泣き叫ぶ息子を抱えて逃げるように店を出ていた毎日
買い物に行くたびに繰り返す激しい癇癪。
「お買い物へ行くのが憂うつ…」そんな風に悩んでいたHさんの、リアルな状況から振り返ります。
小学1年生の息子さん(7歳)は、買ってもらえない時など思い通りにならないと、床に寝そべったり物を投げたりと、激しい癇癪を起こしていました。
「おやつは1個だけね」と約束してスーパーに行っても、「やっぱりこれも欲しい!」とバタバタ大暴れ。
人前で暴れる息子さんを前に、ママは毎回抱えて逃げるようにお店を出るしかありませんでした。

正しさを伝えるのをやめて見つけた小さな光
「早く静めなきゃ」と焦り、正しさを伝えていた当時の私
「なんでそんなことになるんだろう」
「早くこの場を静めなきゃ……でも、どうしたらいいか分からない。」
当時のHさんの心の中は、切実な焦りと悲しさでいっぱいでした。
ちゃんと伝えて理解してもらおうと、「今日は1個って約束したでしょ」「買わないよ」と、
正しさをもって丁寧に向き合っていたHさん。
けれど、正しいことを先に伝えると、かえって息子さんの癇癪が大きくなることもありました。
この子はわがままではなく「不安」なんだと気づいた瞬間
発達科学コミュニケーションを学び、息子さんを観察していく中で、Hさんは「この子は不安を強く感じやすい」ということに気づいていきました。
さらに、スペシャルミーティングやスタディコンサルで他のママの関わりを聞く中で、
「私はいつも一言目から正しいことを伝えていたんだ」と、自分自身の関わり方にも気づきます。
別の場面で、最初に気持ちへ共感するといつもより早く落ち着いた経験もありました。
「もしかしたら、正しさを伝える前に気持ちを受け止めたら、買い物でも違うかもしれない。」 そこから、Hさんの新しい一手が生まれました。

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親子で変えた「一言目」と心に届く安心感
スーパーで再び「これも欲しい!」と始まったその日。
いつもなら「今日は1個でしょ!」と正しさから伝えていたところを、まず一言目に、
「もう一個欲しくなっちゃったんだね」 と、子どもの気持ちを受け止めました。
そのあとで、「さっき一つってお約束したよね」と伝えました。
約束を伝えることをやめたのではありません。
正しさを伝える前に、息子さんがママの言葉を受け取れる状態をつくったのです。
これまで息子さんを観察する中で見つけた、 「最初に気持ちを受け止めると、落ち着くのが早い」 というヒットパターンを、買い物の場面でも試してみました。
それがHさんが選んだ新しい一手でした。
一言目を変えたことで、Hさんは大きなことに気づきました。
「私の一言目が、この子の癇癪のスイッチを入れて、不安を大きくしていたんだ」
この日は、先に気持ちを受け止めると、息子さんは「うーん」と少し考えました。
正しい答えをママが教えるのではなく、子ども自身が考えられる状態をつくる。
Hさんが発達科学コミュニケーションで学び、実践を重ねる中で見つけた、わが子に届く関わり方でした。

自分で考えられるようになった親子の大変化
「次のとき買って」自分から切り替えられた息子の姿
ママに「もう一個欲しくなっちゃったんだね」と気持ちを受け止められた息子さんは、「うーん」と少し考えたあと…
なんと自分から、「次のとき買って!」とスッと気持ちを切り替えることができたのです!
大暴れも床ゴロゴロもなくあっさり解決し、Hさんも拍子抜けしてしまうほどびっくり。
「この子は困った行動がしたいわけじゃない。スイッチさえ押さなければ、自分でちゃんと考えられるんだ!」 と、我が子の秘められた力を実感した瞬間でした。
「正しさを伝える」から、わが子に合う関わりを考えられるママへ
以前は「正しいことを言い聞かせなきゃ」と思っていたHさん。
けれど、発達科学コミュニケーションを学び、スペシャルミーティングやスタディコンサルで他のママの実践を聞いたり、分からないことを相談したりする中で、
「私はここが違っていたんだ」
「こういう関わりをしてみたらいいんだ」と、自分自身で気づき、関わり方の引き出しを増やしていきました。
最初から、息子さんに合った関わりができていたわけではありません。
学んで、やってみて、分からなければ相談して、またやってみる。
その積み重ねが、息子さんの「次の時買って」という変化だけでなく、Hさん自身の成長にもつながっていったのです。

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まとめ
「正しいことを教えなくちゃ」と一生懸命伝えているのに、なぜか子どもの癇癪が大きくなってしまう。
Hさんも、そんな子育てに悩んでいたママの一人でした。
けれど、発達科学コミュニケーションでわが子の特性を学び、息子さんを観察し、仲間の実践から学ぶ中で、Hさん自身の見方が変わっていきました。
Hさんは、息子さんを観察し、「この子は不安を強く感じやすい」
「先に気持ちを受け止めたら、自分で考えられるかもしれない」と、
わが子に合う関わりを考えられるようになったことです。
その見方の変化が一言目を変え、息子さんの、「次のとき買って」という、自分で考えて切り替える力を引き出しました。
Hさん親子も、最初からできていたわけではありません。
もし今、「私にもできるのかな」と思っているなら、
次に「できた!」を見つけるのは、あなたとお子さんかもしれません。
発達科学コミュニケーションで、わが子に合った関わり方を一緒に見つけてみませんか?
執筆者:桜井 ともこ
(Nicotto project 発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)


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