発達障害の子どものクリスマスプレゼントをゲームにするならうまく付き合うために大事なこととは?

クリスマスプレゼントにゲームをねだられどうしようか、とお悩みのお母さん。確かに発達障害の子どもはゲームにはまりやすい傾向があります。しかし、ゲームは悪ばかりではなく、メリットもあるのです。ゲームとうまく付き合っていくうえで大事なことをお伝えします!
 
 

発達障害の子どものクリスマスプレゼントにゲームをねだられ悩んでいるお母さんはいませんか?

 
発達障害の子どものクリスマスプレゼントにゲームをねだられてどうしようか迷っているお母さんはいませんか?
 
 
コロナ禍かつ寒くなって子どももなかなか外に出られない日もあったり、おうちのなかで過ごすことも増えていますよね。
 
 
 
 ゲーム時間が増えてイライラするから、ゲームなんて与えない方がいいよ!なんてママ友聞いていたり、子どもへの影響を考えて悩んでしまうことってありますよね。
 
 
我が家も例外ではなく、ゲームを与える前はネガティブなイメージもあり、なかなか子どもにゲームを解禁することはできずにいました。
 
 
実際、現在はゲームを与えていますが、ゲームや動画を見ることが大好きな小学4年生の娘は暇さえあればゲーム、YouTube、録画した映画やアニメ、というように、端末を持ち替えながらゲームや動画を楽しんでいます。
 
 

 
 
以前は私も、
 
 
「ゲームばっかりして!」「またYouTube見て!」
 
 
と、いうようにゲーム機やタブレットを手放せない娘にイライラして、ゲーム機や端末に時間制限をかけたりしていました。
 
 
しかし、現在では特に時間制限をしなくてもいいと思えるようになり、自由に過ごす時間ならほぼ好きなようにさせています。
 
 
もちろん出かける必要があったり、食事の時間などには切り換えられるように声かけをしています。
 
 
今回はゲームや動画に対するネガティブな感情から、メリットを感じてポジティブな感情に変化した理由についてお伝えしますね!
 
 

発達障害の子どもがゲームが好きな理由

 
 
発達障害・注意欠如多動症(ADHD)や自閉症スペクトラム(ASD)の子どもがゲームが好きな理由をお伝えします。
 
 

◆ADHD傾向の子どもがはまるご褒美システム

 
 
ゲームは人の脳にご褒美をあげて皆に何度も楽しんでもらえるように工夫されています。
 
 
ADHD傾向の子どもはこのご褒美システムに反応しやすいのです。
 
 
どういうことかというと、すぐに目の前のご褒美につられやすいということです。
 
 
自分がやりたいことはまず先にやりたいのです。
 
 
つまり、先にやることやってからゲームをする、ということがとても苦手になります。
 
 
特にADHDの診断がなくても子どもは脳が未熟ですし、ADHDのような傾向がある子がたくさんいます。
 
 

◆ASD傾向の子どもが安心するルールが明確な遊び

 
 
発達障害の自閉症スペクトラム(ASD)の傾向がある子どもはイレギュラーなことや新しいことが苦手な傾向があります。
 
 
こだわりがあり好きなことを何度も繰り返したりすることがありますが、これもその方が本人にとって安心する遊び方だからです。
 
 
何度も同じ事を繰り返したり、ルールが明確だから自閉傾向のある子どもにとってゲームは安心できる楽しみやすい遊びなのです。
 
 

ゆるいルールでのゲームのメリット

 
 
娘は発達に遅れがあるゆったりIQで、自閉傾向とADHD傾向も併せ持つ子どもです。
 
 
我が家ではゲームや動画は、年齢にあった内容のものにすることには気を付けながらも、時間制限せずさせています。
 
 
娘はいま「あつまれどうぶつの森」にはまっていて、かわいらしいキャラクターやゲームのなかでのお友達との交流で娘の心が癒されていると感じます。
 
 

娘がゲームをすることで大きなメリットを感じたのでお伝えしますね!
 
 

◆ゲームから知識や興味が広がる

 
 
なんといってもゲームから多くの情報を得て知識や興味を広げていることです。
 
 
娘は活字を読むのは苦手であまり本は読みませんが、ゲームの中に出てくる活字ならば読んでいます。
 
 
わからない意味の言葉があると「これはどういう意味?」と私に聞いてきます。
 
 
ゲームを進めていくためには意味を知る必要があるからです。
 
 
また、ゲームの中に出てくる言葉もこれまで知らなかったものがたくさんありました。
 
 
ゲームの中で魚釣りをして釣り上げた魚の名前などは、これまであまり興味がなかったものですが、ゲームの中にでてくることで興味をもっていきました。
 
 
また、お金をローンで借りて自分の家を建てることもあります。
 
 
ローンを組むとたくさんものを集めて売ってお金にして返さないといけないことなども知識としてではなく、ゲームの中の体験として理解しました。
 
 
お金を借りて立派な家にするのはうれしいけど、返すためには働く必要があることを体感しています。
 
 
このように今まで知らなかったことをたくさん知ることになったのです。
 
 

◆ゲームだからこそできることがある

 
 
