小学生キッズの宿題しない問題はママの永遠の悩み?
小学生の学習内容は学年がすすむと同時に難しくなっていきます。
低学年のうちはなんとかついていけても中学年にあたる小3に差し掛かると一気に難易度があがってきます。
私は、学習は基礎が大切だから今できないとこの先もずっとつまづいてしまうのでは?と心配でした。
そのため、宿題しない長男にさらなる課題の通信教材や家庭学習などをやらせるようになりました。
そんなある日、小3だった長男から「ママのお勉強の教え方が嫌だ。やりたくない」と訴えられました。
そこではっとして、息子の気持ちを尊重せず私の考えをただ押し付けてしまっていたことに気付いたのです。
宿題しないという行動に限らず、朝から晩まで長男の行動を確認し、指示するような関わりだったため、正直、仕事と子どもの対応で私自身も疲弊してました。
伝えているのにできることが増えていかない長男の様子に将来への不安がいつも頭の片隅にありました。
小学生キッズの宿題は「やらせる」のではなく「できる」方法を一緒にサポート
小学生の中学年くらいになると子どもの視野や友達関係も広がり自分の思うようにやってみたい!やってみた結果を確認したい!という思考と行動を深めていくことが大切な時期となります。
いわゆる本格的な自立へ向かうための通過点です。
この時期のママの指示的・過度な関わりは子どもの脳の発達や自主性・主体性や自立心が育つための壁となってしまいます。
そして、小学生の発達障害・注意欠陥多動症(ADHD)のあるなしに関わらず、自分の考えや行動を邪魔されたどうにもならないネガティブな気持ちが反抗や無視・無気力といった形で表れてきます。
そのような過干渉な関わりは「現状のあなたに満足していない」というメッセージとして子どもに伝わるため、子どもにとっては存在を否定されているのと同じくらい悲しい気持ちにさせてしまいます。
宿題をやらせるのではなく、宿題に関してどこでどのタイミングにどんなふうにやろうと考えているのか、どうサポートすればできるのか子どもの気持ちや考えを尊重してサポートすることが必要になるのです。
小学生ADHDグレーキッズが宿題しないを解決するママの子育てをチェンジする!
宿題しない小学生に宿題をやらせることを目的とするのではなく、子どもはどうやって宿題と向き合っていくのかを見守り・サポートすることが必要です。
自主性や主体性をもって、子どもの成長をサポートしていけるように宿題に関するママの目的を「100点をとる」「できる」ようになることから「行動を起こせているか」「結果をどう受け止めているか」という視点に変えてみるのはどうでしょう?
宿題や勉強はいつかやりたい時がきたらやるさ!
と学習成績に関してもテストの結果へのこだわりも捨て去りましょう!
怖いかもしれませんし、不安になるかもしれません。
私自身も大袈裟ではなく一か八か大きな崖から飛び降りる気持ちでした。
成績やテストの結果も含め、何も指示せずすべてをどんと受け入れる覚悟をしたことを覚えています。
不思議なことに長男の勉強に対する苦手意識も薄れ、自分の意志で宿題を終わらせようと思い立ち、行動に起こせるようになっていきました。
そして、宿題を終わらせるばかりではなく100点のテストを持って返ってくるようになりました。
自立に向かう過程で自主性や主体性をもつことは、結果的に子どもの脳を発達させ行動を後押しすることになりますね!
小学生ADHDグレーキッズに効くメモトレを活用して宿題時間をママ時間にアップデート!
本人の自主性にまかせると言っても、完全に手放しするのは心配です。
そこはやっぱり小学生の子どもですからある程度のサポートは必要です。
小学生ADHDグレーキッズは、気が散りやすく行動を持続できない、やりたいことを先にやってしまう、やる気があっても行動を起こせないという特性があります。
ですから、宿題しない問題はメモを使って一気に解決できるのです。
帰宅後、寝るまでの時間の中に「宿題をする」ということを生活ルーティンの中に入れ込んでスケジューリングしたメモを目の付く所に置いておくのです。
ママ側のメリットは
・子どもが行動するまで口出しせずに様子をみることができる
・矢継ぎ早に指示しない
・監視しない
・その間はママ時間を確保できる
そして、子どもを遠巻きに観察して、できたことを褒める、好ましい行動が見えたら認める、実況中継のような声かけをしていけばいいだけなので気持ちがとっても軽くなります。
子ども側のメリットは
・タスクが整理されているので次にやるべきことがわかりやすく行動にうつしやすい
・好きなことをする時間のご褒美タイム(ゲームやYouTubeなど)がきちんとある
・ご褒美タイムを目標にやる気スイッチが入りやすくなる
そして、何よりも自分でできたという達成感を感じ、自分に自信がついていくのです。
自立への階段を登り始めるサイクルを回しはじめることができると、子どもはどんどん自立していきます。
今、宿題しない子どもに注力するのではなく、やろうとしたその行動を見逃さず、すかさず褒める声かけをしながらママの空いた時間は自分の時間として楽しむことだってできてしまうのです!
こんな楽ママの子育て方法を一緒に始めてみませんか?
執筆者:一宮 えり
(発達科学コミュニケーション トレーナー)
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