ADHD男子の暴言で絶望の長期休み学
もうすぐ夏休みですね!
夏休みが楽しみ~!というママさんは、どれくらいいらっしゃるのでしょうか?
わが家の注意欠陥多動性障害(ADHD)タイプの息子との夏休みは、息子の暴言に悩み、怒り、苦しむ時間となり、私は憂鬱でしかありませんでした。
「今年の夏休みこそ、毎日笑顔で楽しく過ごすぞ~!」と意気込むも、初日から激しい暴言に心が折れ、新学期が近づけばストレスから暴力も加わるものとなっていました。
何を言っても「うるせー!」 顔を見ればチッと舌打ち。イライラのオーラが目に見えるようでした。
息子の暴言をどうにか止めようと、私も子どもに負けじと大声で叱りつけることで、毎度親子バトルに発展していました。
それが毎日。
親子バトルなんか、したくないのです。
だけど、息子の暴言を止める方法が、息子と同じように激しくぶつかり合うことしかできず、私の理想の「いつも笑顔の優しいお母さん」から程遠いものとなっていきました。
息子がこんな言い方をしなければ、私だって優しいお母さんでいられるのに…。
親子バトルは息子のせいだ。と思っていました。
すぐ怒っちゃうのは性格ではありません!
ADHDのお子さんは小さな時から、落ち着きの無さや、お友達に手を出してしまったりするなど、行動の特性から大人にたくさん叱られている子が多くいます。
叱られる回数が多ければ、お子さんもイライラして怒りっぽい状態になります。
すぐにカッとなりやすいADHDの特性もあり、そのままにしていると余計に怒りっぽくなっていき、その怒りっぽさは脳のクセとなります。
何かあると、怒ってどうにかしようとする脳のネットワークが太くなり、たくさん使うことでそのネットワークはどんどん強くなっていくのです。
そして、キレやすい状態になっていきます。
お母さんのちょっとした言動ですぐキレて、暴言を吐き、もはやお母さんが何もしていなくても、いるだけでイライラしてるのは、脳のクセによるものなのです。
怒りっぽいのは性格ではないのです!
暴言には今すぐ対応が鉄則!
怒りっぽく、すぐに暴言が出てしまうことが脳のクセということがわかったところで、その暴言に対し、お母さんが怒りで応戦するとどうなるでしょうか?
そうです。
怒りのネットワークがより強固なものになり、子どもの怒りのパワーが強くなってしまうのです!
夏休みでお母さんと過ごす時間が多くなるのに、その時間が、子どもの怒りのネットワークを強めることになるのは避けたいですよね。
とは言え、お母さんが何も言ってなくても、イライラして暴言を浴びせてくる子どもに、ここから何ができるの!?と思うのも、とてもよくわかります。
夏休みを穏やかに平和に過ごすために、今すぐできることがあります!
暴言ばかりの子どもには声をかける「前」がポイント!
いつもイライラ、暴言ばかりのお子さんとのコミュニケーションで押さえておきたいポイントは、たった1つ。
笑顔を見せる!
笑顔になんてなれません…と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ここは1つ!女優モードでいってみましょう!
お子さんの前にいる時、口角をちょっと上げるだけでいいのです。最初は作り笑顔だっていいです!
笑顔の人を見ることで、ドーパミンやセロトニンといった、いい気分になれる神経伝達物質が分泌されるという研究データもあるくらいです。
ふーっと息を吐ききって、口角をキュッと上げてみましょう!
笑顔の人が自分を叱りに来るとは思いませんよね?
お母さんが笑顔であれば、子どもは「何か言われるかも…!」とかまえる必要がなくなるので、防衛反応で出ていた暴言も自然と出す必要がなくなります。
また、無表情は怒ってるようにも見えがちです。お母さんは怒ってないのに、お子さんに「お母さんは怒ってる」と誤解されては残念ですよね。
そして、ただ笑顔を見せるだけで、子どもに変化があるの!?と思いますよね。
それが驚くほどの効果があるのです!
「おはよう!」「いってらっしゃい!」「おかえり!」のときにニコッとするだけ。子どもの前を通り過ぎるときに、口角を上げているだけ。
まずは1日。にこっとスマイルを意識して過ごしてみませんか?
親子バトルのない平和な春休みを送りましょう!
夏休み直前!親子バトルをなくしたいママさんはこちらにお越しくださいね!
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執筆者:津森あかね
(New Mammyアンバサダー★★)
親子バトルばかりの毎日を卒業するヒントがあります!
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