思い通りにならないと物に当たる子ども。イライラを「怒らない脳」へ変える!小学生への対応法

思い通りにならないとイライラして物に当たる子どもに困っていませんか?実は小学生の癇癪は放置すると悪化する危険があります。発達障害の傾向がある子も安心。脳科学に基づいた声かけで、物の破壊を卒業!親子で穏やかな毎日を取り戻す方法を解説します。

イライラして物に当たるわが子に、もう限界を感じていませんか?

「自分の思い通りにならないと、すぐに手近な物を投げたり叩いたりする…

注意すればするほど逆上し、イライラして物に当たる姿を見て、どう接していいか分からない

そんなお子さんの姿に、毎日ヘトヘトになっているママはいらっしゃいませんか?

「怒ってもいいけれど、せめて言葉で伝えてくれたらいいのに」と、やるせない気持ちになることもあるでしょう。

実は、私もかつては皆さんと同じように、子どもの激しい癇癪に翻弄されていた一人です。

発達障害の特性があるお子さんの場合、感情のコントロールが難しく、一度スイッチが入ると手がつけられなくなることも少なくありません。

わが子の怒りに巻き込まれ、つい自分も感情的に怒鳴り返してしまい、夜に一人で自己嫌悪に陥る…。

そんなループから抜け出せない苦しさは、痛いほどよく分かります。

しかし、安心してください。

脳科学に基づいた正しいアプローチを知れば、あんなに激しかった「物に当たる」という行動は必ず卒業できます。

この記事では、お子さんがなぜ物に当たってしまうのか、その根本的な要因と、今日から始められる解決への第一歩をお伝えします。

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なぜ子どもは思い通りにならないと物に当たってしまうのか?

小学生になっても、思い通りにならないとイライラして物に当たる背景には、大きく分けて5つの要因があります 。

感情表現や処理方法の未熟さ

幼児期から小学生にかけて、自分の複雑な感情を言葉にしたり、落ち着かせたりする力がまだ発達しきっていません。

そのため、強い不快感を感じた際に、手っ取り早く「物を叩く・投げる」ことで発散しようとしてしまいます

自己抑制力の未発達

幼少期の脳は、衝動にブレーキをかける「自己抑制力」が不十分です。

考えた末に物に当たっているのではなく、感情が高ぶると反射的に手が出てしまうのです 。

言葉の発達の未熟さ

語彙力や表現力が乏しいと、自分の気持ちを相手に伝える手段がありません。

言葉で言えないもどかしさが、非言語的な「破壊行動」として表れてしまうのです。

ストレスや不安の発散方法として

感覚過敏がある子や、完璧主義(白黒思考)の傾向がある子は、日常の些細なできごとにも強いストレスを感じます

その抱えきれない不安が、物に当たるという形で爆発します。

コミュニケーションの未熟さ

他人の気持ちを察したり、自分の疲れを自覚したりする力が弱いと、限界まで頑張りすぎてしまい、結果として癇癪を引き起こします。

特に注意が必要なのは、癇癪を起こして暴れた後に、子どもが「スッキリした」と感じてしまうことです。

「モヤモヤする→物に当たる→スッキリ(快感)」というサイクルが脳に定着すると、癇癪はどんどんエスカレートし、悪化しやすい状態になってしまいます。

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今すぐ対応が必要な理由。連休明けや新学期は要注意!

「もう少し大きくなれば、自然に落ち着くはず」と思っていませんか?

実は、物に当たるタイプの癇癪は、放置するとレベルが上がっていく恐れがあります。

特に注意が必要なのが、新学期や連休などの環境の変化がある時期です。

新しい環境で頑張っているお子さんは、家では気が緩み、溜まったストレスが爆発しやすくなりますす。

新学期スタート時:気を張っている分、帰宅後の癇癪が増える。

連休中:家でリラックスするはずが、かえって生活リズムの乱れから癇癪レベルが悪化することがある。

連休明け:学校生活が本格化し、さらに余裕がなくなる。

今まで「レベル5」の怒りだったものが、物に当たることでスッキリすることを覚えると、次は「レベル6、7、8…」と、より強い刺激を求めてエスカレートしていきます。

だからこそ、物に当たる行動が出始めた「今」こそ、対応を変える絶好のタイミングなのです。

物に当たる子どもを卒業させる「脳科学的アンガーマネジメント」

では、具体的にどうすればいいのでしょうか?

一般的な「しつけ」として厳しく叱ったり、言い聞かせたりしても、脳の仕組みが整っていない状態では逆効果になりがちです。

私がお教えしている「脳科学的アンガーマネジメント」は、従来の常識とは少し異なります。

それは、ママの「毎日の声かけ」を一度捨てて、一気に短期的に新しい声かけに変えていくという方法です。

ママの関わり方をガラリと変える

子どもがイライラしている時、ママまで感情を爆発させてしまうと、子どもの脳は「怒りには怒りで返せばいい」と学んでしまいます。

まずは、子どもの癇癪に巻き込まれない「正しい手順」の声かけを習得しましょう。

「怒らない脳」を育てる

短期的に集中して声かけを変えることで、お子さんの脳のネットワークを再構築します。

受講生の中には、あんなに激しかった癇癪が完全になくなったり、怒っても数分で自ら切り替えられるようになったりする子が続出しています。

副次的な成長を引き出す

怒りのコントロールができるようになると、脳に余裕が生まれます。

その結果、理解力、思考力、コミュニケーション能力など、他の力もぐんぐん伸び始めます

「この子はもう大丈夫」と心から信じられるようになれば、ママ自身も自分の人生に目を向けられるようになり、旦那さんとの関係まで良好になるという、驚くべき変化が待っています。

まずは一歩を踏み出しましょう!

「そんなに上手い話があるの?」と思われるかもしれません。

しかし、声かけの方法一つで、子どもの未来も、あなたの人生も大きく変えることができます。

まずは、脳科学に基づいた「はじめの一歩」を学んでみてください。

物が壊される心配のない、笑顔で「いってらっしゃい」と言える毎日を、一緒に作っていきましょう。

執筆者:桜井ともこ
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)

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