小3の癇癪 ママも言い過ぎてしまった‼そんなときの親子関係の整え方

小3の娘がママにだけ癇癪を起こすと、ママもつい言い過ぎて後悔することはありませんか?そんなとき大切なのは、完璧な対応ではなく気づいたあとに関係を整え直すことです。ママの対応が子どもの学びになる理由をお伝えしますね。

小3の娘の癇癪に、ママの対応を後悔した日

外では穏やかでいい子。

家でも自分のことは言われなくても自分でする。

パパの前でもニコニコしていて、落ち着いて見える。

そんな娘が、ママの前でだけ急に強い口調になったり、大きな声を出して 癇癪をおこす

文句も多い。

良かれと思ってついアドバイスしてしまうことはありませんか?

我が家もそうでした。

学校であった出来事を話してくれたときのことです。

「あの子がこんなことを言った!」

「先生もわかってくれなかった!」

娘は怒ったような口調で、次々に言葉を出していました。

私は話を聞きながら、心の中でこう感じていました。

それは少し違うのでは?

次はこうしたらいいのでは?

そして、つい言ってしまったのです。

「それはこうだったんじゃないかな」

「次はこうしたらいいんじゃないかな」

言った瞬間、空気が変わりました。

娘の表情が固くなり、不機嫌になって大きな声が返ってきました。

私はそのとき、やってしまった!と思いました。

すぐに答えを返すより先に、気持ちを受け止めることが大切だとはわかっていたんです。

それでも、イライラや焦りが先に出てしまうことがある。

ママも人間です。

大切なのは、失敗しないことではありません。

気づいたときに、そのあとをどうするかです。

小3の癇癪がママに向かいやすい理由

小3の癇癪がママにだけ向かいやすいのには、理由があります。

周囲のことを敏感に感じ取る子は、学校で嫌なことがあってもその場では気持ちを出せないことがあります。

友だちに言い返さない

先生にも言わない

その場に合うようにふるまい、自分の中に気持ちを溜めこんでいる子がいます。

そして、どんな自分も出せる相手の前でだけ溜まった感情が溢れ出ているのです。

つまり、ママにだけ癇癪が出るのは、ママを困らせたいからではありません

ママが正しいことを伝えたくなるのは自然なことです。

話を整理したい。

次は困らないようにアドバイスしたい。

ただ、子どもにとってはその言葉を「わかってもらえなかった」と捉えてしまうことがあります。

すると、話の内容より先に否定されたと感じ苦しさが大きくなる子がいます。

小3の癇癪に今ママが対応を見直したいわけ

小3前後は、子どもの内側が大きく変わる時期です。

自分の考えが強くなってきます。

友だちとの関係も少しずつ複雑になります。

まわりを見て、自分と比べることも増えていきます。

見た目にはしっかりして見える子で理解力があるようにみえても、その気持ちをうまく言葉できるかどうかはまた別なのです。

学校では穏やかで困っていることもないように見えても、家で感情が溢れ出る子がいます。

しかし、親子であっても、いつも気持ちよく関われるわけではありません。

言いすぎる日もあります。

わかっているのに、先に言葉が出てしまう日もあります。

だからこそ必要なのは、 「うまくいかないことがあっても、関係は立て直せる」という安心を親子の中で育てていくことです。

この土台があると、子どもは失敗やすれ違いを必要以上に怖がりにくくなります。

それは、この先の友だち関係や家族関係の中でも支えになっていきます。

言い過ぎたあとにママができる対応方法

気づいたときに伝える

「ああ、言いすぎてしまった」 そう思ったとき、私は娘に伝えました。

「ママの思いをぶつけてごめんね」 

娘はその場では「ふん」とだけ返しました。

子どもの反応を急がない

気づいたことを届けたあとに、子どもの反応を急がないことです。

娘は自分の部屋に移動して、しばらくしてから「庭で遊んでくる」と外に出ていきました。

けれど、そのあと「私の態度もよくなかったと思ってる」と話してくれたのです。

この経験から感じたのは、しまった!!と思ったときにそのままにしないことの大切さです。

言いすぎたと気づいたら、なかったことにしないことです。

「さっきは言いすぎたね」「ごめんね」と短く伝えるだけでも十分です。

すぐに笑顔にならなくても大丈夫です。

返事がそっけなくても、ママの姿勢はちゃんと伝わっています。

関係を大切にしたいという意思を見せることです。

人間同士なので、関わりがうまくいかないときはあります。

親子も同じです。

だからこそ、気づいたときに伝え直す。

その積み重ねが、子どもに 「気持ちがぶつかっても、関係は終わらない」という経験を育てていくのだと思います。

執筆者:森崎こころ
(Nicotto Project 発達科学コミュニケーショントレーナー)