叱るほど悪化する?低学年の子が暴言を吐く脳の仕組み
小学校低学年くらいの子どもが吐く暴言。
実はこれ、環境の変化やストレス、本人の性格のせいだけではないんです。
脳科学で見ると、そこには驚くほどシンプルな理由が隠れています。
低学年の子どもの脳は、感情をコントロールする脳(前頭葉)がまだ未熟 で、「嫌だ!」という気持ちを言葉にすることが難しいお子さんも多く、脳がまだ「成長の途中」だったんです。
子どもが暴言を吐いているとき、脳の中では感情のスイッチ(扁桃体)がバチン!と入り、自分を守るための防衛本能がフル稼働しています。
この状態は、いわば「脳のシャッター」がガラガラと閉まった状態。

外からの言葉をすべて「敵」とみなしシャットアウトしてしまうんです。
そんなときに「そんな言い方ダメでしょ!」「ママ悲しいよ」と正論で向き合うのは、閉まったシャッターに全力でボールを投げ続けているようなもの。
アドバイスが届かないどころか、跳ね返ったボールでさらに火に油を注ぎ、反発が大きくなっていたというのが暴言の正体だったんです!
「まだ小さいから」で終わらせない!
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孤独だった過去。私も息子の暴言に悩み自分を責めていました
「今日どうだった?」たった一言聞いただけで、「うるさい!」「バカ!」と怒鳴られる。
ついカッとなって「そんな言い方しないで!」と言い返しては結局バトルは激しくなるばかり。
「このままで大丈夫なのかな…」と、不安でいっぱいになる。
実は、以前の私そのものなんです。
小学校低学年になって、子どもの暴言がだんだんエスカレート。
「学校行けて偉かったね」と褒めても「うるさい!」と返ってくる始末で、優しくしたいのに、何を言っても反発される毎日でした。

「私の関わり方が悪いの?」と自分を責めては、夜な夜なポチポチ検索して一人で落ち込む日々。
仲良くお喋りしている親子を見ては、「うちはどうして普通に会話できないんだろう」と、真っ暗なトンネルの中にいる気分でした。
だけど、心のどこかでは「やっぱり息子と笑い合いたい!」って思い続けていたんです。
もし今、低学年の子どもの暴言に一人で悩んでいるなら、これだけは伝えたい。
一人じゃないですよ!
かつての私と同じように、どうにかしたい!と頑張っているママはたくさんいます。
そして、その悩みには必ず「終わり」が来ます。
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暴言スイッチをそっと切る!低学年子どもの自信を育む2ステップ
私がそんな「脳の仕組み」に基づいた、怒らない脳を育てる関わり方に出会ったのは、まさに育児の限界を感じていたときでした。
それは、「日々の肯定的」な声かけを増やす、という確かな一歩でした。
やったことは、自信をつけるための2ステップです。
ステップ1:感情の気持ちを代弁する
子どもから「うるさい!」と言われたとき、反射的に言い返すのを一度お休みします。
そして、スルーしてください。
こうすることで、ママ自信の気持ちも感情的になることを避けられます。
その後に、
「イヤだったんだね」「今は疲れているんだね」と、ママが気持ちを言葉にします。
大切なのは、 ムカムカしている顔は見せずに、
穏やかな表情
落ち着いた声のトーン
否定はしない
短く伝える
これで暴言が多い低学年の子どもの脳に「分かってもらえた!」という安心が生まれ、脳のシャッターが開き始めます。
ステップ2:自信を取り戻せる「実況中継」の声かけ
低学年で暴言が多い子どもは、日々注意されすぎて、実は自信をすっかり失っています。
脳のシャッターが閉まりやすいのは、「また怒られるかも」という不安があるから。
そこで効果的なのが、日常の中で当たり前の行動を伝えるだけの「実況中継」です。
・「起きてきたね!」
・「着替えが終わったね!」
・「ご飯もりもり食べたね!」
どんなに小さなことでも構いません。
ママが「できていること」を実況中継し続けることで、子どもの脳内では、 警戒モードだった扁桃体(へんとうたい)が緩んでいきます。

「ここは安全なんだ」「否定されないんだ」と脳が安心すると、閉じていたシャッターが少しずつ開き、ママの言葉を素直に受け入れられる状態に整っていきます。
さらに、出来ている事を実況中継することで、自信を取り戻し自己肯定感がチャージされ、心も自然と穏やかになっていきます。
低学年からの暴言は卒業できる!穏やかな親子の時間へ
できている事に注目し、実況中継で自己肯定を積み重ねていくうちに、トゲトゲしていた息子が話を聞いてくれるようになり、 気持ちを言葉で伝え、自分で気持ちを切り替えられるようになっていったのです。
そして何より、私自身が「会話が怖くなくなった」ことが一番の救いでした。
子どもの暴言はママを困らせるためのものではなく、「うまく伝えられない」心のサインです。
だからこそ、関わり方を変えることで低学年の子どもの暴言は必ず減っていきます。

完璧じゃなくて大丈夫。
少しずつで大丈夫です。
親子の会話は、必ず取り戻せます。
この「怒らない脳」を育てる関わり方は、 発達科学コミュニケーションで学ぶことができます。
一緒に穏やかな毎日を作っていきませんか?
執筆者:峰 かよこ
(Nicotto project 発達科学コミュニケーションアンバサダー)


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