朝の支度が遅い発達障害の子どもに怒り爆発させないママになる!準備が遅い子どもにイライラしないマル秘大作戦!

準備が遅い全然動いてくれない子どもに朝からイライラしているお母さんはいませんか?朝の支度が遅い発達障害の子どもへの怒りをスーッと逃がしてイライラを爆発させないで朝の支度をサポートする対応をお伝えしますね!
 
 

準備が遅い発達障害の子どもにイライラするお母さんはいませんか?

 
 
朝起きてもぼーっとテレビ見て全然動かないし、先に着替えちゃえばいいのに何やってんだか…
 
 
「ほら、時計みて!遅れちゃうよ!早く!」
 
「ねえ、早くごはん食べちゃってよ!!」
 
 
こんな声かけを子どもにしていると、
 
「わかってる!うるさい!」なんて子どもが怒って口ごたえ
 
 
お母さんも
 
「なにその言葉使いは!いいから早くやりなさい!」
 
なんて怒鳴って応戦
 
 
ギャーギャーキーキー子どもも大爆発して、なんとか学校に行く。
 
 
 
 
送り出した後のお母さんは
「もう毎日毎日、なんなのコレ。」
 
 
朝からエネルギーを使ってほとほと疲れて全身脱力。必死に走って駅に向かい、電車に乗る。
 
 
お恥ずかしいですが、これは発達科学コミュニケーションを始める前の私の姿です。
 
 
「いってらっしゃい!」と、笑顔で手を振るお母さんになりたかったんですが、現実は…
 
 
「早く」「急いで」しか言っていなかったように思います。
 
 
うちの子、どうしてあんなにも支度が遅いの?とイライラしているお母さんはいませんか?
 
 
発達障害の子どもの準備が遅いのは脳の特性による苦手があるから、というのはご存じでしょうか?
 
 
子どもの特性に合った対応で、行動がスムーズにいく場合もあります。
 
 
しかし、今回私がお伝えしたいのは、そもそもお母さんが準備が遅い子どもにイライラしてしまうのは、子どもの特性とは関係ない別のところに原因があるのでは?と感じているからです。
 
 
お母さんが朝の支度が遅い子どもにイライラする原因を冷静になって振り返ると、対応へのヒントがみえてくるかもしれません。

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朝の支度が遅い発達障害の子どもにイライラする根本原因とは?

 
 
子どもにイライラする原因は子どもにあるのではないと感じています。それは私自身を振り返って、自分に原因があるかもと思ったからです。
 
 
私の経験から、朝の支度が遅い発達障害の子どもにイライラする原因について考えてみました。
 
 

お母さんに自分のペースがある

 
 
お母さん自身がこだわっている自分のやり方やペースがあるんですよね。自分のやり方やペースを子どもに押し付けていませんか?
 
 
子どもが動かないと思っているのは、実は
 
 
お母さんが思ったようなスピード感でさっさと動かない
 
 
だけかもしれません。
 
 
よく見ていると素早くさっさとは動かないけれど、じわじわマイペースで動いていたりします。
 
 
もしかして、じっと声かけせずに待ってみると、出かける時間に勝手に学校に行けているかもしれません。
 
 
・朝はまずごはんを先に食べさせた方がお母さんが片付けが楽だから、とにかく朝はごはんを食べるのが先!
 
・テレビを見るよりまずやるべきことが先でしょ!
 
 
と、お母さんが順番ややり方にこだわりがある。
 
 
ですが、子どもにとってこの対応はどうでしょうか?
 
 
確かに、お母さんのやり方で問題なくできる子はそれでいいかもしれません。
 
 
だけど、朝は食欲がない子もいるし、目覚めが悪くエンジンがかかりにくい子もいるのです。
 
 
頭がちゃんと起きていないから、ぼーっとしてテレビをながめている、とか、食欲がないからすぐには食べられないとか。
 
 
やるべきことをやってから!なんて思っているのはお母さんのやり方ですよね?
 
 
別にどんな順番で、いつ、なにからやってもいいのかもしれません。
 
 
また、子どもは大人のように素早く行動ができません
 
 
ましてや脳の発達に凸凹がある発達障害の子どもならなおさらです。
 
 
だけど、ついつい小学生になったんだからそのくらいやれて当然!なんて期待値が高くなっていませんか?
 
 
 
 

そもそも子どもが早くしたいと思っていない

 
 
朝は特に時間の余裕がないですよね。
 
 
何時までに家を出なくてはならない、ということがあるから準備が遅い子どもにイライラしてしまい、「早く」「急いで!」と言ってしまう。
 
 
そもそも、なんでこの時間まで行かなくてはいけないのでしょうか?
 
 
・集団登校の友達が待っているから迷惑をかけられない
 
・子どもが始業時間に遅れる
 
・お母さんが会社に遅れる
 
 
これ見て気が付きませんか?そもそも子どもは時間に遅れることに困っていない!この一言に尽きます。
 
 
これ全部、お母さんがやってほしいことです。迷惑かけたくないのも、遅れたくないのもお母さんだけ
 
 
困っていないんだから子どもにとっては早く行動する理由がないですよね。
 
 
それなのに「早く!」と急かされ怒られる。子どもにとっては意味不明です。
 
 
さて、そう考えると朝の準備が遅い子どもを動かすって、かなり大変なことだと思いませんか?
 
 
大変なんだからお母さんも朝の支度が遅い発達障害の子どもにイライラして当然です。ここは、切り替えて頭を冷やして作戦を立てましょう!
 
 

お母さんのイライラを爆発させない朝の支度マル秘作戦!

