お子さんの癇癪にイライラで対応してしまい落ち込むことはありませんか?
子どもが癇癪を起こしているときも穏やかに対応したい。
ところがいざ子どもの激しい癇癪に出会うと反射的に反応し、我慢できずにイライラして子どもに対抗してしまうことはありませんか?
発達科学コミュニケーションに取り組み始めたころの私はしょっちゅうありました。
イライラで対応しても癇癪を止められないと頭ではわかっているので、そのたびに、できない自分にがっかり、自己嫌悪でいっぱいになりました。
癇癪で育てにくい子の怒りに巻き込まれてはいけない理由は?
癇癪にお母さんがイライラで対抗してしまうと、お子さんの脳は怒りやすい状態から抜け出せなくなり、癇癪の繰り返しが止められなくなります。
そうは言っても癇癪は激しく、回数がとても多いため、お母さんの心を揺さぶる頻度も高いです。
心の準備をしていても癇癪が長引くと、お母さんも耐えきれなくなり巻き込まれてしまいます。
そのたびにお母さんが自己嫌悪に陥ってしまうと、癇癪に穏やかに対応するのがさらに難しくなってしまいます。
お子さんの繰り返す癇癪を止めるためにも、お母さんの心が癇癪に巻き込まれないための作戦を立てることは、とても重要です!
親子ともに癇癪から上手に離れるための落ち着く距離を作る!
激しい癇癪に、お母さんの心が巻き込まれないためには、お子さんの癇癪から離れることが重要です。
子どもが癇癪を起こす目的の一つは、お母さんに気づいてもらい、かまってもらうこと。
そのため、癇癪を使って目的を達成できなければ子どもは癇癪をやめます。
お母さんがその場を離れ、お子さんが「一人で怒っていても無駄だ」とわかると癇癪をやめることができるのです。
同じ部屋にいるとイライラが伝わってしまうときは、他の部屋へ移動します。
小さなお子さんの場合、目が届かないところまで離れると危ないので、癇癪が起こったら、お母さんは本を読む、テレビを見るという風に、これをする!という行動を決めます。
「癇癪を全く気にしていないよ」と気持ちの距離をお子さんに伝えるためです。
また、小学生中高学年くらいになり、お子さんが癇癪を自覚できると、お母さんとの気持ちの距離づくりが自分でもできるようになります。
冷静なときに、お子さん専用の場所を一緒に作ってあげます。
癇癪が起こったら、心が落ち着くこの場所へ行くように決めてしまうのです。
我が家には、息子の専用場所があり、表札もつけてありました。
小学生になると、頭でわかっても冷静になるのが難しいと自覚します。
癇癪時にはこの自分だけの場所へ入っていき、落ち着いたら自分で帰ってきました。
この静かで狭い、自分だけの場所は息子が冷静になるのにとても役立ちました。
ここでもう一つ、本当に大切なお母さんができる声かけがあります。
癇癪から戻ってきた瞬間を狙い、お子さんに明るい笑顔で
「やったね!!自分で落ち着けたね!!」
「気持ちの切り替えが上手にできたね!!」
と難しいことができたことをわかるように伝えてあげてください。
癇癪からも自己嫌悪からも親子ともに上手に離れることができますよ。
ぜひやってみてください。
執筆者:原田しず
(New Mammyアンバサダー★)
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