軽度知的障害や境界知能の子どもの将来の自立に必要なスキルとは

我が子が軽度知的障害や境界知能がわかった時、将来どうなるのか、自立できるのか、心配な親御さんが多いと思います。軽度知的障害や境界知能のお子さんが将来自立するために最も大事な獲得したいスキルと、スキルを身につけるためのポイントをお伝えしますね!
 
 

軽度知的障害や境界知能の子どもに勉強よりも将来に大事なこと

 
 

軽度知的障害や境界知能のお子さんが将来自立するためどんな力をつけて行ったらいいのか、わからない親御さんも多いのではないでしょうか。

 

私の娘は小学生になってから軽度知的障害があることがわかり、障害のある子をどうやって育てたらいいかなんてわかなくて、自分で情報をさがしながら学んできました。

 

現在小学6年生の娘は知的支援級に在籍しながら、毎日楽しく学校生活を送っています。

子どもに将来自立してほしい、というのは、親御さんに共通の願いですよね。

軽度知的障害や境界知能のお子さんは勉強が苦手なことが多いので、親御さんは苦手に注目してしまい、焦って勉強を頑張らせてしまうことがあるのですが自立には勉強よりもっと大事な事があるんです。

 

 
 
スバリ!それは「生活スキル」です。
 
 

日常の生活が送れる程度の社会適応能力があることが将来働く鍵なんです。

 

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勉強よりも社会適応能力の獲得が重要な理由

 
 

実は、発達障害の人はシゴトにつくことができても職場に適応できずに離職するケースがとても多いんです。

発達障害の人が離職する原因は仕事のスキルよりも、生活スキルに代表される社会適応能力の不足が問題になることが多いのです。

 

発達障害の子どもを幼い頃から通わせる療育で何をしているのかというと、この生活スキルに代表される「社会的適応能力」をつける教育をしているんです。

 

「社会的適応能力」というのは、学校に行ったり、仕事をしたりといった地域での役割を果たすための能力のことです。 そのために、療育では普段の生活場面や遊びの中から、ご飯を食べる動作や着替えの訓練、コミュニケーションを適切に取れるよう幼いうちから練習しているんです。

学校の勉強ができて資格を持っていても、卒業したとしても、生活スキルがなければ仕事もつづけられず自立ができません


自立のことを考えたら苦手をふまえて生活スキルとして衣食住や普段の生活を安定して送れるようにすることが必要なんです。

 
 

・季節に合わせた清潔で適切な服を選ぶ

 

・自力で遅刻しないで出勤できる

 

・食事を規則正しくとれる

 

・部屋を片付けたリ持ち物や金銭の管理

 
こういった生活スキルと、仕事をするためには、指示に従って動くことができる、わからないことを聞ける、最後まで仕事を終わらせられるといったコミュニケーションスキルをつけることが必要なんです。

 

だから、子どものうちからお母さんとの関わりで少しづつスキルを身につけられるといいですね!

 
 
 

生活するスキルはいつまでつけるか

 

多くのお子さんは中学を卒業する頃から一人で交通機関を使って通学するようになりますね。15才くらいには自分で電車通学したり行動範囲がひろがりますから、その頃には生活上困らないスキルを持っていたいものです。

スキルはすぐに身につくものではありません。

スキルを身に付けるには軽度知的障害や境界知能の子に少しづつ繰り返し教えながら練習していくことが必要です。

発達障害の特性で苦手がある子どもは、周りを見て自然に吸収することが難しく習得に時間がかかります。

人に聞くことが苦手であったり


不器用さで上手にできなかったり

何度教えても定着しなかったり


時間感覚も希薄だったり。

お子さんが小さいとまだまだ先、と思ってしまいがちですが、あっという間に大きくなってしまいます。だからスキルを身につけさせるのは遅すぎるということはありません。
 
 
次項でスキルを身につけさせようとする時のポイントをお伝えしますね!
 
 

 

発達障害の子どもが自立する生活スキルを身につけさせる時のポイント

 
 
軽度知的障害や境界知能、発達障害の子どもへ生活スキルを身につけさせるためのポイントをお伝えしますね!
 

 

 

身につける課題の選びかた

 
 

生活スキルを身につけさせる時に大事なのは、まだできないことを無理にやらせるのではなく、今すでにできることを繰り返し練習してもっと得意にしてあげること。

 
 

一つ得意になったら、次の得意が作れるように別の課題にチャレンジしていきます。

課題を選ぶ時には「ちょっとだけ」頑張れば出来そうなことを選んでください。

 
無理なことをやらせてしまうと、失敗して自信をなくしてしまうので、取り掛かれなくなります。

子どもができそうな課題設定はスモールステップ!が大事だと覚えておいてください。

 

最初から「小さなできた」を褒める

 
 

お母さんが「ママと一緒にやろう!」と声掛けして、お子さんがやってみようと動き出そうとした時にすかさず褒めましょう!

 
「やろうとしてるんだね!」と声をかけたり、
 
 
「いいね!」とジェスチャーでGOOD JOBサインを出したり
 
 
「お兄さんだね!」と成長を褒めます。
 
 
褒め言葉は子どもが嬉しそうならなんでもいいです。
 
 
 

途中もどんどん褒める!

 
 
全部できたら誉めようと思っても、子どもの未熟な脳はすぐ疲れるので、なかなか最後まで終えることができません。
 
 
だから、行動が止まりそうな時に「わお!もうここまでできたの!」
 
 
「もうちょっとだね!」と、あなたが頑張ってるの見てるよ!と伝わるように声をかけましょう。
 
 
これで最後まで終わる確率が上がります

 
 
最後までできたら「できたね!」と声かけてできたことを伝えてあげましょう
 
 

ママが無理しない

 
 
スキルを身につけさせるのに、特性がある子どもに教える方がイライラしてしまうと、それがお子さんに伝わってやりたがりませんし、自信がなくなり逆効果です。
 
 
そもそも特性で生活動作を身につけるのが難しいお子さんです。

そこを理解して、ママがイライラしたり大変ならまだ覚えなくていいまだ本人には難しい課題、と考えてもいいでしょう。

 
 
いさぎよく後回しにしてしまいましょう。 
 
 

重度の知的障害があっても社会適応ができる子は働いています

発達障害の子どもが生活できる力をつけるには、親がおうちで苦手をサポートしてスモールステップで段々と手を放していく。


小学生のうちから将来の自立した姿をイメージして自分で出来ることを一つづづふやしていけるといいですね!

 

 
 

 

 
 
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