 
 
学校の始業時間に遅れさせたくはない。自分も会社に遅刻できない。
 
 
だからと言って、怒鳴ってやらせるのは違う。
 
 
誰でも朝からイライラせず、さわやかに行きたいものですよね。
 
 
そこで、題して「お母さんのイライラを爆発させない朝の支度マル秘作戦」をご紹介しますね!
 
 

早く朝の支度をしたくなる仕掛け「ご褒美セット」

 
 
子どもに早く朝の支度ができた時のメリットとして、「ご褒美」を提示すると行動が早くなります。
 
 
私には小2の娘がいますが、うちの子の行動が遅い原因は切り替えの悪さと理解しています。
 
 
毎朝どうしてもテレビを見たくて、いつまでもテレビにかじりついています。
 
 
朝の支度が遅くなる原因のテレビをつけない、ということも考えましたが、我が子の場合、テレビがあることで布団から出るモチベーションになっています。
 
 
ですから、テレビをゆるしながらも、どうしたら切り替えられるかを考えました。
 
 
そこで実行したのは「ご褒美セット作戦」です。
 
 
行動を起こす前に提示するご褒美行動が終わったときのご褒美
これらをセットで提示します。
 
 
ご褒美というと、お菓子やテレビ・ゲームを思い浮かべる方が多いと思いますが、なにも何かものをあげることだけがご褒美ではありません。
 
 
子どもにとってのご褒美は、お母さんに褒めてもらうこともあります。
 
 
また、お母さんに構ってもらうというのもあります。これらを単独で使ってもいいし、組み合わせてもいい。ご褒美はもっと自由でいいんです!
 
 
例えば、うちの娘はお母さんと遊ぶのが大好き。
 
 
「お母さんとお着替え競争して勝ったら、1等はチョコね!」というように誘います。
 
 
そして、切り替えられてお着換え競争で支度が進んだら、必ず
 
 
「テレビ、やめられたね!」
「支度が早くできたね!」
 
 
褒めます
 
 
このように、娘にとって楽しい「お着替え競争」という遊びを提示することで、行動を始める原動力になります。
 
 
さらに早く着替えられたら、ご褒美の「チョコ」もある!というわけで、着替えるスピードも上がります
 
 
当然ながら、手かげんして子どもを勝たせるにようにするのが鉄則です。
 
 
もので釣ってはいけないのでは?と考えるお母さんもいると思いますが、先に行動を起こさせてしまえば脳には行動する回路ができるので、そのうちすんなり行動できるようになるのです。
 
 
なにより上手に「ご褒美セット」を使うと、早く行動できるのでお母さんがイライラしないで済みます。
 
 
他のバリエーションとしては、テレビが付いているリビングから着替えが置いてある和室に移動させる切り替えのきっかけになるように、
 
 
「和室で押し相撲しよう!」と誘う、なんていうのもあります。
 
 
押し相撲で楽しく遊んだら、和室の時計を指さして、「時間だね。そろそろ着替えようか」というとすんなり着替えられることが多いです。
 
 
お子さんによって何が「褒め」になるかは違うと思います。お子さんに合った「ご褒美セット」を用意してあげてくださいね!
 
 

お母さんの爆発を止めろ!君がヒーロー大作戦!

 
 
もうこれ以上待てないし、限界!私も爆発寸前!みたいなときは自分のイライラを表現します。
 
 
「今、お母さんのイライラここまで来てる。ヤバい!そろそろ限界!」
 
 
といって手を水平にして口の下まで持ってきて、イライラバロメータがここまで来ていることを示します。
 
 
これは、口を超えると爆発!お母さんが壊れる(笑)という設定になっています。
 
 
すると、子どもも気が付くようで、「わー!わかったよ、やるよー」と用意を始めたりします。
 
 
その時はすかさず、「ありがと~!おかげでイライラも収まりました。お母さん壊れなくてすんだわ♪」といって、手をおへそのあたりまで下げて、にっこり笑います
 
 
こんな感じでまるで爆発を止めるゲームをやっているように、遊び感覚でイライラを伝えると、子どもも私もなんだかおかしくなって2人で笑ってしまうこともあります。
 
 
怒鳴ったりするやり方でなくても、お母さんがイライラを我慢していることを伝えることはできます。
 
 
お母さんがイライラを我慢していると伝わると、子どももやっぱりやらなくちゃと思うようですね。
 
 
これはお母さんにとっても自分のイライラを言葉や態度で表現して、自分自身のイライラを客観視するという効果があります。
 
 
イライラしている自分を客観視できると、怒りが爆発することはなくなりますよ。
 
 
ひとつ注意がありますが、この作戦はあくまで行動を切り替えるきっかけです。
 
 
本当にお母さんが壊れたらどうしようと子どもに不安感を持たせてもいけないし、お母さんに怒られるという脅しになってもいけません。
 
 
切り替えのために使うきっかけの遊びなので、あくまで漫画チックに面白くユーモアたっぷりにやれたらいいなと思っています。
 
 
 
 
これをしたら行動が早くなるという方法はお子さんによって違うし、定着度もそれぞれです。
 
 
毎日はできなくても1回でもうまく行ったらそれでいい、行動ができたのならそれでいい。
 
 
そんなふうに今日のできたを探して、お母さんがイライラしすぎず子どもとニコニコ楽しく関わっていれば、きっと自分でできる日はくると私は考えています。
 
 
お母さんも作戦を考えたり、いろいろなやり方を試してみて、子育ての思い通りに行かないところをゲーム感覚で楽しめる余裕をもってやっていけたらいいですね!
 
 
私もみなさんといっしょに日々チャレンジしていきます!
 

 

▼朝の支度が遅い発達障害の子どもに「早くして!」ばかり言ってイライラするママは読んでみてください

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