思い通りにならないと怒ってモノに当たって癇癪を起こす子ども
癇癪の原因にはいくつかタイプがありますが、思い通りにならないと怒って、モノに当たってしまう子の癇癪にはまず一番に対応してほしいと思っています。
なぜならば、癇癪の中でも一番悪化しやすい状態だからです。
そもそも癇癪というもの自体がエスカレートしやすいものです。
どういうことかというと、癇癪が起こる前段階には思い通りにならなかったり、おもちゃが取られたり、疲れていたり、子どもの中でモヤモヤする状況が発生しています。
そのモヤモヤが解消できず抱えきれなくなってバーンと爆発すると、いわゆる癇癪が起きるのですが、ここで恐ろしいのは爆発した後に「スッキリする」ということなんです。
「スッキリする」は「快」か「不快」かでいうと「快」なので、スッキリしたくて、「モヤモヤする→癇癪」のサイクルが起きやすくなります。
なので、「モノに当たってしまう」が出ているお子さんは要注意!
いますぐ癇癪を減らす方向に舵を切っていきましょう!
思い通りにならないとなぜモノに当たってしまうのか?
思い通りにならないと怒ってモノに当たってしまう子の背景にあるものは、大きく分けると5つの要因があります。
1. 感情表現や処理方法の未熟さ
2.自己抑制力の未発達
3. 言葉の発達の未熟さ
4. ストレスや不安の発散方法として
5. コミュニケーションの未熟さ
1つずつ解説していきます!
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
1. 感情表現や処理方法の未熟さ
幼児期のお子さんはまだ自分の感情を言葉でうまく表現したり、落ち着かせる手段が未発達なことが多いです。
そのため、強い不快感や怒りを感じたとき、言葉ではなく物に当たるという行動で発散しようとすることがあります。
2.自己抑制力の未発達
幼少期の脳は自己抑制力がまだ十分に発達していません!
なのでよく考えずにパッと衝動的に行動してしまう傾向があります。
思い通りにいかないという感情が高まると、すぐに手近な物に当たってしまうのは、衝動に対してブレーキをかける力が未熟だからです。
3. 言葉の発達の未熟さ
幼児期のお子さんは単にまだ語彙が少なかったり、文にする力や表現力や言語を使った理解力がまだ未発達なことが多いです。
なので言葉で気持ちを言えないお子さんが言語を用いず表現してしまうのは致し方ないことでもあります。
4. ストレスや不安の発散方法として
敏感なお子さんや、感覚過敏を抱える子どもは、日常の小さな刺激でも強いストレスを感じることがあります。
また、完璧主義や白黒思考など認知のズレも関係していきます!
5. コミュニケーションの未熟さ
他人の気持ちを理解する力が未熟であったり、気持ちを整理する力が未発達だったり、状況を理解する力が乏しかったり、自分の気持ちに鈍感すぎる時も、自分が疲れていることに気が付かずにギリギリまで頑張ってしまうことも、癇癪が起きる原因になります。
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
このような5つの原因が背景にある場合は、癇癪の中でも思い通りにならないと怒ってモノに当たってしまう子になりやすいです。
モノに当たる行動が出ているお子さんは特に癇癪がエスカレートしやすい状態ですので、うちの子に当てはまるものがあった!と思ったならば、今すぐ対応を始めていきましょう!
最近、妙に怒っているような気がしませんか?
10月11月は、運動会などの行事の疲れや、気温の変化、流行りの病気などで体調を崩すお子さんが増えます。
そのため癇癪がひどくなるお子さんが毎年増えますが、少し落ち着きを取り戻した12月。
疲れが取れたら落ち着くかというと、そうではなく、この時期に癇癪レベルが悪化してしまうお子さんも多いです。
つまり今まではレベル5で怒っていたのが、だんだんと5ではスッキリできなくて6・7・8↑と悪い方向にエスカレートしてしまうお子さんもいます。
ですから、今、思い通りにならないと怒ってモノに当たってしまう癇癪が出ているお子さんは、今すぐ対応を始めましょう!
「思い通りにならないと怒る」は卒業できる!
New Mammyスクールでお教えしている\幼児期からの/脳科学的アンガーマネジメントは「一度身につけたら絶対に怒らなくなる声かけの方法」です。
そう聞いて「そんなことはありえない」そう思うのも無理はありません。
なぜなら、癇癪の問題は、怒っているのはわが子だけではなく、私も含めて、わが子の癇癪に巻き込まれて自分自身も毎日怒鳴ってしまっているママがほとんどだからです。
「怒りたくない」と思っている人のほぼ全員が「もう絶対に怒らない!」と決めても、結局はお子さんの癇癪に巻き込まれて怒鳴ってしまう。
いわゆる「しつけ」の声かけに戻ってしまうことに悩まれているからです。
そんなあなたにやっていただきたいこと。
それは… まずは「毎日の声かけ」を捨ててしまいましょう ということ。
そして、一気に短期的にガラリと新しい声かけに変えてください。
これを正しい手順で行うのです。
そうすると、絶対に子どもの癇癪に巻き込まれず怒鳴らずにわが子の「怒らない脳」を育てる 声かけができるようになります。
私のお教えする脳科学的アンガーマネジメントの声かけはこれまでの子育ての常識、アンガーマネジメントの常識からすればかなり非常識です。
ところがレクチャーの受講生たちは、みなさんお子さんの癇癪がなくなった! もしくは怒っても2、3分でおさまるようになった!と卒業していきます。
その結果、さらに驚くべきことが起きています。
それは、「怒らない脳」を育てた後、理解する力(理解力)や考える力(思考力)やコミュニケーション能力などたくさんの力を身につけ始め、
困りごとがなくなった!
この子はもう大丈夫だと思えるようになった!
自分自身の人生にも目が向けられるようになった!
喧嘩ばかりだった旦那さんとの関係も良好になった!
と人生がうまくいきはじめるのです。
実はこれが私が人生の全てをかけてこの声かけメソッドを習得し、研究し、至った結論でもあります。
「そんなに上手い話なんて、あるわけがない」 そう思うのも無理はありません。
たった1つ声かけを変えたり、ほんのちょっと対応を変えたみたりしただけでは、実は大した効果は見込めません。
ですが、「声かけ」の方法次第では、私たちの人生に大きな影響がある。
それが「怒らない脳を育てる声かけ」というものです。
怒らない脳を育てる声かけの手順をこちらの書籍で詳しく書きました!
まずは脳科学的アンガーマネジメントのはじめの一歩として読んでみてくださいね!
\幼児専用/
アンガーマネジメントスタートBOOK
無料でダウンロードできます。
↓↓↓
執筆者:桜井ともこ
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)
子育てがもっとずっとラクになるママの声かけをお伝えします!
▼無料メール講座の登録はこちらから