娘はおしゃれや洋服に興味があるので、洋服をデザインして自分のキャラクターに着せるのを楽しんでいます。
 
 
自分で何十着も洋服を作って保存していました。
 
 
こんなにたくさんの洋服をデザインできて自分のキャラクターに着替えさせられるのは、まさにゲーム技術の恩恵ですよね。
 
 
実際に何十着もの洋服を作ったり着せたりなんてさせてあげることはできないですし、こんな創造性豊かな遊びが広がるのはゲームの世界だからだなと思います。
 
 
「あつまれどうぶつの森」は大人にも子どもにも人気があるゲームで、とてもレベルが高い作品を作っているクリエイターもいます。
 
 
そんな情報をYouTubeから仕入れてきて自分も和服の着物を作ってみたいと言ってきました。
 
 
ローブというワンピースのような洋服の土台を生かして作るところまでは本人はYouTubeを見て情報を仕入れたようですが、そのあとどうしていいかわからず、私に聞いてきました。
 
 
帯や、襟元を着物の合わせのように色を変えたら着物みたいに見えるよ、とやって見せて教えたら、ワンピースのデザインを着物のように変えるやり方を覚えて何着も着物を作っていました。
 
 
こんな風に自分の興味からやってみたいことを追求できるのも、制限をつけないでゲームをさせていたからかなとも思いました。
 
 
1時間だけ、とか制限をつけていたらこんな深い楽しみ方はできないでしょう。
 
 
確かにゲームばかり、となると気になるかもしれませんが、自分の思うままに没頭して好きなことをやるってとてもいいことですよね。
 
 
また、時間制限なしでやる方がいつでもできる安心感からかゲームへの執着がなくなるように感じています。
 
 
さて、次項では時間制限なしでゲームをさせるために大事なことをお伝えしますね!
 
 

時間制限なしでゲームをさせるためにたった一つの大事なこと

 
 
それはズバリ、「親子関係が良好であること」です。
 
 

 
 
お母さんが子どもを信頼し、子どももお母さんを信頼していること。
 
 
これが大事です。
 
 
ゲームで健康を害したり、生活に支障が出るのが気になるところかと思いますが、親子関係を良くして、子どもの世界をゲームだけにしなければこれはクリアできます。
 
 
普段から楽しい会話をしたり、子どもを肯定していく良好なコミュニケーションをとっていることが必要です。
 
 
ゲームをしている子どもを否定しないで肯定することから信頼関係も生まれます。
 
 
ゲームの後、その内容について聞いてみるのもいいですね!お母さんが子どもにゲームの内容を興味をもって聞いてみて、話をさせるのもいいです。

お母さんが、自分の大好きなゲームに興味をもってくれたら、たくさん教えたいこともあるから自分からどんどん教えてくれるようになります。

 
 
アウトプットすることはインプットで終わらせるより記憶の定着をするのにとてもいいからです。

このことは思い出すの脳の機能を鍛えることになりますし

言葉にして相手に伝えることはたくさん脳を使うことになるからです。
 
 
話してアウトプットさせることが、ゲームをゲームだけでおわらせないことのコツかもしれません。
 
 
この良好な親子関係は、発コミュの基礎講座を受講して実践していくとしっかり作っていくことができます。
 
 
次項では、ゲームから興味を広げて娘の成功体験にできた経験をお伝えしますね!
 
 

ゲームからミシンに興味をもち成功体験ができた!

 
 
先日、突然「ミシンをやりたい!」と娘が言い出しました。
 
 

 
 
あつまれどうぶつの森で洋服屋さんがミシンで洋服を作っているのを見て興味を持ったようです。
 
 
家にある布を探してみると、保育園の時に手提げ袋を作ったかわいらしい柄の残り布を見つけ、これで何か作る!と目をキラキラさせていました。
 
 
そこで、その布で直線縫いだけでつくれる簡単なエコバックを作ることを一緒にやってみました。
 
 
もちろんサポートしながらですが、2日でエコバックを完成させることができました!
 
 
不器用な娘なので、途中で難しいと飽きて投げだすのではないかと思っていたのですが、しっかり最後まで作ることができました!
 
 
ゆったりIQっ子がこんなこともできるようになったか…と娘の成長に私も驚いてしまいました。
 
 
行動すると脳は育ちます。
 
 
もちろんゲームでも脳が育つ効果はありますが、実際にミシンを使ってバックを作るということは、いつもの慣れたゲーム以上にたくさん脳を使うことになります。
 
 
ミシンを使う手順を覚えたり、手と目の協調運動になり微妙な手の調整機能を使います。
 
 
ミシンを操作する脳の新しいネットワークを作ることになるのです。
 
 
なにより、「ミシンを使ってバックが作れた!」という成功体験になりました。
 
 
兄や父に自分で作ったバックを見せて褒められ、とても得意そうにしている娘の様子に、これをきっかけにまた何か一緒に作ってみようかな、と私も楽しみになりました。
 
 
いかがでしょうか?
 
 
ゲームや動画などにはネガティブな影響があり、発達障害の子どもにクリスマスプレゼントとして与えるのもお母さんとしては躊躇してしまうこともあるかもしれません。
 
 
 何事もそうですが、物事には捉え方によって様々な側面があります。
楽しいコミュニケーションのきっかけにもなれば、知識や興味を広げるきっかけにもなるのです。
 
 
これからの時代、ICTやAIなど新しい技術とともに成長する子どもたちです。
 
 
私たち大人も知らないことや新しい価値観にアレルギーを起こさないで受け入れていきながら、アップデートしていく必要があると感じます。
 
 
時代に合わせて生きながらも、いつの時代も子どもの育ちに大事なのは良好な親子関係です。
 
 
発コミュで親子関係を良くしたら、子育ての時間が楽しくなりますよ!
 
 
私の経験が皆さんの子育てのお役に立てたら幸いです。
 
 
 
 
 
 
 

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