましょう。
スムーズに切り替えられるようになった我が家の3つの関わり
不安でいっぱいの時は、不安を小さくすることが最優先。 すぐ提案するのではなく、「理解して落ち着く→提案する」という順番を意識しました。
実際に行ったのは、次の3つです。
状況が分かるものを見せる
不安が強いときは、言葉だけの説明では余計に混乱してしまうこともあります。
だからこそ、「見せること」を大切にしました。
例えば、
・お店が混んでいる時→行列を一緒に見て「何人いるか」数える
・やりたいことが中止→中止の看板を一緒に確認する
自分の目で状況を確認することで、理解しやすくなり、不安も少しずつ和らいでいきます。
この“理解する時間”があることで、その後の声かけがスッと入りやすくなります。
見通しを伝える(+気持ちの代弁)
状況が分かったタイミングで、「この後どうなるか」をシンプルに伝えます。
見通しが持てると、不安は小さくなります。
例えば、
「1時間くらい待つかもね」
「待つと〇〇遅れそうだね」
また、選べない状況の時は
「行きたかったよね」
「残念だよね」と気持ちを代弁します。
気持ちを分かってもらえた安心感があることで、次の行動に向かいやすくなります。
落ち着いてから提案する
理解して落ち着いた状態で、初めて提案します。
「待つと遅れちゃうから、別のお店にしない?」
「近くに〇〇あったよ、見てみる?」
「〇〇(別の好きな遊び)いっぱいやろうか」
そして切り替えられたら、「切り替えられたね!」としっかり肯定します。この「自分で切り替えられた」経験が自信につながっていきます。

関わり方をこの順番に変えていくことで、我が家では予定変更の場面でも、切り替えにかかる時間が少しずつ短くなっていきました。
今でも時間がかかることはあります。それでも、「見て理解する時間」を取ることで、以前よりもずっとスムーズに動けるようになっています。
ASDタイプの子どもは変化が苦手というより、“分からないことが不安”なだけなのかもしれません。
だからこそ
①見せる
②見通しを伝える
③落ち着いてから提案する
これを意識することで、予定変更のストレスはぐっと減らせます。
外出先での切り替えに悩んでいる方は、ぜひまず「見せる」ことから試してみてくださいね。
執筆者:吉澤ゆうこ
(Nicotto Project 発達科学コミュニケーションアンバサダー)


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