発達障害・グレーゾーンの子どもに降りかかるアクシデントへの対応
ちょっとしたトラブルやアクシデントが起きたときに、すぐに落ち込んでしまう人、どうにか乗り越える術を探す人、あまり気にしない人…いろいろなタイプの人がいますよね。
わが家の発達障害・グレーゾーンの小学6年の息子は、トラブルに見舞われたとき、すぐに落ち込みやすく、不安になり、動けなくなってしまうことがあります。
そんな息子は不登校傾向があるのですが、小学校生活最後の修学旅行にどうしても行きたい!と、修学旅行の少し前から学校に通い、どうにか修学旅行に行くことができました。
よかったよかった…と思ったのも束の間、旅行先から”息子が具合が悪くなっているので、早く帰らせたい”という連絡がありました。
修学旅行のプログラムのほとんどを体験できずに帰宅することになってしまいました。
息子の頑張りを見ていたので、息子はさぞかし悲しんでいるだろう。これからの学校生活でさらに自信がなくなり、また不登校に戻るだろうと覚悟しました。
具合が悪くなり落ち込んでるのは子どものはずですが、私自身も一緒に子どものことで落ち込んでいました。
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落ち込みやすい子どもへの対応の注意点
発達障害・グレーゾーンの子どもはネガティブな記憶を蓄積しやすい特性があります。
まさに「修学旅行に行って具合が悪くなった」「つらかった」の記憶は強く残ってしまいます。
「また具合が悪くなるかもしれない」「つらい思いをしたくない」…そんな気持ちがあると、どうしても次の行動を起こすことができなくなってしまいます。
落ち込んで動けなくなってしまう子どもの姿を見て、親としては、励ましてあげたいと思うも、不用意な発言で感情を逆なでしてしまうのでは…と、どう声をかけたらいいのか迷うことはありませんか?
踏み込んだ発言を避けるように、「つらかったね」「がんばったね」と子どもの気持ちに寄り添って共感してあげることは、とても大切ですが、それだけでは「つらかった」「がんばったけどダメだった」という記憶が強く残ってしまいます。
つまり失敗体験として記憶に残してしまうことになります。
ですから、ネガティブな記憶だけを残すのではなく、どんな状況でも成功体験を子どもに残してあげることが大切になります。
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子どもが落ち込んでるときにかける言葉のポイントとは
落ち込みやすい子どもにどのように声をかけるといいのでしょうか。
それは、どんな出来事の中でも「できたこと」「良かったこと」はあるはずです。
それを何度も子どもに伝えることで、成功体験にすることができるんです!
わが家の息子が修学旅行で具合が悪くなり、途中で帰ることになってしまった状況なんて、多くの人が「残念だったね」「かわいそうだったね」と感じる出来事です。
しかし、私は修学旅行を途中で帰ってきた息子に「行けたね~」「頑張ったよね~」と何度も何度も伝えました。
最初こそ「修学旅行なんて行かなければよかった」と言ってた息子も「つらかったけど、行けたし、できたこともあったし、いいこともあったから、なんか自信が出てきた」という言葉まで出てきました!
ネガティブな側面ばかり見ていると、励ます言葉とせめてもの共感の言葉しか出てきませんが、できていること、良かったことなどのポジティブな側面を見つけることで、声かけもママの気持ちも大きく変わってきます。
私たち大人も、いつもポジティブな側面を見つけられる視点を持っている人でいたいですね!
そうすることで、子どもが落ち込んだときでも、自分自身でポジティブな側面を見つける癖をつけられるようになっていくのではないでしょうか^ ^
執筆者:津森あかね
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)
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